5 / 10
5撮影見学
しおりを挟む
車を走らせること5分、
紅葉で有名な公園についた。
「おまたせ。お嬢さん方。公園の入り口のほうでスタッフが待機していると思うから先に行ってもらってもいいかい?」
「わかったよ~ぱぱは後から来るんだよね?」
「あぁ。」
「送ってくださってありがとうございました。」
「気楽に楽しんできてね累ちゃん。」
「はい。ありがとうございます。」
公園の入口に向かう途中、また金木犀の香りがした。
ホテルから出たときよりも強く香っている。金木犀の香りはどんな花の香りよりも繊細な香りがして好きだ。
人間の嗅覚というのは記憶を呼び覚ましやすいらしい。
私はこの出会いを、経験を一生忘れることはないのだろう。
「累、マネージャー頼んだの私だけど、無理なら断ってくれていいからね。半ば強引にお願いしたからさ、私。」
強引なのか謙虚なのかよく分からない時があるが、結局さゆりはいつも優しい。
「うん、わかったよ」
公園の入口が見えてくるとめちゃくちゃにこちらに手を振ってる人がいた。
たぶんあの人が迎えのスタッフさんなのかな?
「こちらですー!」
あ、やっぱりスタッフさんだ。
「累行こ!」
小走りにスタッフさんの元へ急いだ。
「案内致します。」
「宜しくお願いします。」
スタッフさんにつれられて、並木道まで案内された。撮影は始まっており、きらきらとした爽やかなアイドル達がポーズをきめていた。
その中に1人見覚えのある顔があった。
「え、、」
「累どうかした?」
「んーん、なんでもない、、」
いや、あのイケメン、、金髪センター分けのヤンキーイケメン、、私の社員証拾ってくれた男の子じゃん、、、
うわーばれないかな、、、
でもやっぱりそうか、、イケメンだなぁって思ったんだよほんと!アイドルだったのかぁ、、不思議な出会いだな
「後でメンバーの5人紹介させるから、とりあえず現場の雰囲気だけでも感じてみてね」とスタッフさんに言われたので、
隅の方でさゆりと一緒に見学することにした。
センター分けのイケメンにバレないかなと思っていたが、そんなことに気を取られる時間がないくらい現場はバタバタと忙しなかった。
私は仕事というのは生きるためにしなくてはならないものであって、別にやりがいを感じた事はなかった。
まして、将来の夢なんてなくてただただ自分が内定を貰った職に就職しただけだった。
まあそれがあのブラック企業なんですけど…笑
自分の人生に妥協ばかりの私とは違ってここで働いている人たちは生き生きとしていて見ていてとても楽しかった。
羨ましいと思った。
カシャカシャカシャ
シャッターの音に合わせて5人がポーズを変えていく。
そんな姿を見ているとやっぱりプロだなと思う。
私はこの5人のマネージャーになるかもしれないのか。
こんなキラッキラの青年たちの、、、、、はあ、、平凡な私の人生とは別世界だ本当に、、
ぼーっと撮影風景を眺めていると、
「累!そろそろ休憩入ると思うからパパからメンバー紹介してもらうね」
いつからきてたのだろうか、さゆりパパが現場に合流していた。
合流したのにも気づかないくらい撮影に見入ってた。これがアイドルの力か、、すごいなアイドル、、
「宜しく願いします。」
さゆりのパパに再度頭を下げた。
「休憩でーーーす!」
少しするとスタッフの人の声がかかった。
うわ、、、めちゃくちゃ緊張する、、。
声頑張って低くして男性ぽく振る舞わなきゃ、、、
紅葉で有名な公園についた。
「おまたせ。お嬢さん方。公園の入り口のほうでスタッフが待機していると思うから先に行ってもらってもいいかい?」
「わかったよ~ぱぱは後から来るんだよね?」
「あぁ。」
「送ってくださってありがとうございました。」
「気楽に楽しんできてね累ちゃん。」
「はい。ありがとうございます。」
公園の入口に向かう途中、また金木犀の香りがした。
ホテルから出たときよりも強く香っている。金木犀の香りはどんな花の香りよりも繊細な香りがして好きだ。
人間の嗅覚というのは記憶を呼び覚ましやすいらしい。
私はこの出会いを、経験を一生忘れることはないのだろう。
「累、マネージャー頼んだの私だけど、無理なら断ってくれていいからね。半ば強引にお願いしたからさ、私。」
強引なのか謙虚なのかよく分からない時があるが、結局さゆりはいつも優しい。
「うん、わかったよ」
公園の入口が見えてくるとめちゃくちゃにこちらに手を振ってる人がいた。
たぶんあの人が迎えのスタッフさんなのかな?
「こちらですー!」
あ、やっぱりスタッフさんだ。
「累行こ!」
小走りにスタッフさんの元へ急いだ。
「案内致します。」
「宜しくお願いします。」
スタッフさんにつれられて、並木道まで案内された。撮影は始まっており、きらきらとした爽やかなアイドル達がポーズをきめていた。
その中に1人見覚えのある顔があった。
「え、、」
「累どうかした?」
「んーん、なんでもない、、」
いや、あのイケメン、、金髪センター分けのヤンキーイケメン、、私の社員証拾ってくれた男の子じゃん、、、
うわーばれないかな、、、
でもやっぱりそうか、、イケメンだなぁって思ったんだよほんと!アイドルだったのかぁ、、不思議な出会いだな
「後でメンバーの5人紹介させるから、とりあえず現場の雰囲気だけでも感じてみてね」とスタッフさんに言われたので、
隅の方でさゆりと一緒に見学することにした。
センター分けのイケメンにバレないかなと思っていたが、そんなことに気を取られる時間がないくらい現場はバタバタと忙しなかった。
私は仕事というのは生きるためにしなくてはならないものであって、別にやりがいを感じた事はなかった。
まして、将来の夢なんてなくてただただ自分が内定を貰った職に就職しただけだった。
まあそれがあのブラック企業なんですけど…笑
自分の人生に妥協ばかりの私とは違ってここで働いている人たちは生き生きとしていて見ていてとても楽しかった。
羨ましいと思った。
カシャカシャカシャ
シャッターの音に合わせて5人がポーズを変えていく。
そんな姿を見ているとやっぱりプロだなと思う。
私はこの5人のマネージャーになるかもしれないのか。
こんなキラッキラの青年たちの、、、、、はあ、、平凡な私の人生とは別世界だ本当に、、
ぼーっと撮影風景を眺めていると、
「累!そろそろ休憩入ると思うからパパからメンバー紹介してもらうね」
いつからきてたのだろうか、さゆりパパが現場に合流していた。
合流したのにも気づかないくらい撮影に見入ってた。これがアイドルの力か、、すごいなアイドル、、
「宜しく願いします。」
さゆりのパパに再度頭を下げた。
「休憩でーーーす!」
少しするとスタッフの人の声がかかった。
うわ、、、めちゃくちゃ緊張する、、。
声頑張って低くして男性ぽく振る舞わなきゃ、、、
0
あなたにおすすめの小説
【完結】小さなマリーは僕の物
miniko
恋愛
マリーは小柄で胸元も寂しい自分の容姿にコンプレックスを抱いていた。
彼女の子供の頃からの婚約者は、容姿端麗、性格も良く、とても大事にしてくれる完璧な人。
しかし、周囲からの圧力もあり、自分は彼に不釣り合いだと感じて、婚約解消を目指す。
※マリー視点とアラン視点、同じ内容を交互に書く予定です。(最終話はマリー視点のみ)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
10年引きこもりの私が外に出たら、御曹司の妻になりました
専業プウタ
恋愛
25歳の桜田未来は中学生から10年以上引きこもりだったが、2人暮らしの母親の死により外に出なくてはならなくなる。城ヶ崎冬馬は女遊びの激しい大手アパレルブランドの副社長。彼をストーカーから身を張って助けた事で未来は一時的に記憶喪失に陥る。冬馬はちょっとした興味から、未来は自分の恋人だったと偽る。冬馬は未来の純粋さと直向きさに惹かれていき、嘘が明らかになる日を恐れながらも未来の為に自分を変えていく。そして、未来は恐れもなくし、愛する人の胸に飛び込み夢を叶える扉を自ら開くのだった。
小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!
竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」
俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。
彼女の名前は下野ルカ。
幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。
俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。
だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている!
堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!
ホストな彼と別れようとしたお話
下菊みこと
恋愛
ヤンデレ男子に捕まるお話です。
あるいは最終的にお互いに溺れていくお話です。
御都合主義のハッピーエンドのSSです。
小説家になろう様でも投稿しています。
転生先のご飯がディストピア飯だった件〜逆ハーレムはいらないから美味しいご飯ください
木野葛
恋愛
食事のあまりの不味さに前世を思い出した私。
水洗トイレにシステムキッチン。テレビもラジオもスマホある日本。異世界転生じゃなかったわ。
と、思っていたらなんか可笑しいぞ?
なんか視線の先には、男性ばかり。
そう、ここは男女比8:2の滅び間近な世界だったのです。
人口減少によって様々なことが効率化された世界。その一環による食事の効率化。
料理とは非効率的な家事であり、非効率的な栄養摂取方法になっていた…。
お、美味しいご飯が食べたい…!
え、そんなことより、恋でもして子ども産め?
うるせぇ!そんなことより美味しいご飯だ!!!
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
【完結】離婚を切り出したら私に不干渉だったはずの夫が激甘に豹変しました
雨宮羽那
恋愛
結婚して5年。リディアは悩んでいた。
夫のレナードが仕事で忙しく、夫婦らしいことが何一つないことに。
ある日「私、離婚しようと思うの」と義妹に相談すると、とある薬を渡される。
どうやらそれは、『ちょーっとだけ本音がでちゃう薬』のよう。
そうしてやってきた離婚の話を告げる場で、リディアはつい好奇心に負けて、夫へ薬を飲ませてしまう。
すると、あら不思議。
いつもは浮ついた言葉なんて口にしない夫が、とんでもなく甘い言葉を口にしはじめたのだ。
「どうか離婚だなんて言わないでください。私のスイートハニーは君だけなんです」
(誰ですかあなた)
◇◇◇◇
※全3話。
※コメディ重視のお話です。深く考えちゃダメです!少しでも笑っていただけますと幸いです(*_ _))*゜
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる