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ダンジョン・マスター第二部
4.会議に向けて
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長剣を構え、相手と正対する。
アタシには既に筋力を増加させるレッサパワーと、敏捷を増加させるレッサーアジリティの魔術がかかっている。
普段のアタシはダガーを獲物としているが、今回の相手は長剣よりも更に長いバスタードソードを使用しているため、不利になると思って長剣を使うことにした。
ダガーを使うとすれば相手の懐に潜り込んで戦う必要があるが、そうやすやすと潜り込めるとは思っていない。
未だ経験ではアタシに分があるとはいえ、相手は魔術を使ったアタシよりも身体能力が段違いに高いのだ、少しのミスが命取りになる。
それにダガーを使用した場合、恐らく相手の攻撃を受け止めることは出来ないだろう、そうなると全ての攻撃を回避しなければならなくなり、それはこの相手では非常に難しい。
「準備はいいか?」
相手から声がかかり、アタシは首肯する。
「じゃあ始めるか」
その言葉を聞いた瞬間アタシは飛び出した。
「しっ!」
横薙ぎにした長剣を、相手は片手にもったバスタードソードで受ける。勢いが乗っているのはこちらの攻撃なのに、相手は微動だにしない。むしろ叩きつけたアタシの腕が軽くしびれてしまったくらいだ。
続けて逆袈裟に切り上げる。しかしそれも相手は剣で受け止める。
ならばと素早く剣を引き戻し突きを放つが、今度は回避しようと相手が動いた。
アタシはそこで動きを変化させ、すくい上げるように切り上げる。
相手はそれをも受け止めるが、回避から防御へと動きを変更したことにより、わずかに体勢が乱れる。
そこにつけ込むように次々とフェイントを交えながら、連撃を叩きこんでいく。
アタシが攻め、相手は守る。大体の攻撃は防御されるが、いくつかの攻撃が防御をくぐり抜け、相手の体へと当たる。しかし急所には届かず、防具に弾かれるか軽傷を与えるに留まった。
ガキッと数十合目の攻撃が防がれたとき、アタシは一旦距離をとる。
そして相手に何も持っていない左手を向けて、くいっくいっと手招きしてみせる。
それを見た相手はこちらへと飛び込んでくる。
飛び込んだ勢いのまま縦に振り下ろされる剣を右へ動くことにより避ける。
そのまま力任せに薙ぎ払われた剣を、軌道上に自分の長剣を滑らせるように合わせる。
ギャリリッと金属同士のこすれ合う音が鳴り響き、意図した通りに相手の攻撃を受け流す。
しかし、受け流したはずの腕は衝撃にびりびりと震え、悲鳴をあげている。
この威力では直接受けたら剣ごと叩き折られるだろう。
相手はフェイントもほとんどしてこない素直な剣筋だが、単純に重く、早い。
アタシはそんな攻撃を必死に避け、受け流す。
だが、攻撃を受け流すたびに腕に痺れが走り、徐々に力が入らなくなってくる。
そして十数合目の攻撃を受け止めた時、攻撃の勢いを受け流し切れずに剣を飛ばされてしまった。
「そこまで」
負けた、と思った時に静止の声が鳴り響き、相手の剣が止まる。
そして相手はアタシに向かって一礼すると、剣を収めた。
そんな相手を見ながらアタシは言う
「もう魔王サマには勝てないねぇ」
「まぁ、身体能力で勝っている感じだけど」
そう、今まで戦っていた相手は魔王サマ。今までのは真剣を使用した模擬戦だったのだ。
「確かに、相変わらずフェイントにはよく引っかかってるね、急所は守っているみたいだけど」
「そうなんだよな……動きとしては対応出来ない速さじゃないんだけど、つい惑わされちまう」
「そこは早いとこ慣れないといけないねぇ」
「ああ、頑張るよ」
