62 / 149
第三章 空中都市
第五十八話 強行上陸
しおりを挟む
--空中都市イル・ラヴァーリ 自治庁
ヴェネト共和国軍飛行艦隊『東方不敗』の女騎士アーベントロートとルパの二人は、連絡将校としてイル・ラヴァーリに派遣され、アノーテから自治庁の一室を駐在室に割り当てられ、そこに駐在していた。
特にやる事も無い二人が、駐在室で向かい合ってソファーに座り、のんびりとカードに興じていると、にわかに自治庁内が騒がしくなる。
駐在室の外の様子が気になったアーベントロートがドアを開けて外の様子を伺うと、ヴェネト共和国軍の士官などが自治庁内を駆け回り、騒然とした雰囲気となっていた。
アーベントロートが廊下を走っているヴェネト共和国軍士官を呼び止める。
「どうした? 騒がしいな? 何事だ!?」
血相を変えた士官が答える。
「バレンシュテット帝国軍が現れました! 空中港が攻撃を受け、現在、守備部隊が防戦中です!!」
士官の答えを聞いた二人が驚く。
「「何だと!?」」
二人の女騎士が自治庁の廊下の窓から空中港の方角を見ると、攻撃を受けた砲台群が次々と爆発し、煙を上らせながら炎上していた。
アーベントロートが口を開く。
「砲台がやられただと!?」
ルパも口を開く。
「何だって? 砲台が!? それじゃ、次は帝国軍が上陸して来るだろう!?」
ルパの言葉にアーベントロートが答える。
「ルパ、空中港へ行こう!」
「ああ!」
二人の女騎士は互いに頷くと、自治庁から空中港を目指して小走りで駆けていく。
--バレンシュテット帝国軍 教導大隊
アレク達、教導大隊の第一陣は、空中港に突入するべく加速していく。
空中港を守備するヴェネト共和国軍の砲台から、アレク達に向けて散発的に対空砲火が放たれる。
ヴェネト共和国軍が放つ対空砲火を見たアルが軽口を叩く。
「そんな砲丸が、飛空艇に当たるかよ」
鋳鉄の砲丸を撃ち出すヴェネト共和国軍の旧式の大砲では、高速で飛行するバレンシュテット帝国軍の飛空艇を撃墜する事は困難であった。
アレク達はヴェネト共和国軍による対空砲火を潜り抜けると、それぞれ小隊毎に別れて空中港の各埠頭に強行着陸する。
飛空艇を埠頭に強行着陸させたアレク達は、飛空艇から飛び降りる。
アレクが口を開く。
「ユニコーン小隊、集合! 敵が来るぞ!!」
アレクとルイーゼの二人のところへ、ユニコーン小隊の仲間達が小走りで集まる。
ルイーゼがユニコーン小隊の仲間達に声を掛ける。
「みんな、無事!?」
ナタリーが答える。
「大丈夫!!」
アレク達が着陸した埠頭に十人程のヴェネト共和国軍の守備隊が現れ、敵部隊を見たアルが軽口を叩く。
「敵さんが、おいでなさったぞ!!」
ヴェネト共和国軍の守備隊は隊列を組むと、アレク達に向けて弓矢を放つ。
アレクが指示を出す。
「小隊整列! 盾を構えろ!!」
小隊の前衛のメンバーであるアレク、アル、トゥルム、エルザが隊列を組んで盾を構える。
守備隊が放った弓矢は、アレク達が構えた盾に当たると、乾いた音を立てて弾かれていく。
飛来する矢を盾で防ぎながら、アレクは仲間達に指示を出す。
「ナディア! ドミトリー! 支援魔法だ!」
ナディアがアレク達に向けて手をかざし、召喚魔法を唱える。
「矢弾からの防御!!」
緑色の淡い光がユニコーン小隊を包む。
ナディアが続ける。
「風の妖精の加護よ。これで矢は当たらないわ!」
ドミトリーが強化魔法をアレク達に掛ける。
「筋力強化! 装甲強化!!」
アレクは、小隊が魔法による支援を受けたことを確認すると、再び口を開く。
「ナタリー! やれ!!」
アレクからの指示にナタリーは笑顔を見せる。
「了解! ちょっと火が付くくらいなら大丈夫よね!?」
アレクの指示を受けたナタリーは、埠頭の奥に隊列を組んで並び弓矢を放ってくる守備隊に向けて手をかざし、魔法を唱える。
「火炎爆裂!!」
ナタリーの掌の先に魔法陣が三つ現れると、魔法陣から現れた爆炎が守備隊に向かって一直線に進んで行き、守備隊を爆炎で包む。
「ぐぁああああ!!」
「ぎゃあああ!!」
ナタリーの魔法で火達磨になった守備隊の兵士達が、地面を転がり回る。
「退け! 退却だぁ!!」
守備隊の生き残りは、埠頭から逃げて行った。
