アスカニア大陸戦記 皇子二人(Ⅲ) 世界大戦

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第三章 空中都市

第六十話 晩餐会、慰め

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--夕刻。

 ジーク達は、城塞の傍にあるアキックス伯爵のマナー・ハウスに滞在し、長旅の疲れを癒やす事にした。

 マナー・ハウスの広いパンケットホールで、ジーク達を歓迎する晩餐会が催された。

 晩餐会が始まり、アキックス伯爵が話を始める。

「・・・実は、ソフィアが帝都から、ここキズナに帰って来て、大事件が起こったのだよ」

 ジークがアキックスに尋ねる。

「大事件? ・・・それは、一体??」

 アキックス伯爵が真剣な真顔で答える。

「なんと、ソフィアが刺繍と編み物を始めたのだ!!」

 アキックス伯爵の答えを聞いたジークは、目が点になる。

「ソフィアが刺繍と・・・編み物を?」

 アキックス伯爵は、大真面目に語る。

「そうだ! 私も竜騎士達から、その報告を受けた時には、我が耳を疑ったぞ! 貴族子女のように刺繍と編み物をするソフィアを見て、皆、『帝都で流行り病でも患ったのではないか?』と兵団中が大騒ぎになったのだ!!」

 ソフィアが呆れたように呟く。

「もぅ・・・御爺様。私が部屋で刺繍と編み物をしていたくらいで、あれほど狼狽うろたえるなんて。帝国の貴族子女でしたら、誰でもたしなみますわ」

 そう言ったソフィアであったが、ジークと結婚するまで、刺繍や編み物などの手芸とは全く無縁であり、ジークと結婚して皇太子正妃となってから義母となった皇妃ナナイから教わっていたのであった。

 アキックス伯爵が口を開く。

「何しろ、典医と神官にソフィアを診てもらうまで、私は安心できなかったからな」

 アキックス伯爵の話を聞いたジークは、堪え切れずに笑い出す。

「くっくっくっ。・・・ソフィア。お前は、大したものだ。・・・『大陸最強の竜騎士』と呼ばれるアキックス伯爵を、『剣や槍』ではなく『刺繍と編み物』で狼狽うろたえさせるとはな」