そこで審判として試合を見守っていたメリルが近寄ってくる。
「二人とも、お疲れ様でした」
「うん、それと審判ありがとう」
「いえ、魔王様のご要請ですから」
メリルが言葉少なに応じる。
「アタシと魔王サマの試合はどうだったかい?」
折角審判をしてもらったのだ、メリルにも意見を聞いてみる。
「そうですね、大体はあなたが言ったことと同じ意見でしょうか、魔王様の動きは少々素直過ぎますね」
まあそうだろう。剣を握ってまだ半年も経っていないのだ、仕方ないといえる。
「セレナは人間にしてはいい動きをしていますね。魔術有りなら魔界の下級兵士くらいなら倒せるかもしれません。もちろん、魔王様が本気を出したら勝負にすらなりませんが」
まさか褒めてもらえるとは思わなかったので、ちょっと呆けてしまったアタシである。しかし、それでも魔界の下級兵士と同等の評価ということは、魔界の保有する戦力とは一体どれほどのものになるのか。
というか、魔王サマが本気になったらアタシが反応出来ないスピードで動くのだ。そんなのと比べないで欲しい。
しかし「あなたもダンジョンを守る一員なのです、人間の限界くらいは超えてもらわねば困ります」というのはメリルの言である。無茶を言う。そういうのは百年程度に一人、人間界に発生するという勇者にでも頼んでほしい。
「まぁ、この強さなら余程の強敵が来ない限りは大丈夫でしょう。私達が居ない間の守りは任せましたよ」
魔王サマとメリルは数日後、魔王会議へ出席するために魔界へ行く。その間はアタシがリーゼとこのダンジョンを守るのだ。
「……それは、なんというか、フラグじゃないだろうか……」
ぼそっと小さな声で魔王サマが言ったので、思わず聞き返す。
「フラグ?」
「ああいや、なんでもないんだ、こっちの話」
少し焦ったように返してくる。あまり聞かれたくなさそうな雰囲気だったので、アタシはそれ以上追求しなかった。
「それでは、本日の鍛錬は以上にしましょう。魔王様とセレナはアーシャに治療を受けてください」
このダンジョンには治療魔法を得意とする人物はいない。治療魔法は光属性なため、魔族にはうまく扱えないのだ。それでもアーシャは下級の治療魔法を行使出来るため、怪我をしたものは何かと世話になる。魔王サマは覚えられそうとは言っていたが、大きすぎる魔力が影響して、繊細な魔力調整を必要とする治療魔法を使うのは正直難しいようだ。他人の体に直接影響があるのだから、あまり実験も出来ない。
結局、現状では怪我をすると軽いものなら薬草などの物理的な手段で治療し、ある程度傷が深い場合はアーシャの世話になるという感じになっている。
まぁ、アタシや魔王サマが怪我をすると、メリルがすぐにアーシャを呼んでくるのだが。魔王サマだけではなくアタシの場合もそうなのは、きっとアタシだけ普通の治療にすると魔王サマが気にするからだろう。ダンジョンに住んで数ヶ月、メリルは普段から極力魔王サマに不快な思いをさせないように気を使っているから、そういうところはわかってきた。
魔法を使ってもらうアーシャには悪いが、自然治癒に頼らず、すぐに怪我を治してもらえるというのは実にありがたい。
……
第四層に戻り、アーシャに治療を受ける。
そう、第四層だ。引越しが終わったのである。
そして、もうすでに第五層の開拓にも着手している。
とはいえ、俺達が魔界に行っている間は開拓を指示するメリルが居なくなるため、作業は一時停止することが決まっていた。
……この三ヶ月近く、俺達は魔王会議に向けて様々な準備を行なってきた。
第四層への移動に加え、通常通りの魔物召喚に、直接ダンジョンの魔力に働きかけて魔物に指示を出せないセレナのために、一時的にでも指揮を取れるような方法を模索したりなどである。