アレク達が最初に現れたヴェネト共和国軍の守備隊を撃破して埠頭の一つを制圧すると、ちょうどジカイラとヒナがアレク達が制圧した埠頭に飛空艇を着陸させ、アレク達の元にやって来る。
ジカイラが尋ねる。
「お前達、無事か?」
「「はい!」」
「状況は?」
ジカイラからの問いにアレクが答える。
「埠頭の一つを制圧しました!」
ジカイラが笑顔で答える。
「上出来だ! 埠頭に帝国軍旗を掲げろ! 間もなく第二陣が上陸してくる!! オレとヒナが出迎えるから、お前達は他の小隊と合流して街の中心にある自治庁へ向かえ!!」
「「了解!!」」
アレクが小隊の仲間達に尋ねる。
「どこか、軍旗を掲げる良い場所は無いか?」
アレク達が制圧した埠頭を見回すと、飛行船に貨物を運搬する巨大なガントリークレーンが目に入る。
ルイーゼが口を開く。
「アレク! あそこなら目立つわ!!」
アレク達は、制圧した埠頭のガントリークレーンの麓に行く。
アルが巨大なガントリークレーンを見上げながら呟く。
「待て! 待て! 待て! ちょっと待て!! もしかして、コレの上に登って軍旗を掲げるのか?」
アルは、ゴズフレズでの見張り塔の一件以来、高い所が苦手であった。
ナタリーがため息交じりに答える。
「もぅ。アルったら! ・・・貸して!!」
ナタリーは、アレクから軍旗を受け取ると魔法を唱える。
「飛行!!」
一瞬、魔力の青白い光がナタリーを包むと、ナタリーの身体は空中に浮く、
ナタリーは巨大なガントリークレーンの頂上まで飛んで行くと、頂上の柱の先に紐で帝国軍旗を括りつけて、アレク達の元に戻って来る。
ナタリーは、自分で柱の先に紐で括りつけた帝国軍旗を見上げながらアレク達に告げる。
「大佐の指示通り、軍旗は掲げたわ! ・・・みんな、行きましょう!!」
アレク達が空中港の埠頭から荷捌地を抜けて臨港道路を進んでいると、それぞれ別の埠頭を制圧したグリフォン小隊、フェンリル小隊、セイレーン小隊と合流することが出来た。
アレク達は、臨港道路から街の大通りへ抜けて、街の中心にある自治庁を目指して進んで行く。
ヴェネト共和国軍飛行艦隊『東方不敗』の女騎士アーベントロートとルパの二人は、連絡将校としてイル・ラヴァーリに派遣され、アノーテから自治庁の一室を駐在室に割り当てられ、そこに駐在していた。
特にやる事も無い二人が、駐在室で向かい合ってソファーに座り、のんびりとカードに興じていると、にわかに自治庁内が騒がしくなる。
駐在室の外の様子が気になったアーベントロートがドアを開けて外の様子を伺うと、ヴェネト共和国軍の士官などが自治庁内を駆け回り、騒然とした雰囲気となっていた。
アーベントロートが廊下を走っているヴェネト共和国軍士官を呼び止める。
「どうした? 騒がしいな? 何事だ!?」
血相を変えた士官が答える。
「バレンシュテット帝国軍が現れました! 空中港が攻撃を受け、現在、守備部隊が防戦中です!!」
士官の答えを聞いた二人が驚く。
「「何だと!?」」
二人の女騎士が自治庁の廊下の窓から空中港の方角を見ると、攻撃を受けた砲台群が次々と爆発し、煙を上らせながら炎上していた。
アーベントロートが口を開く。
「砲台がやられただと!?」
ルパも口を開く。
「何だって? 砲台が!? それじゃ、次は帝国軍が上陸して来るだろう!?」
ルパの言葉にアーベントロートが答える。
「ルパ、空中港へ行こう!」
「ああ!」
二人の女騎士は互いに頷くと、自治庁から空中港を目指して小走りで駆けていく。
--バレンシュテット帝国軍 教導大隊
アレク達、教導大隊の第一陣は、空中港に突入するべく加速していく。
空中港を守備するヴェネト共和国軍の砲台から、アレク達に向けて散発的に対空砲火が放たれる。
ヴェネト共和国軍が放つ対空砲火を見たアルが軽口を叩く。
「そんな砲丸が、飛空艇に当たるかよ」
鋳鉄の砲丸を撃ち出すヴェネト共和国軍の旧式の大砲では、高速で飛行するバレンシュテット帝国軍の飛空艇を撃墜する事は困難であった。
アレク達はヴェネト共和国軍による対空砲火を潜り抜けると、それぞれ小隊毎に別れて空中港の各埠頭に強行着陸する。
飛空艇を埠頭に強行着陸させたアレク達は、飛空艇から飛び降りる。
