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第二章 新学期
第四十四話 士官学校、入学式(三)
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教室に戻ったアレクは、窓際に行くと窓から外の景色を眺める。
雲一つ無い快晴の空が広がり、遠くに見える長閑な田園風景が落ち込んでいるアレクを慰める。
アレクがしばらく景色を眺めていると、士官学校の周辺の陽が陰り、暗くなった。
気になったアレクは、窓から身を乗り出し顔を出して士官学校の直上を見る。
(陽が陰った・・・? 快晴で雲も無いのに??)
士官学校の直上を見上げるアレクの目に、士官学校の上空を飛ぶ巨大な飛行戦艦の姿が映る。
陽が陰って暗くなったのは、士官学校が飛行戦艦が落とす日陰に入ったためであった。
アレクは、士官学校上空に飛来した飛行戦艦の、純白で巨大な船体に見覚えがあった。
(あれは、ニーベルンゲン。・・・兄上が着いたのか)
アレクの兄である皇太子ジークフリートを乗せたバレンシュテット帝国軍総旗艦ニーベルンゲンが士官学校に到着する。
--午後。
皇太子であるジークの到着に合わせて、士官学校の体育館で入学式が執り行われる。
帝国軍や帝国政府の偉い人達の長い話が続く。
やがて、皇帝ラインハルトの代理として皇太子のジークが学生達に向けて訓示する。
ジークは、皇帝である父ラインハルトの代理として、今次の世界大戦の状況や中立宣言の意義、帝国の国際的な立ち位置などを話し、学生達に向けて、帝国軍人、帝国騎士の在り方について説く。
入学式が終わり、上級生であるアレク達は自分達の教室へ戻るが、新入生達は引き続き職業選定とペア決めがあるため、体育館に留まる。
今年のミネルバ達の『ペア決め』は、従来のものと様変わりする。
男子生徒が女子生徒にペアを申し込む時には、騎士典礼よる作法を取るようになっていた。
士官学校側で決めたペア申し込みの作法や規則は無いものの、新入生達はこぞって「アレクにあやかろう」と、アレクがルイーゼにペアを申し込んだ時の騎士典礼の作法を真似し始めたためであった。
生徒同士による、まるで『プロポーズ』のようなペア申し込みに、体育館にはペア申し込みが成功した時の学生達の歓声や、ペア申し込みが失敗した時の笑い声などが、あちこちに響いていた。
士官学校側も、学生達が騎士典礼を学んで身に付ける良い機会だとして、学生達による騎士典礼の作法に基づいたペア申し込みを追認していた。
当のアレクは、父ラインハルトが母ナナイにペアを申し込んだ時の様子を聞いていて、両親の真似をしたのだが、自分のペア申し込みの作法が新入生達に真似されているとは、知る由も無かった。
入学式を終えたジークは三人の妃を伴い、士官学校内を散策する。
廊下を歩きながら、ジークの傍らのアストリッドがジークに語り掛ける。
「懐かしいですね」
「そうだな」
ジークと一緒に士官学校に居たアストリッドは、久しぶりに訪れる母校の様子を感慨深げに眺める。
フェリシアとカリンは共に修道院育ちであり、学校に行った事が無いため、珍しそうにあちこちを見回していた。
フェリシアがジークに尋ねる。
「ここでは、男性と女性が一緒に学んでいるのですか?」
「そうだ」
カリンが遠慮がちにジークに尋ねる。
「その・・・この学校では、年頃の男性と女性が、同じ部屋で寝食を共にするのですか?]
