その火遊び危険につき~ガチで惚れたら火傷した模様~

ちろる

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 首に回された真夜まやの腕を外してやると「宇大うたくんつまんなーい」と文句が飛んでくるので「つまらなくて結構」と返すと真夜が妙に真摯しんしな顔を向けて来た。

「宇大くんて彼女いるの?」

「今は決まった相手はおらん」

 そう返事をすると真夜が俺をソファに押し倒してくるので、「おいっ!」と抗議してみるも、あっという間に唇を奪われた。

(やばい……貞操の危機だ……)

「じゃ、俺で良くない? こんなに宇大くんのことが好きなんだからさ?」

「まだ三ヶ月そこそこしか俺のことを知らないのにか? そもそもお前は他の奴らにも随分手を出していただろう」

「ほら、俺って血気盛んだから。枯れてる場合じゃないんだよね? ピチピチの二十歳のヤリたい盛りだし。宇大くんは三十一歳でもう枯れてるとか言わないよね? 宇大くんが好きになってくれたら俺、一途になるよ?」

「俺はものじゃない。そして男にも興味がない。もしあるんだったらとっくにお前を押し倒しているだろう? つまりはそういうことだ。これに懲りて俺に変な誘惑をするのはやめろ」

 真夜が面白くなさそうに唇を尖らせた。
 やっぱりその顔は女顔負けの清廉せいれんさで下手したら庇護欲をそそられるものではあるが、それは弟分としての可愛らしさだろう。

 なのに――。
 
 突然俺の手を取った真夜が己の晒されている胸に手を這わせるように導いてきて、思わず「うおっ」と声が漏れてしまった。

 ささやかに慎ましくぷくっと膨れている胸の突起を、条件反射でむぎゅっとひねってしまうと真夜が「んっ」なんて可愛い声を出すから。

(ちょっと待て! 何だその腰にクる声は! よせ!)
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