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第24話 起床
目を開けると年季が入った木造の天井が見えた。
照明の淡い光が室内をぼんやりと照らしている。
回らない頭で「ここはどこだ?」と考えていたが、保健室の天井だと気づいてから目を閉じた。
意識が途切れる前、みんなをいっせいに治すスキルを発動させたことで急激に眠くなったことを思い出した。
それで、近くの保健室のベッドに寝かせて貰ったのだろう。
保健室のベッドを一番に使ったのが保健室の先生って何のギャグだ……!
「おや、目が覚めましたか?」
羞恥に耐え切れず顔を覆っていると、シオン先生が近づいてきた。
その隣にはシュロ先生の姿もある。
「あ、起きました! すみません、迷惑をかけてしまって……!」
慌てて体を起こすと、頭がすっきりしているというか、体の調子がいいことに気づいて驚いた。
「そんなに勢いよく起きて大丈夫なの?」
「大丈夫です! 謎に絶好調です!」
「ははっ、よく寝たからね。気づいていないうちに体に疲れが溜まっていたのかもしれないよ」
オレの隣に来て、ベッドに腰かけて笑うシュロ先生に言われて気づいたが、外が真っ暗になっていた。
いや、薄っすらと明るいが……この感じは暮れるときではなく、明けるときの空だ。
「わあ……一晩明けちゃいました?」
「いえ、三晩です」
「み、三晩!?」
シオン先生の指摘に驚いていると、シュロ先生がオレのおでこに手を置いた。
「最初の晩は少し熱があったんだよ。翌日からは大丈夫だったけど……。今も自己申告通り問題なさそうだね」
シュロ先生みたいな美人に気づかわれるとドキッとしてしまう。
数多くの生徒の初恋キラーになったに違いない。
そんなことを考えていたらお腹がぐーーっと鳴った。
「あはは、ぼくの顔を見て食堂のご飯のことでも思い出した?」
ばっちり聞こえてしまっていたようで、シュロ先生だけじゃなくシオン先生にも笑われてしまったが、生理現象なので仕方ないだろ!
「一応、オニギリを作ってみたんだけど、夕ご飯のときに作ったらもう固くなっちゃった」
「!」
シュロ先生の視線の先を見ると、オレの机のうえに葉にくるんだおにぎりらしきものが置かれている。
「毒見の十日はまだ経ってないけど……色々調べても大丈夫だったから。故郷の主食の方が、体が弱っているときにはいいんじゃないかと思って用意したんだけどね」
「ありがとうございます……! 嬉しいです!」
同僚が優しくて泣きそう!
おにぎりを取りに行ってくれたので受け取って開けてみると、確かに米が固くなっていた。
「もう、ニワトリの餌にでもした方がよさそうだね」
「え、食べられますよ。あ、ても……故郷でもやっていたみたいに手を加えてもいいですか? 形を崩すことになっちゃうんですけど……」
お茶漬けとか雑炊にすると、もっと食べやすくなりそうだ。
「いいよ。でも、味見させてよ。チハヤ先生が作るものはおいしいし、異世界の食べ物は気になるし」
「私もお願いしたいです」
「もちろん!」
興味を持って貰えるのが嬉しいな。
自分の食生活のためにも、おいしいものは広めていきたい。
「あなたのみんなを癒したスキルについて少しお話を伺いたいのですが……」
そうだ、オレも色々聞きたい。
あの白いおばけのことが、とても気になっている。
「……本当に、あなたはとんでもない人ですよ」
「?」
「まあ、朝食の時間が終わってから……生徒たちが授業の間にしましょうか」
「あ、今から朝食の準備ですか?」
「そうです。その前にチハヤ先生とこいつらの様子を見にきたんだ」
「こいつら? えっ!?」
シュロ先生が視線を向けた隣のベッドを見ると、リッカとスノウが一緒に寝ていた。
並んで寝ているわけではなく、場所を奪い合った結果なのか雑魚寝で重なっている。
足とか腕とか落ちてるし……。
「チハヤ先生の隣に寝ようとしていたので止めたら、そこを取り合いながら寝ました」
「ぶはっ」
シオン先生の説明に思わず吹き出す。
「こいつら可愛いなー。同じ意味の名前だし、ほんとに兄弟みたい」
「同じ意味? そうなんですか?」
「オレの国ではそうですよ。スノウは『雪』だし、雪の結晶は六方形だから六花《むつのはな》って言うんです。それをリッカとかロッカとも言います」
「なるほど……そうだったんですね」
オレの説明を聞いて、二人は妙に神妙な顔で頷いている。
え、名前に何か事情があるの? と二人を見ていたら、その背後のスノウの耳がピクリと動いたのが見えた。
覚醒してきた? 起きてる?
とにかく、「起き上がらないうちにこの光景は写真に残すべき!」と思い、スマホを取り出して写真を撮った。
「それは?」
撮った写真を見て悦に入っていると、シオン先生とシュロ先生が不思議そうにのぞき込んできた。
「オレの世界にある機械……装置です。充電がなくなったら使えなくなるんですけど……」
今撮った写真を見せると、二人は目を丸くして驚いた。
「興味深いですね。使える状態で調べてみたいですが……充電、ですか。雷のエネルギーのようなものですか?」
「そうです。え、もしかして充電する方法あります!?」
これからも使えるなら、日本での思い出が消えなくて済む!
「心当たりはあるのですが準備が必要です。用意できたら試してもいいですか?」
「ぜひ!」
希望が見えただけでも嬉しい!
通信もできたらいいんだけど……そこまでは贅沢かな。
そんなことを考えていたら、今度はリッカの耳がピクリと動いた。
「……? ……チハヤが起きた!!」
「あ」
リッカが起き上がった勢いでスノウが落ちた。
床に頭をぶつけたようで、派手にゴンッって言ったけど大丈夫!?
「スノウ! 大丈——うわっ!」
リッカが隣のベッドからジャンプしてきたからびっくりした!
でかい体で飛ぶな!
シュロ先生は察知していたのか、素早くベッドから離れていた。すごい。
「……痛ぇだろ! クソ短足が!」
え、モデル体型のリッカが短足!? と驚いたが、そういえばユキヒョウは足が短いんだった。
「スノウ、大きな声を出してはいけませんよ」
「!」
シオン先生に注意されたことで、ベッドにいるオレのことを思い出したようだ。
這い上がってベッドに上半身を乗せると謝ってきた。
「あ、すいません……。先生、大丈夫?」
「……お前の顔を見たら体調が悪くなるだろ」
「…………」
こら、オレの周りでケンカするな。
それにスノウを蹴ってはいけません!
「元気だよ。スノウこそ、ぶつけた頭は大丈夫? たんこぶできてそうだけど……」
後頭部を見てみようと手を伸ばそうとしたのだが、リッカに止められた。
「チハヤ、気にしないで。こいつの頭には何も詰まってないから大丈夫だよ」
「お前……! ……まあ、勝手に言ってろ」
あれ? 一瞬ケンカが始まりそうな感じがしたが、スノウは大人しく引いた。
よかったけれど……意外だ。
リッカも同じことを思ったようで、肩透かしを食らったような顔をしている。
「とにかく、ぼくは朝食の準備をしてくるから」
「私も行きますね」
オレの体調も大丈夫だと判断して、シオン先生とシュロ先生は保健室を出て行った。
あ、待って、オレも行きたいです!
照明の淡い光が室内をぼんやりと照らしている。
回らない頭で「ここはどこだ?」と考えていたが、保健室の天井だと気づいてから目を閉じた。
意識が途切れる前、みんなをいっせいに治すスキルを発動させたことで急激に眠くなったことを思い出した。
それで、近くの保健室のベッドに寝かせて貰ったのだろう。
保健室のベッドを一番に使ったのが保健室の先生って何のギャグだ……!
「おや、目が覚めましたか?」
羞恥に耐え切れず顔を覆っていると、シオン先生が近づいてきた。
その隣にはシュロ先生の姿もある。
「あ、起きました! すみません、迷惑をかけてしまって……!」
慌てて体を起こすと、頭がすっきりしているというか、体の調子がいいことに気づいて驚いた。
「そんなに勢いよく起きて大丈夫なの?」
「大丈夫です! 謎に絶好調です!」
「ははっ、よく寝たからね。気づいていないうちに体に疲れが溜まっていたのかもしれないよ」
オレの隣に来て、ベッドに腰かけて笑うシュロ先生に言われて気づいたが、外が真っ暗になっていた。
いや、薄っすらと明るいが……この感じは暮れるときではなく、明けるときの空だ。
「わあ……一晩明けちゃいました?」
「いえ、三晩です」
「み、三晩!?」
シオン先生の指摘に驚いていると、シュロ先生がオレのおでこに手を置いた。
「最初の晩は少し熱があったんだよ。翌日からは大丈夫だったけど……。今も自己申告通り問題なさそうだね」
シュロ先生みたいな美人に気づかわれるとドキッとしてしまう。
数多くの生徒の初恋キラーになったに違いない。
そんなことを考えていたらお腹がぐーーっと鳴った。
「あはは、ぼくの顔を見て食堂のご飯のことでも思い出した?」
ばっちり聞こえてしまっていたようで、シュロ先生だけじゃなくシオン先生にも笑われてしまったが、生理現象なので仕方ないだろ!
「一応、オニギリを作ってみたんだけど、夕ご飯のときに作ったらもう固くなっちゃった」
「!」
シュロ先生の視線の先を見ると、オレの机のうえに葉にくるんだおにぎりらしきものが置かれている。
「毒見の十日はまだ経ってないけど……色々調べても大丈夫だったから。故郷の主食の方が、体が弱っているときにはいいんじゃないかと思って用意したんだけどね」
「ありがとうございます……! 嬉しいです!」
同僚が優しくて泣きそう!
おにぎりを取りに行ってくれたので受け取って開けてみると、確かに米が固くなっていた。
「もう、ニワトリの餌にでもした方がよさそうだね」
「え、食べられますよ。あ、ても……故郷でもやっていたみたいに手を加えてもいいですか? 形を崩すことになっちゃうんですけど……」
お茶漬けとか雑炊にすると、もっと食べやすくなりそうだ。
「いいよ。でも、味見させてよ。チハヤ先生が作るものはおいしいし、異世界の食べ物は気になるし」
「私もお願いしたいです」
「もちろん!」
興味を持って貰えるのが嬉しいな。
自分の食生活のためにも、おいしいものは広めていきたい。
「あなたのみんなを癒したスキルについて少しお話を伺いたいのですが……」
そうだ、オレも色々聞きたい。
あの白いおばけのことが、とても気になっている。
「……本当に、あなたはとんでもない人ですよ」
「?」
「まあ、朝食の時間が終わってから……生徒たちが授業の間にしましょうか」
「あ、今から朝食の準備ですか?」
「そうです。その前にチハヤ先生とこいつらの様子を見にきたんだ」
「こいつら? えっ!?」
シュロ先生が視線を向けた隣のベッドを見ると、リッカとスノウが一緒に寝ていた。
並んで寝ているわけではなく、場所を奪い合った結果なのか雑魚寝で重なっている。
足とか腕とか落ちてるし……。
「チハヤ先生の隣に寝ようとしていたので止めたら、そこを取り合いながら寝ました」
「ぶはっ」
シオン先生の説明に思わず吹き出す。
「こいつら可愛いなー。同じ意味の名前だし、ほんとに兄弟みたい」
「同じ意味? そうなんですか?」
「オレの国ではそうですよ。スノウは『雪』だし、雪の結晶は六方形だから六花《むつのはな》って言うんです。それをリッカとかロッカとも言います」
「なるほど……そうだったんですね」
オレの説明を聞いて、二人は妙に神妙な顔で頷いている。
え、名前に何か事情があるの? と二人を見ていたら、その背後のスノウの耳がピクリと動いたのが見えた。
覚醒してきた? 起きてる?
とにかく、「起き上がらないうちにこの光景は写真に残すべき!」と思い、スマホを取り出して写真を撮った。
「それは?」
撮った写真を見て悦に入っていると、シオン先生とシュロ先生が不思議そうにのぞき込んできた。
「オレの世界にある機械……装置です。充電がなくなったら使えなくなるんですけど……」
今撮った写真を見せると、二人は目を丸くして驚いた。
「興味深いですね。使える状態で調べてみたいですが……充電、ですか。雷のエネルギーのようなものですか?」
「そうです。え、もしかして充電する方法あります!?」
これからも使えるなら、日本での思い出が消えなくて済む!
「心当たりはあるのですが準備が必要です。用意できたら試してもいいですか?」
「ぜひ!」
希望が見えただけでも嬉しい!
通信もできたらいいんだけど……そこまでは贅沢かな。
そんなことを考えていたら、今度はリッカの耳がピクリと動いた。
「……? ……チハヤが起きた!!」
「あ」
リッカが起き上がった勢いでスノウが落ちた。
床に頭をぶつけたようで、派手にゴンッって言ったけど大丈夫!?
「スノウ! 大丈——うわっ!」
リッカが隣のベッドからジャンプしてきたからびっくりした!
でかい体で飛ぶな!
シュロ先生は察知していたのか、素早くベッドから離れていた。すごい。
「……痛ぇだろ! クソ短足が!」
え、モデル体型のリッカが短足!? と驚いたが、そういえばユキヒョウは足が短いんだった。
「スノウ、大きな声を出してはいけませんよ」
「!」
シオン先生に注意されたことで、ベッドにいるオレのことを思い出したようだ。
這い上がってベッドに上半身を乗せると謝ってきた。
「あ、すいません……。先生、大丈夫?」
「……お前の顔を見たら体調が悪くなるだろ」
「…………」
こら、オレの周りでケンカするな。
それにスノウを蹴ってはいけません!
「元気だよ。スノウこそ、ぶつけた頭は大丈夫? たんこぶできてそうだけど……」
後頭部を見てみようと手を伸ばそうとしたのだが、リッカに止められた。
「チハヤ、気にしないで。こいつの頭には何も詰まってないから大丈夫だよ」
「お前……! ……まあ、勝手に言ってろ」
あれ? 一瞬ケンカが始まりそうな感じがしたが、スノウは大人しく引いた。
よかったけれど……意外だ。
リッカも同じことを思ったようで、肩透かしを食らったような顔をしている。
「とにかく、ぼくは朝食の準備をしてくるから」
「私も行きますね」
オレの体調も大丈夫だと判断して、シオン先生とシュロ先生は保健室を出て行った。
あ、待って、オレも行きたいです!
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