アレクが口を開く。
「ユニコーン小隊、集合! 敵が来るぞ!!」
アレクとルイーゼの二人のところへ、ユニコーン小隊の仲間達が小走りで集まる。
ルイーゼがユニコーン小隊の仲間達に声を掛ける。
「みんな、無事!?」
ナタリーが答える。
「大丈夫!!」
アレク達が着陸した埠頭に十人程のヴェネト共和国軍の守備隊が現れ、敵部隊を見たアルが軽口を叩く。
「敵さんが、おいでなさったぞ!!」
ヴェネト共和国軍の守備隊は隊列を組むと、アレク達に向けて弓矢を放つ。
アレクが指示を出す。
「小隊整列! 盾を構えろ!!」
小隊の前衛のメンバーであるアレク、アル、トゥルム、エルザが隊列を組んで盾を構える。
守備隊が放った弓矢は、アレク達が構えた盾に当たると、乾いた音を立てて弾かれていく。
飛来する矢を盾で防ぎながら、アレクは仲間達に指示を出す。
「ナディア! ドミトリー! 支援魔法だ!」
ナディアがアレク達に向けて手をかざし、召喚魔法を唱える。
「矢弾からの防御!!」
緑色の淡い光がユニコーン小隊を包む。
ナディアが続ける。
「風の妖精の加護よ。これで矢は当たらないわ!」
ドミトリーが強化魔法をアレク達に掛ける。
「筋力強化! 装甲強化!!」
アレクは、小隊が魔法による支援を受けたことを確認すると、再び口を開く。
「ナタリー! やれ!!」
アレクからの指示にナタリーは笑顔を見せる。
「了解! ちょっと火が付くくらいなら大丈夫よね!?」
アレクの指示を受けたナタリーは、埠頭の奥に隊列を組んで並び弓矢を放ってくる守備隊に向けて手をかざし、魔法を唱える。
「火炎爆裂!!」
ナタリーの掌の先に魔法陣が三つ現れると、魔法陣から現れた爆炎が守備隊に向かって一直線に進んで行き、守備隊を爆炎で包む。
「ぐぁああああ!!」
「ぎゃあああ!!」
ナタリーの魔法で火達磨になった守備隊の兵士達が、地面を転がり回る。
「退け! 退却だぁ!!」
守備隊の生き残りは、埠頭から逃げて行った。
アレク達が最初に現れたヴェネト共和国軍の守備隊を撃破して埠頭の一つを制圧すると、ちょうどジカイラとヒナがアレク達が制圧した埠頭に飛空艇を着陸させ、アレク達の元にやって来る。
ジカイラが尋ねる。
「お前達、無事か?」
「「はい!」」
「状況は?」
ジカイラからの問いにアレクが答える。
「埠頭の一つを制圧しました!」
ジカイラが笑顔で答える。
「上出来だ! 埠頭に帝国軍旗を掲げろ! 間もなく第二陣が上陸してくる!! オレとヒナが出迎えるから、お前達は他の小隊と合流して街の中心にある自治庁へ向かえ!!」
「「了解!!」」
アレクが小隊の仲間達に尋ねる。
「どこか、軍旗を掲げる良い場所は無いか?」
アレク達が制圧した埠頭を見回すと、飛行船に貨物を運搬する巨大なガントリークレーンが目に入る。
ルイーゼが口を開く。
「アレク! あそこなら目立つわ!!」
アレク達は、制圧した埠頭のガントリークレーンの麓に行く。
アルが巨大なガントリークレーンを見上げながら呟く。
「待て! 待て! 待て! ちょっと待て!! もしかして、コレの上に登って軍旗を掲げるのか?」
アルは、ゴズフレズでの見張り塔の一件以来、高い所が苦手であった。
ナタリーがため息交じりに答える。
「もぅ。アルったら! ・・・貸して!!」
ナタリーは、アレクから軍旗を受け取ると魔法を唱える。
「飛行!!」
一瞬、魔力の青白い光がナタリーを包むと、ナタリーの身体は空中に浮く、
ナタリーは巨大なガントリークレーンの頂上まで飛んで行くと、頂上の柱の先に紐で帝国軍旗を括りつけて、アレク達の元に戻って来る。
ナタリーは、自分で柱の先に紐で括りつけた帝国軍旗を見上げながらアレク達に告げる。
「大佐の指示通り、軍旗は掲げたわ! ・・・みんな、行きましょう!!」
アレク達が空中港の埠頭から荷捌地を抜けて臨港道路を進んでいると、それぞれ別の埠頭を制圧したグリフォン小隊、フェンリル小隊、セイレーン小隊と合流することが出来た。
アレク達は、臨港道路から街の大通りへ抜けて、街の中心にある自治庁を目指して進んで行く。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる