冥界の愛

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質疑応答 証人喚問か?

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ミノス 「敬愛する我が主様、俺はあなたに救われて本当に感謝してます。あなたがしてくれた事が、この先も俺の生きている、俺の存在してもいいんだと言う御守りです。偉そうな事言う時もありますが、それだけは本当です。
 だから、確かめさせてください。」

ハデス 「何を聞いてくれてもかまわない。返答できる事はしよう。
 けれど、私は、しなければいけない事をしているだけだ。何もミノスが私に対して感謝など思わなくていい。」

ミノス 「例え、どんな答えでも我が主がしてくれた事に、この先も感謝し続けます。俺が勝手に思ってるだけです。」

ミノス 「どうして、デーメテールの丘にカメラを置いてるんですか? 何を見ていたんですか?他にもモニターがいくつかあるでしょう?あれの基準を教えてくれますか?」

ハデス 「地上にもいくつかカメラ?を置いている。それは天界、地上界、海洋界、冥界、それぞれ各自の界域における役割の監視の為だ。」

ミノス 「監視ですか? では、それぞれの神がお互いにカメラを置くことは了承済みなんですか?」

ハデス 「了承と言うのは明確ではないが、当然知っているだろうという事だ。あえて、取り除いたり壊したりはしていない。この冥界のカメラやスパイでもな。」

ミノス 「スパイって?? このチームに?」

ハデス 「いや、さすがに冥府宮の奥までは入っては来れない様にしている。」

ミノス 「あぁ~ 時おり、妙ーな死者が紛れ込んでいたりします。
 けれど、また転生したら記憶は失うでしょう? それにそんな心持ちのまま転生するのは無理だ。浄化の炎を潜り光を浴びて、魂の本来の状態にしないと 輪廻の中には巡ってはいけない筈だ。
 もちろん、癖みたいに地上に降り立ったら、また同じ様な失敗や、後悔、復讐心を紡ぎ出してしまい、俺の前で涙を流す死者もいますけど。ですが、そんな者でも生まれ変わる時には、全て忘れいるし精算済みなので、また生まれ出たからと言ってスパイなんて出来るはずがない!」

ハデス 「自覚なんて意識が無くても、全ての記憶が無くなる事はない。」「知ってるだろう?」

ミノス 「では、魂の記憶を探るんですか? そんな危険な! 個に戻れなくなる可能性だってあるのに。そんな勝手な事をしてもいいんですか?人の世のこの今世だけの話じゃなく、未来永劫の罪なんて何処にもない!」

ハデス 「    」

ミノス 「いや、すみませんでした。話を進めてください。」「それでカメラは、各界に存在していて、たまたま地上界のカメラがデーメテールの丘なんですかね?ちっとも重要性がわからないですが。」

ハデス 「もちろん、重要性の高い所にもいくつか界渡り花を置いている。」
 「だが、あの場所は昔、私が、その少し居てた所なんだ。」

ミノス 「なんでそんなに歯切れ悪いんですか?はっきり言ってくれないと謎も解けないし、俺の疑惑も解決しないじゃないですか!」

ハデス 「私とデーメテールは、幼い頃に一緒に暮らしていた。デーメテールが何かあって泣く時は決まってあの場所なんだ。
 デーメテールは幼い頃から地母神として継承されており、感情により大地に変化が起きてしまう。だからどこでも泣けるわけじゃない。だから私が結界を作る為に磁場を変えた。」

ミノス 「デーメテール様??」

ハデス「それから、、、私だけがここに来て。
 あれから、デーメテールの身にも色々な事があった。深く傷ついただろう。デーメテールが心配だったんだ。それでも、ちゃんとあの場所に来て、泣いて、泉で、涙を流して家に帰っていたら、まだ大丈夫だろうとあそこに花を置いたんだ。
 もう忘れたかもしれないが、以前に、デーメテールと界渡りの花で話した事もあった。」

ミノス 「ペルセフォネ様ではなく、デーメテール様の為にカメラを置いて見守っていたと?」

ハデス 「豊穣神、大地女神、地母神、覇者の妃神、全ての産みの神、始まりの原始神。しかし本当に幸せ安寧には決してなれない女神の名を継承したのがデーメテールだったのだ。あまりに傷ついて憔悴してたから、こちらに渡って来るか?と聞いたことがあったんだ。
 それでも、デーメテールは地上で、自分の役割を果たしていくと彼女の『決意』をあの花を通して聞いたよ。お互いにその時に道は別れたんだ。」

ミノス 「デーメテール様との間に何があっても驚きはしませんが」
「でも、もう一度確認しますが、幼子のペルセフォネをニヤニヤしながら見るためにカメラを置いて盗撮では無いんですね?ストーカー規制法でもない?デーメテール様もそこにカメラ有るの知ってる?盗撮では無い?監視カメラでいい?」

ハデス 「何の確認なのかよくわからない。ミノスはどこを気にしているのか?」

ミノス 「前にも尋ねましたよね?観てるのはどっちなんだと」

ハデス 「昔はデーメテールが泣いている姿が多かったが、コレーが産まれてしばらくしてからは笑う姿が多くなった。
 しかし、コレーと二人で暮らしていく中で危険性が多く、ゼウスと連絡する事も何度か。」


ミノス 「は? え? そんな事、ここでサラッと暴露してもいいんですか?」






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