「寮だと、そうなるな」
士官学校が『男女共学』という事を知り二人とも驚いていたが、『寮は、男女で相部屋になる事もある』と知り、更に驚いていた。
ジークが三人の妃達と廊下を歩いていると、廊下の中央でジークに対して最敬礼をしたまま、四人が来るのを待っている者が居た。
オカッパ頭、瓶底眼鏡、出っ歯で小柄のネズミのような、神経質そうな小男。
キャスパー・ヨーイチ三世であった。
ジークにキャスパーが告げる。
「ご無沙汰しております、皇太子殿下! 我こそは誇り高き帝国貴族! ヨーイチ男爵家の跡取りであるキャスパー・ヨーイチ三世! 殿下がおいでになる事を聞き、馳せ参じました! つきましては、この私が御案内申し上げます!!」
仰々しく現れたキャスパーに、苦々しくジークが告げる。
「・・・好きにしろ」
「ははっ!!」
キャスパーは、大喜びでジーク達を先導し始め、フェリシアやカリンに士官学校の施設などについて大声で説明し始める。
ジークはしゃしゃり出てきたキャスパーを苦々しく思っていたが、妃達に自分で説明しなくてもよくなったため、キャスパーの好きにさせていた。
一方のキャスパーは、得意の絶頂であった。
すれ違う学生達は、誰もが廊下の端に身を寄せ、最敬礼を取る。
学生達は、皇太子であるジークに対して最敬礼を取っていたのだが、先導するキャスパーは、自分が偉くなったような気分になっていた。
ジーク達は、アレク達の教室の前に通り掛る。
ジークは教室の中を覗きこむと、奥の窓際にアレクの姿を見つけ、無言で教室の中に入っていく。
無言で教室の中に入っていくジークにキャスパーは驚いて声を掛ける。
「殿下!? どこへ??」
教室に突然現れた皇太子に、アレク達の教室は騒然となる。
「殿下!?」
「殿下だ!」
「皇太子殿下だ!!」
窓から外の景色を眺めていたアレクは、最初、ジークが教室に入ってきた事に気付かなかったが、教室の中が騒がしくなったため、後ろを振り返り、ジークが教室に来たことに気付く。
ジークは、窓際のアレクの傍まで歩いて行く。
アレクは、無言でジークに最敬礼を取る。
ジークは、アレクの傍まで来ると、無言で最敬礼を取るアレクに、微笑みながら穏やかに声を掛ける。
「大尉。ホラントでの活躍は、聞き及んでいる。御苦労だった。しばらく帝国本土でゆっくり休むと良い」
「ありがとうございます」
ジークは、アレクに声を掛けると、妃達の待つ廊下に戻って行った。
ジークが教室から去ると、アレクの元に級友たちが集まって来て、次々に口を開く。
「スゲェな、アレク! やっぱり上級騎士ともなると、皇太子殿下から声が掛かるようになるのか!?」
周囲からの羨望の声と視線に、「自分は帝国第二皇子で、皇太子とは兄弟です」と言えないアレクは、苦笑いしながら答える。
「いや、それほどでも・・・」
ジーク達が廊下を歩いていると、職業選定とペア決めを終えたミネルバ達、新入生が体育館から校舎に戻って来る。
「皇太子殿下!?」
「殿下だ!」
新入生達は、それぞれ廊下の端に身を寄せると、ジークに向けて最敬礼を取る。
ミネルバとランスロットも他の新入生達に倣い、廊下の端に身を寄せて最敬礼を取る。
ジークは新入生達の中にミネルバを見つけると、ミネルバの前で立ち止まり、口を開く。
「この者と話がしたい。他の者は、外してくれ」
アストリッドがジークに答える。
「先に貴賓室に戻っています」
「そうしてくれ」
ミネルバの周囲から潮が引くように新入生達が去っていく。
一人残ったランスロットがミネルバを気遣う。
「一人で、大丈夫?」
ミネルバは笑顔で答える。
「大丈夫。心配しないで。先に教室に戻っていて」
ミネルバの答えを聞いたランスロットが教室へと戻っていく。
廊下にジークと二人きりであることを確認したミネルバは、最敬礼を止めて立ち上がると、腰の後ろで軽く手を組んでジークと向き合う。
ジークが口を開く。
「久しぶりだな。ミネルバ」
敬愛する長兄ジークに声を掛けられ、ミネルバは長身のジークを見上げるように上目遣いで照れながら答える。
「ジーク兄様」
雲一つ無い快晴の空が広がり、遠くに見える長閑な田園風景が落ち込んでいるアレクを慰める。
アレクがしばらく景色を眺めていると、士官学校の周辺の陽が陰り、暗くなった。
気になったアレクは、窓から身を乗り出し顔を出して士官学校の直上を見る。
(陽が陰った・・・? 快晴で雲も無いのに??)
士官学校の直上を見上げるアレクの目に、士官学校の上空を飛ぶ巨大な飛行戦艦の姿が映る。
陽が陰って暗くなったのは、士官学校が飛行戦艦が落とす日陰に入ったためであった。
アレクは、士官学校上空に飛来した飛行戦艦の、純白で巨大な船体に見覚えがあった。
(あれは、ニーベルンゲン。・・・兄上が着いたのか)
アレクの兄である皇太子ジークフリートを乗せたバレンシュテット帝国軍総旗艦ニーベルンゲンが士官学校に到着する。
--午後。
皇太子であるジークの到着に合わせて、士官学校の体育館で入学式が執り行われる。
帝国軍や帝国政府の偉い人達の長い話が続く。
やがて、皇帝ラインハルトの代理として皇太子のジークが学生達に向けて訓示する。
ジークは、皇帝である父ラインハルトの代理として、今次の世界大戦の状況や中立宣言の意義、帝国の国際的な立ち位置などを話し、学生達に向けて、帝国軍人、帝国騎士の在り方について説く。
入学式が終わり、上級生であるアレク達は自分達の教室へ戻るが、新入生達は引き続き職業選定とペア決めがあるため、体育館に留まる。
今年のミネルバ達の『ペア決め』は、従来のものと様変わりする。
男子生徒が女子生徒にペアを申し込む時には、騎士典礼よる作法を取るようになっていた。
士官学校側で決めたペア申し込みの作法や規則は無いものの、新入生達はこぞって「アレクにあやかろう」と、アレクがルイーゼにペアを申し込んだ時の騎士典礼の作法を真似し始めたためであった。
生徒同士による、まるで『プロポーズ』のようなペア申し込みに、体育館にはペア申し込みが成功した時の学生達の歓声や、ペア申し込みが失敗した時の笑い声などが、あちこちに響いていた。
士官学校側も、学生達が騎士典礼を学んで身に付ける良い機会だとして、学生達による騎士典礼の作法に基づいたペア申し込みを追認していた。
当のアレクは、父ラインハルトが母ナナイにペアを申し込んだ時の様子を聞いていて、両親の真似をしたのだが、自分のペア申し込みの作法が新入生達に真似されているとは、知る由も無かった。
入学式を終えたジークは三人の妃を伴い、士官学校内を散策する。
廊下を歩きながら、ジークの傍らのアストリッドがジークに語り掛ける。
「懐かしいですね」
「そうだな」
ジークと一緒に士官学校に居たアストリッドは、久しぶりに訪れる母校の様子を感慨深げに眺める。
フェリシアとカリンは共に修道院育ちであり、学校に行った事が無いため、珍しそうにあちこちを見回していた。
フェリシアがジークに尋ねる。
「ここでは、男性と女性が一緒に学んでいるのですか?」
「そうだ」
カリンが遠慮がちにジークに尋ねる。
「その・・・この学校では、年頃の男性と女性が、同じ部屋で寝食を共にするのですか?]
「寮だと、そうなるな」
士官学校が『男女共学』という事を知り二人とも驚いていたが、『寮は、男女で相部屋になる事もある』と知り、更に驚いていた。
ジークが三人の妃達と廊下を歩いていると、廊下の中央でジークに対して最敬礼をしたまま、四人が来るのを待っている者が居た。
オカッパ頭、瓶底眼鏡、出っ歯で小柄のネズミのような、神経質そうな小男。
キャスパー・ヨーイチ三世であった。
ジークにキャスパーが告げる。
「ご無沙汰しております、皇太子殿下! 我こそは誇り高き帝国貴族! ヨーイチ男爵家の跡取りであるキャスパー・ヨーイチ三世! 殿下がおいでになる事を聞き、馳せ参じました! つきましては、この私が御案内申し上げます!!」
仰々しく現れたキャスパーに、苦々しくジークが告げる。
「・・・好きにしろ」
「ははっ!!」
キャスパーは、大喜びでジーク達を先導し始め、フェリシアやカリンに士官学校の施設などについて大声で説明し始める。
ジークはしゃしゃり出てきたキャスパーを苦々しく思っていたが、妃達に自分で説明しなくてもよくなったため、キャスパーの好きにさせていた。
一方のキャスパーは、得意の絶頂であった。
すれ違う学生達は、誰もが廊下の端に身を寄せ、最敬礼を取る。
学生達は、皇太子であるジークに対して最敬礼を取っていたのだが、先導するキャスパーは、自分が偉くなったような気分になっていた。
ジーク達は、アレク達の教室の前に通り掛る。
ジークは教室の中を覗きこむと、奥の窓際にアレクの姿を見つけ、無言で教室の中に入っていく。
無言で教室の中に入っていくジークにキャスパーは驚いて声を掛ける。
「殿下!? どこへ??」
教室に突然現れた皇太子に、アレク達の教室は騒然となる。
「殿下!?」
「殿下だ!」
「皇太子殿下だ!!」
窓から外の景色を眺めていたアレクは、最初、ジークが教室に入ってきた事に気付かなかったが、教室の中が騒がしくなったため、後ろを振り返り、ジークが教室に来たことに気付く。
ジークは、窓際のアレクの傍まで歩いて行く。
アレクは、無言でジークに最敬礼を取る。
ジークは、アレクの傍まで来ると、無言で最敬礼を取るアレクに、微笑みながら穏やかに声を掛ける。
「大尉。ホラントでの活躍は、聞き及んでいる。御苦労だった。しばらく帝国本土でゆっくり休むと良い」
「ありがとうございます」
ジークは、アレクに声を掛けると、妃達の待つ廊下に戻って行った。
ジークが教室から去ると、アレクの元に級友たちが集まって来て、次々に口を開く。
「スゲェな、アレク! やっぱり上級騎士ともなると、皇太子殿下から声が掛かるようになるのか!?」
周囲からの羨望の声と視線に、「自分は帝国第二皇子で、皇太子とは兄弟です」と言えないアレクは、苦笑いしながら答える。
「いや、それほどでも・・・」
ジーク達が廊下を歩いていると、職業選定とペア決めを終えたミネルバ達、新入生が体育館から校舎に戻って来る。
「皇太子殿下!?」
「殿下だ!」
新入生達は、それぞれ廊下の端に身を寄せると、ジークに向けて最敬礼を取る。
ミネルバとランスロットも他の新入生達に倣い、廊下の端に身を寄せて最敬礼を取る。
ジークは新入生達の中にミネルバを見つけると、ミネルバの前で立ち止まり、口を開く。
「この者と話がしたい。他の者は、外してくれ」
アストリッドがジークに答える。
「先に貴賓室に戻っています」
「そうしてくれ」
ミネルバの周囲から潮が引くように新入生達が去っていく。
一人残ったランスロットがミネルバを気遣う。
「一人で、大丈夫?」
ミネルバは笑顔で答える。
「大丈夫。心配しないで。先に教室に戻っていて」
ミネルバの答えを聞いたランスロットが教室へと戻っていく。
廊下にジークと二人きりであることを確認したミネルバは、最敬礼を止めて立ち上がると、腰の後ろで軽く手を組んでジークと向き合う。
ジークが口を開く。
「久しぶりだな。ミネルバ」
敬愛する長兄ジークに声を掛けられ、ミネルバは長身のジークを見上げるように上目遣いで照れながら答える。
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