 ソフィアは、少しむくれ気味に答える。

「ジーク様まで! ・・・もとはと言えば、ジーク様が私に『大人しくしていろ』と!!」

 ジークがソフィアをなだめる。

「笑ってすまなかったな。ソフィア。私の言いつけ通りにしていたようだ」

「はい」

 ソフィアがジークに笑顔で答えると、豪華な食事と会話で晩餐会は大いに盛り上がった。







--夜。

 ジークは、閨にソフィアを呼ぶ。

 湯浴みを済ませ、バスローブ姿のソフィアがジークの部屋を訪れる。

 部屋に入ったソフィアがベッドに横たわるジークの隣に腰掛けると、ジークはソフィアを傍らに抱き寄せる。

「来たな。ソフィア」

 抱かれたソフィアは、少し不安げに口を開く。

「あの・・・ジーク様。私を閨に呼んで頂けるのは嬉しいのですが、身重の身でジーク様を慰めて満足させる事ができるかどうか・・・」

 不安を口にするソフィアにジークは事も無げに答える。

「大丈夫だ。何も心配無い」

 そう告げると、ジークは傍らで肩を抱くソフィアと唇を重ねる。

 口の中に差し込まれたジークの舌を、逃がすまいとソフィアが舌を絡める。

「んんっ・・・」

 キスを終えた二人の唇の間に唾液が白い糸を引く。

 ソフィアの顔から不安の色が消え、その瞳は、うっとりと想い人であるジークの顔を見詰める。

 ジークがソフィアが纏うバスローブを開けると、ソフィアの豊かな双丘が顕になり、ソフィアは両腕で胸を隠す。

 ソフィアが頬を赤らめながらジークに告げる。

「久しぶりなので、少し恥ずかしいです」

 ジークは愛妻の身体を確かめるように両手でソフィアの豊かな双丘を揉みしだく。

「んん? ソフィア、胸が大きくなったな。それに、少し、張っているのではないか??」

「はい・・・」

「手で触れると痛むか? ・・・なら、口で」

 そう告げるとジークは、ソフィアの豊かな双丘を口で吸う。
 
「あっ・・・」

 ジークが口で吸うと、ソフィアは敏感に反応し、すぐに双丘の頂が勃ってくる。

 ジークは、勃ったソフィアの双丘の頂に舌を這わせると、少し強めに口で吸う。

「はぁっ・・・、あっ・・・」

「ふふ。感じるか? ・・・可愛いやつだ」

 ジークは、ソフィアの身体の曲線に沿って脇から腰、お尻へと両手で撫でながら、キスを胸から腹、秘所へと這わせていく。

「ふうっ・・・ううっ・・・ああっ・・・」

 ソフィアは、右手の甲を口元に当て、声が漏れるのを堪えていたが、愛撫による快感を堪えきれず、吐息と共に喘ぎ声を漏らす。

 ジークは、ベッドに横たわるとソフィアに声を掛ける。

「ソフィア」

「はい」

 声を掛けられたソフィアは、へそまでそそり立つジークの男性器を口で咥え口淫を始める。

 ジークは、ソフィアの腰に腕を回すと自分の顔を跨がせ、秘所の割れ目に沿って舐め上げると口で吸う。

「あっ・・・あああっ・・・」

 秘所から込み上げる快感に、ソフィアは口で咥えていられなくなり、喘ぎ声を漏らしながら無意識にジークの太腿を爪で引っ掻く。

 愛撫に敏感に反応して自分の上で悶絶するソフィアの艶姿あですがたに気を良くしたジークは、ソフィアの後ろの秘孔を指先で撫でる。

 驚いたソフィアがビクンと身を反らせ、足を震えさせる。

「ソフィア。今宵は、ここで交わろうと思う」

 ジークの言葉にソフィアは驚く。

「そんな! そちらは不浄です!!」

「心配無い。エリシス伯爵から、ここでも交われる魔法薬を貰ってきた」

「ええっ!?」

 ソフィアは、後ろの秘孔で性交することなど考えたこともなかった。

 ジークは小瓶を取り出すと蓋を開け、ソフィアの後ろの秘孔のしわをなぞるかのように指先で魔法薬を塗り込む。

「ああっ・・・」

 ぬるぬるとした魔法薬を塗り込まれたソフィアの秘孔は、痺れていくと同時に淫靡に火照り始め、うずいていく。

 排泄器官を弄られた恥辱と秘孔のうずきでソフィアは、顔だけでなく耳まで赤くなる。

 ジークがソフィアの秘孔から指を離すと、魔法薬で濡れた秘孔が刺激を求めるかのようにヒクヒクと開閉する。

 ジークは、更にソフィアの秘孔に指を侵入させると、秘孔の中にも魔法薬を塗り込む。

 ジークの指の腹で秘孔の内側をほぐされ、ソフィアは腰を淫らにくねらせると喘ぎ声を漏らす。

「ああ・・・はぁっ・・・」

 ソフィアは、後ろの秘孔から股間全体まで蕩けるような熱い感覚が浸透して身悶えすると、腰を僅かに揺すりながら新鮮な性の悦びを堪能する。

「そろそろ良い頃合いだろう」

 ジークは、身悶えするソフィアを自分の上から降ろしてベッドに横たえると、ソフィアの両足をM字に開く。

 曝け出されたソフィアの秘所は、その性的な興奮を示す様に内側から捲れるように充血して開いて透明な体液を滴らせ、後ろの秘孔も魔法薬を塗り込まれ指で解されて濡れ光っていた。

 ジークのへそまでそそり立つ男性器がソフィアの後ろの秘孔を貫き始める。

「あうっ! わっ・・・」

 ソフィアは、目を見開いて思わず声を漏らす。

 魔法薬で痛みはないものの、秘孔は強烈な圧迫感に襲われていた。

 ジークのエラの張った男性器によって秘孔が限界まで押し広げられ引き伸ばされ、直腸が抉られていく。

「はあっ・・・はぁっ・・・」 

 ソフィアは、絶え絶えに息を吐く。

 辛かったのは最初だけで、徐々に直腸が熱い高ぶりを訴えてくる。

 ジークの男性器が奥へが突き進めば進むほど、下腹部に痺れるような疼きが込み上げてくる。

 根元まで埋まる頃には、きつい圧迫感が熱い充足感に変化し、ソフィアの女の本能は、初めての秘孔での性交に歓喜していた。

 ジークは覆い被さるようにソフィアを抱くと、腰を動かし始める。

「ソフィア。良いぞ。凄く良く締まる」

 ジークの男性器のエラがソフィアの直腸粘膜を内側から捲り上げるように擦る度に、ソフィアの竜騎士として鍛え抜いた括約筋がジークの男性器を締め上げる。

「ああっ・・・はあっ・・・あああっ・・・」

 半時ほどジークに秘孔を貫かれ続けたソフィアは官能の虜になっていた。

「ふっ! うっ! ううっ!!」

 やがてソフィアは性的絶頂に達し、下半身を痙攣させる。

 ソフィアの括約筋が一段と強くジークの男性器を締め上げ、下半身が痙攣する事で射精を促す様に男性器をしごく。

 ジークは、ソフィアの絶頂に合わせて射精する。

 男性器から脈々と勢い良く出されたジークの子種は、ソフィアの直腸の奥に当たって溜まっていく。

 ジークが呼吸を整えながらソフィアの後ろの秘孔からゆっくりと男性器を引き抜くと、ソフィアの秘孔に注ぎ込んだ白濁した子種が秘孔から溢れ出て来る。

「はあぁ・・・」

 秘孔から溢れ出て直腸に広がる子種の熱さに、ソフィアは甘い吐息を漏らす。

 ジークは、自分の腕の中でぐったりと快感の余韻に浸るソフィアにキスする。

「んんっ・・・」

「ソフィア」

「はい」

 ジークは、ソフィアに微笑み掛ける。

「凄く良かったぞ」

「ありがとうございます。・・・でも、後ろでするなんて・・・」

「どうしてもソフィアを抱きたくてな。・・・それで、エリシス伯爵に相談したのだ。そうしたら、魔法薬をくれて、ここで交われば良いと」

 ソフィアは、少し拗ねたように告げる。

「でも、後ろは不浄です。ここでしたがるジーク様は嫌いです」

 ジークは、悪びれた素振りも見せず、ソフィアに答える。

「ふふ。そうか? ・・・また、達した時の可愛い顔を見せてくれ」

 そう言うと、ジークは再びソフィアにキスする。

 二人は、そのまま眠りに就いた。
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