結局、色々とやらせてみたが、セレナがダンジョン内の魔力を扱えるようになることはなかったため、ダンジョン内の魔力を集めた魔力結晶を加工して、それを仲介することでなんとか間接的に指示を出せるようにした。
しかし、完成度が低いためか、かなり大雑把な指示しか与えられず、しかもある程度指示を出す魔物の近くにいないとそれも不可能になるという結果になった。まだまだ改良の余地あり、である。
それでも指示が出せるようになることは大きく、自由に戦わせるよりは多少統制のとれた動きをさせることが出来るようになった。
その魔力結晶──正式な名前がないため、便宜的に指示結晶と呼ぶ──が完成した後は、セレナにそれを使っての指揮練習もしてもらった。最初はかなり戸惑っていたが、最近では十分連携を意識した動きが出来るようになってきている。
こうして着々と準備を進めての三ヶ月近くは、中々に忙しかった。
ただでさえ侵入者はこちらの都合に関係なくやってくるのだ。魔法の練習や鍛錬の最中に侵入してくることもあるし、呼び出した魔物が倒されれば再召喚もせねばならない。
普段の暮らしを見ていると、自分達が呼び出した魔物にも愛着が湧いてくる。見た目がどうとかそういうのは関係ない。だから侵入者を撃退するためと割りきっても、魔物達が死んでしまうと悲しい。一度亡くなった命は蘇らないのだ。
一人ひとりに名前をつけていた頃から残っている魔物も、そう多くはない。最近では愛着を持った魔物達が死んでいくのが辛いので、名前はつけないようにしている。名前をつけたら、きっと死んだ時の悲しみが増してしまうからだ。
結界陣が集めた魔力を使って召喚されたとはいえ、彼らだってちゃんと生きているのだ。願わくば、一人でも多く無事に生き残って欲しい。
そんな風に考えている俺を、メリルはあまり良く思っていないようだが、こうした性格は中々変わるものではない。むしろ、変わりたくないと思っている。
そんなこんなで、侵入者を撃退しながらの三ヶ月近く。遂に魔界へと赴く日がやってくるのである──
アタシには既に筋力を増加させるレッサパワーと、敏捷を増加させるレッサーアジリティの魔術がかかっている。
普段のアタシはダガーを獲物としているが、今回の相手は長剣よりも更に長いバスタードソードを使用しているため、不利になると思って長剣を使うことにした。
ダガーを使うとすれば相手の懐に潜り込んで戦う必要があるが、そうやすやすと潜り込めるとは思っていない。
未だ経験ではアタシに分があるとはいえ、相手は魔術を使ったアタシよりも身体能力が段違いに高いのだ、少しのミスが命取りになる。
それにダガーを使用した場合、恐らく相手の攻撃を受け止めることは出来ないだろう、そうなると全ての攻撃を回避しなければならなくなり、それはこの相手では非常に難しい。
「準備はいいか?」
相手から声がかかり、アタシは首肯する。
「じゃあ始めるか」
その言葉を聞いた瞬間アタシは飛び出した。
「しっ!」
横薙ぎにした長剣を、相手は片手にもったバスタードソードで受ける。勢いが乗っているのはこちらの攻撃なのに、相手は微動だにしない。むしろ叩きつけたアタシの腕が軽くしびれてしまったくらいだ。
続けて逆袈裟に切り上げる。しかしそれも相手は剣で受け止める。
ならばと素早く剣を引き戻し突きを放つが、今度は回避しようと相手が動いた。
アタシはそこで動きを変化させ、すくい上げるように切り上げる。
相手はそれをも受け止めるが、回避から防御へと動きを変更したことにより、わずかに体勢が乱れる。
そこにつけ込むように次々とフェイントを交えながら、連撃を叩きこんでいく。
アタシが攻め、相手は守る。大体の攻撃は防御されるが、いくつかの攻撃が防御をくぐり抜け、相手の体へと当たる。しかし急所には届かず、防具に弾かれるか軽傷を与えるに留まった。
ガキッと数十合目の攻撃が防がれたとき、アタシは一旦距離をとる。
そして相手に何も持っていない左手を向けて、くいっくいっと手招きしてみせる。
それを見た相手はこちらへと飛び込んでくる。
飛び込んだ勢いのまま縦に振り下ろされる剣を右へ動くことにより避ける。
そのまま力任せに薙ぎ払われた剣を、軌道上に自分の長剣を滑らせるように合わせる。
ギャリリッと金属同士のこすれ合う音が鳴り響き、意図した通りに相手の攻撃を受け流す。
しかし、受け流したはずの腕は衝撃にびりびりと震え、悲鳴をあげている。
この威力では直接受けたら剣ごと叩き折られるだろう。
相手はフェイントもほとんどしてこない素直な剣筋だが、単純に重く、早い。
アタシはそんな攻撃を必死に避け、受け流す。
だが、攻撃を受け流すたびに腕に痺れが走り、徐々に力が入らなくなってくる。
そして十数合目の攻撃を受け止めた時、攻撃の勢いを受け流し切れずに剣を飛ばされてしまった。
「そこまで」
負けた、と思った時に静止の声が鳴り響き、相手の剣が止まる。
そして相手はアタシに向かって一礼すると、剣を収めた。
そんな相手を見ながらアタシは言う
「もう魔王サマには勝てないねぇ」
「まぁ、身体能力で勝っている感じだけど」
そう、今まで戦っていた相手は魔王サマ。今までのは真剣を使用した模擬戦だったのだ。
「確かに、相変わらずフェイントにはよく引っかかってるね、急所は守っているみたいだけど」
「そうなんだよな……動きとしては対応出来ない速さじゃないんだけど、つい惑わされちまう」
「そこは早いとこ慣れないといけないねぇ」
「ああ、頑張るよ」
そこで審判として試合を見守っていたメリルが近寄ってくる。
「二人とも、お疲れ様でした」
「うん、それと審判ありがとう」
「いえ、魔王様のご要請ですから」
メリルが言葉少なに応じる。
「アタシと魔王サマの試合はどうだったかい?」
折角審判をしてもらったのだ、メリルにも意見を聞いてみる。
「そうですね、大体はあなたが言ったことと同じ意見でしょうか、魔王様の動きは少々素直過ぎますね」
まあそうだろう。剣を握ってまだ半年も経っていないのだ、仕方ないといえる。
「セレナは人間にしてはいい動きをしていますね。魔術有りなら魔界の下級兵士くらいなら倒せるかもしれません。もちろん、魔王様が本気を出したら勝負にすらなりませんが」
まさか褒めてもらえるとは思わなかったので、ちょっと呆けてしまったアタシである。しかし、それでも魔界の下級兵士と同等の評価ということは、魔界の保有する戦力とは一体どれほどのものになるのか。
というか、魔王サマが本気になったらアタシが反応出来ないスピードで動くのだ。そんなのと比べないで欲しい。
しかし「あなたもダンジョンを守る一員なのです、人間の限界くらいは超えてもらわねば困ります」というのはメリルの言である。無茶を言う。そういうのは百年程度に一人、人間界に発生するという勇者にでも頼んでほしい。
「まぁ、この強さなら余程の強敵が来ない限りは大丈夫でしょう。私達が居ない間の守りは任せましたよ」
魔王サマとメリルは数日後、魔王会議へ出席するために魔界へ行く。その間はアタシがリーゼとこのダンジョンを守るのだ。
「……それは、なんというか、フラグじゃないだろうか……」
ぼそっと小さな声で魔王サマが言ったので、思わず聞き返す。
「フラグ?」
「ああいや、なんでもないんだ、こっちの話」
少し焦ったように返してくる。あまり聞かれたくなさそうな雰囲気だったので、アタシはそれ以上追求しなかった。
「それでは、本日の鍛錬は以上にしましょう。魔王様とセレナはアーシャに治療を受けてください」
このダンジョンには治療魔法を得意とする人物はいない。治療魔法は光属性なため、魔族にはうまく扱えないのだ。それでもアーシャは下級の治療魔法を行使出来るため、怪我をしたものは何かと世話になる。魔王サマは覚えられそうとは言っていたが、大きすぎる魔力が影響して、繊細な魔力調整を必要とする治療魔法を使うのは正直難しいようだ。他人の体に直接影響があるのだから、あまり実験も出来ない。
結局、現状では怪我をすると軽いものなら薬草などの物理的な手段で治療し、ある程度傷が深い場合はアーシャの世話になるという感じになっている。
まぁ、アタシや魔王サマが怪我をすると、メリルがすぐにアーシャを呼んでくるのだが。魔王サマだけではなくアタシの場合もそうなのは、きっとアタシだけ普通の治療にすると魔王サマが気にするからだろう。ダンジョンに住んで数ヶ月、メリルは普段から極力魔王サマに不快な思いをさせないように気を使っているから、そういうところはわかってきた。
魔法を使ってもらうアーシャには悪いが、自然治癒に頼らず、すぐに怪我を治してもらえるというのは実にありがたい。
……
第四層に戻り、アーシャに治療を受ける。
そう、第四層だ。引越しが終わったのである。
そして、もうすでに第五層の開拓にも着手している。
とはいえ、俺達が魔界に行っている間は開拓を指示するメリルが居なくなるため、作業は一時停止することが決まっていた。
……この三ヶ月近く、俺達は魔王会議に向けて様々な準備を行なってきた。
第四層への移動に加え、通常通りの魔物召喚に、直接ダンジョンの魔力に働きかけて魔物に指示を出せないセレナのために、一時的にでも指揮を取れるような方法を模索したりなどである。
結局、色々とやらせてみたが、セレナがダンジョン内の魔力を扱えるようになることはなかったため、ダンジョン内の魔力を集めた魔力結晶を加工して、それを仲介することでなんとか間接的に指示を出せるようにした。
しかし、完成度が低いためか、かなり大雑把な指示しか与えられず、しかもある程度指示を出す魔物の近くにいないとそれも不可能になるという結果になった。まだまだ改良の余地あり、である。
それでも指示が出せるようになることは大きく、自由に戦わせるよりは多少統制のとれた動きをさせることが出来るようになった。
その魔力結晶──正式な名前がないため、便宜的に指示結晶と呼ぶ──が完成した後は、セレナにそれを使っての指揮練習もしてもらった。最初はかなり戸惑っていたが、最近では十分連携を意識した動きが出来るようになってきている。
こうして着々と準備を進めての三ヶ月近くは、中々に忙しかった。
ただでさえ侵入者はこちらの都合に関係なくやってくるのだ。魔法の練習や鍛錬の最中に侵入してくることもあるし、呼び出した魔物が倒されれば再召喚もせねばならない。
普段の暮らしを見ていると、自分達が呼び出した魔物にも愛着が湧いてくる。見た目がどうとかそういうのは関係ない。だから侵入者を撃退するためと割りきっても、魔物達が死んでしまうと悲しい。一度亡くなった命は蘇らないのだ。
一人ひとりに名前をつけていた頃から残っている魔物も、そう多くはない。最近では愛着を持った魔物達が死んでいくのが辛いので、名前はつけないようにしている。名前をつけたら、きっと死んだ時の悲しみが増してしまうからだ。
結界陣が集めた魔力を使って召喚されたとはいえ、彼らだってちゃんと生きているのだ。願わくば、一人でも多く無事に生き残って欲しい。
そんな風に考えている俺を、メリルはあまり良く思っていないようだが、こうした性格は中々変わるものではない。むしろ、変わりたくないと思っている。
そんなこんなで、侵入者を撃退しながらの三ヶ月近く。遂に魔界へと赴く日がやってくるのである──
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