11 / 29
11 王子さまとシンデレラ
しおりを挟む
舞踏会の広間を出た廊下にて。
「ねえ、ちょっと離して?良い子だから。」
(優しい人ですねー。)
妖怪・シンデレラに一方的にひっ憑かれているというのに、なんて紳士的なことわり文句なのでしょう。
シンデレラは嬉しくなって、べたーっと王子さまにくっつきました。
見上げると王子さまと目が合います。不思議と暗い水面のように心が静かです。
わかりにくくてアレですが。これは彼女が満足しており、きわめてご機嫌であるということなのです。
一方、王子さまはだいぶ困っておりました。
このままでは舞踏会の会場にもどれない、そんなことを気にしている訳ではありません。もとから適当にすごすつもりの会でしたから。
問題は、王子さまがシンデレラに強く出られないことなのですよ。
(私はロリのコンではない!断じてちがう。ロリのコンではない……!)
おや、だいぶ葛藤されておりますね。
ええと。王子さまは普段、どちらかというと、年上のしっかりしたお姉さんがお好きなのです。
それなのに。
先ほどから彼は、シンデレラを穴があくほど眺めておりましたが……。
これぞ世の無情。
シンデレラは、彼の好みでした。
実のところ、彼はちょっと、いやだいぶ、女性の好みがマニアックだったのです!
そもそも会場でシンデレラにダンスを申し込んだ辺りから、もう雲行きは怪しかったのでございます。
(いや、いくらなんでも年が合わないから。)
そうですかねー?まあ、六歳はアウトですけれども。数年たてば、もうロリのコンではなくなりますよー?
王子さまもそのへんを考え合わせておりまして……おや、なかなか結論が出ませんねえ。
その間にシンデレラはたっぷり王子さまを抱えこみました。
むぎゅっ。
(ああ、この大きい胸パット、じゃま。)
もぞもぞ。
(でもなーこれがないとなー。
ホネが直接当たったら王子さまも痛いよね。私、王子さまより胸囲がないし。)
ぎゅうぎゅう。
こうして、シンデレラは時間いっぱい、容赦なく王子さまにひっついたのでした。
「ねえ、ちょっと離して?良い子だから。」
(優しい人ですねー。)
妖怪・シンデレラに一方的にひっ憑かれているというのに、なんて紳士的なことわり文句なのでしょう。
シンデレラは嬉しくなって、べたーっと王子さまにくっつきました。
見上げると王子さまと目が合います。不思議と暗い水面のように心が静かです。
わかりにくくてアレですが。これは彼女が満足しており、きわめてご機嫌であるということなのです。
一方、王子さまはだいぶ困っておりました。
このままでは舞踏会の会場にもどれない、そんなことを気にしている訳ではありません。もとから適当にすごすつもりの会でしたから。
問題は、王子さまがシンデレラに強く出られないことなのですよ。
(私はロリのコンではない!断じてちがう。ロリのコンではない……!)
おや、だいぶ葛藤されておりますね。
ええと。王子さまは普段、どちらかというと、年上のしっかりしたお姉さんがお好きなのです。
それなのに。
先ほどから彼は、シンデレラを穴があくほど眺めておりましたが……。
これぞ世の無情。
シンデレラは、彼の好みでした。
実のところ、彼はちょっと、いやだいぶ、女性の好みがマニアックだったのです!
そもそも会場でシンデレラにダンスを申し込んだ辺りから、もう雲行きは怪しかったのでございます。
(いや、いくらなんでも年が合わないから。)
そうですかねー?まあ、六歳はアウトですけれども。数年たてば、もうロリのコンではなくなりますよー?
王子さまもそのへんを考え合わせておりまして……おや、なかなか結論が出ませんねえ。
その間にシンデレラはたっぷり王子さまを抱えこみました。
むぎゅっ。
(ああ、この大きい胸パット、じゃま。)
もぞもぞ。
(でもなーこれがないとなー。
ホネが直接当たったら王子さまも痛いよね。私、王子さまより胸囲がないし。)
ぎゅうぎゅう。
こうして、シンデレラは時間いっぱい、容赦なく王子さまにひっついたのでした。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる