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【 チーム★ハデス 】
しおりを挟むA君の主張(思いの丈)が続きます。
こんな女、絶対認めない!
この女のせいで随分とハデス様が今、苦しんでる。
聞けば、この女の母親の時も、何か裏切りがあったらしい。その娘にも大概、迷惑をかけている様。きっと因縁って奴だな。これ以上ハデス様にあんな辛そうな顔(表情)させるなよ。さっさと来たところに帰れ!
ハデス様が、散り散りに飛び散って遥か遠いところまで行ったこの女を、追いかけて捕まえたらしい。ハデス様がどれだけ力を使ったのか、わかってなくてヘラヘラとしてる所が許せない。あの無限の力を持つハデス様が、あのハデス様がだぞ、あの直後にさすがに疲れたんだろう?背中に疲弊感を漂わせていただろう?しょんぼりしてた!
あの追いかけっこは、冥界の抑える力の分配を調節するのに、どれだけ他にも関係各所に迷惑かかったと思ってるのか!皆んなバタバタしてた。知らないだろう?ほんと、わかってないよな?誰も知らせてないだろう?この女に。皆、甘すぎる!!
大変だったんだぞ。
まぁそれでも、うちらは
【 チーム★ハデス 】
だから最強なので、全く問題なかったけどな!
本来なら、強烈な力で封印していると言われる冥界の底の、闇のタルタロス。あぁ、多くの化け物の素かもな。悔しさと絶望感が生まれる俺たちもそうだ。
その闇のタルタロスは、冥界の底の底の遥か遠く、深い深い穴に追いやられている、監禁されている、、、はずだ。
そう、ハデス様が強大な力を持って、凄い睨みを効かせている。
しかし、ここ以外では全く知られていないが、実は風通しのいいようにある程度光と風も入るように扉を少し開けている。何故か?
その扉は、決して中の闇が逃げ出さない様にだけでなく、がんじがらめに閉じ込められ封印されている感じがないように、ある程度自由にできる空間があるようにと配慮されていた。完全に塞いでしまえば管理者としては楽なはずだ。ただ暴れるだろうから、冥界を揺るがす事もあるだろう。しかしハデス様の力はそれ以上なので、それを破られる様な事は決してないらしい。だからこそ、冥界を治めていると言う話だ。
じゃあ何故、少し扉を開けているのか?反対に中に居てる闇の者を出てくるなら出て来い!と挑発してるのか?とハデス様に尋ねると、全く逆の答えだった。
ハデス様が遠くを見つめて問いに答える。
『 あの中には……
罪なき者もいるし、罪を作り上げられた者も中には居てる。
そもそも、何の基準を持って罪だと言うのか?ただ戦いの敗者であるだけだろう。勝者が審判する敗者の有罪は、無意味だ。本当の無罪などどちらにもなく両方が有罪だ。
そして自ら、もう利用されるのは真平だと中に閉じこもった者もいてる。
その者達が出たいと言えば他の場所を提供するつもりだ。まぁ、まだ中には暴れ足りない者がいて、タルタロスから出すと、また戦争を始める様な者がいてる。それは、まだまだ決して出すわけにはいかないが。
ただ、先の大戦で役割を果たしたのにその後の平和な世界で疎まれてここに閉じこもった者には、居場所を提供する。それが、共に戦ってくれた友への感謝だろう?いつでも出てくれても構わないという意味で開けてるんだ。
心配は、またあの者達を利用しようとする者がいてる。それらの者から守る為にも扉は必要だな。いざとなったら扉を閉めて護らないとな。』
その答えを、聞いた時には、俺は泣いた。
このとんでもなく世界一、誤解されてる男いや、地獄の神に同情した。
お前もう少し誤解を解くために喋ったらどうだ?話せるのを内緒にしている俺にだけ話したってどうしようもないだろ?って心の中で、説教したよ。(お前って言ったら超失礼だけどな)
でも、だんだんとわかってきたことは、ハデス様がわざわざ話さなくても、この冥界にハデス様の事をわかる神々が徐々に集まっているって事だった。
わかってここに来た神から、ハデス様に実は救ってもらったと、恩を感じて慕って来た奴も居てる。そんな救われた奴はどんなに酷い噂を聞こうとも自分がしてもらった事に照らし合わせて、ハデス様を見てるから誤解は誤解だと知っていった様だった。噂は噂でしか無いって確信してるみたいだ。
だから、ここは居心地が良いんだ。
俺たちみたいな化け物って言われる者をハデス様は受け入れてくれる。だから化け物が集まるんだ。また誤解されるのに。
そんな、ハデス様見てると、
でっかい器なんだなぁって思う。
そう思うとやっぱりなんか泣けてくる。
そうすると、弟二人が、「にいちゃんって強がってるけど、一番泣き虫だよね」って揶揄うんだ。何を!って思うけど涙目だから反論しようが無い。
ペルセフォーネの反撃(思いのたけを
B C君に告げる)
いや~~。あんた達のお兄ちゃんさ、なんか睨んだ後に考え込んだと思ったら、今度はなんと泣き出したよ。
え?なんでなんで?また怒らせちゃった?と思ったら、顰めっ面(しかめっつら)。
それでもハンサム犬顔のお兄ちゃんが、なんか遠くを見つめて泣き出した。そっとしておこう。
その間にご褒美、癒しを貰ってた。ギーゴスとマルゴスが、頭を擦り寄せてきた。なでなでさせてくれるみたい、嬉しい。ご褒美だ。って堪能していた。
大体ね、こんな可愛い子たちに怪物だなんて言う奴はブッ飛ばす!何目線なんだ!一部の神の都合のいい様にだけ、生まれて生きている者を怪物扱いか?悪者扱いか?全て強者絶対であり、大人数に従わせて自分達だけに正義があると疑いもしない。勝手よね!
B C君(お姉ちゃんとハデス様の匂いって)
「ね?おんなじだよね?」「うん、ほんとだね、へへへ」って二頭で、頭擦り寄せて笑ってる。
ずるいゾ~お姉ちゃんも仲間に入れてほしいわ。
そんな風に、癒されていたら後ろから声をかけられた。
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