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荒い呼吸を整え合って、滑りを帯びた真夜の中から萎えた自身を引き抜くと、ぼうっと霞がかっていた頭が次第にクリアになってきて――。
「悪い、真夜……大丈夫だったか?」
まだ快楽の熾火を残しているのか惚けた瞳をとろんと潤ませている真夜は何も返事をしなかった。
ただ、俺のニットの胸元をギュッと掴んで静かに肩を震わせ始めるから、泣いているんだろうことがわかって焦って背を撫でる。
(やばい……本気で最後までヤッてしまうとは思わなかった……。真夜もそう思っているのだろうか……)
「泣くな、真夜。俺が悪かった……。気持ちも定かじゃないまま勢いで抱いて……悪い……」
「ねぇ……。同情だった? 宇大くんを居場所にすればいいって――本心だった?」
あれだけ誘惑しておいて、いざ抱いたら同情とはどういう意味だ?と瞠目していると、そっと真夜が身体を離した。
「真夜……? どういう意味だ?」
「そのままの意味だよ。本気で俺のために言ってくれた?」
その言葉に俺は何も言えなくなってしまった。
真夜の性依存や、毎日違う人でもいいからそばにいて欲しいと言ったあの言葉に俺は庇護欲をそそられて、守ってやれたら、理解者になれたら……と思った。
でも九条さんに嫉妬した気持ちも本当だったから、これは真夜に絆されて俺も好きになったのかもしれないとも思った。
けれど、はっきりと好きだと確信する前に抱いてしまった。
あまりにも真夜に対して失礼だ。
居場所が無いと泣いた真夜に、俺を居場所にすればいいと言ったのは本心からで、決して同情ではない。
同情ではないが――。
男を受け入れる覚悟が、真夜の辛さを受け入れる覚悟が、真夜を最後まで責任を取る覚悟が出来ていたのかと問われれば、己の考えは明らかに浅慮だった、と思う。
ゆっくり立ち上がった真夜が「シャワー借りるね」と力無く微笑んで振り返った臀部を見て目を見開いた。
無数の煙草を押し付けられたであろう痕があったのだ――。
「悪い、真夜……大丈夫だったか?」
まだ快楽の熾火を残しているのか惚けた瞳をとろんと潤ませている真夜は何も返事をしなかった。
ただ、俺のニットの胸元をギュッと掴んで静かに肩を震わせ始めるから、泣いているんだろうことがわかって焦って背を撫でる。
(やばい……本気で最後までヤッてしまうとは思わなかった……。真夜もそう思っているのだろうか……)
「泣くな、真夜。俺が悪かった……。気持ちも定かじゃないまま勢いで抱いて……悪い……」
「ねぇ……。同情だった? 宇大くんを居場所にすればいいって――本心だった?」
あれだけ誘惑しておいて、いざ抱いたら同情とはどういう意味だ?と瞠目していると、そっと真夜が身体を離した。
「真夜……? どういう意味だ?」
「そのままの意味だよ。本気で俺のために言ってくれた?」
その言葉に俺は何も言えなくなってしまった。
真夜の性依存や、毎日違う人でもいいからそばにいて欲しいと言ったあの言葉に俺は庇護欲をそそられて、守ってやれたら、理解者になれたら……と思った。
でも九条さんに嫉妬した気持ちも本当だったから、これは真夜に絆されて俺も好きになったのかもしれないとも思った。
けれど、はっきりと好きだと確信する前に抱いてしまった。
あまりにも真夜に対して失礼だ。
居場所が無いと泣いた真夜に、俺を居場所にすればいいと言ったのは本心からで、決して同情ではない。
同情ではないが――。
男を受け入れる覚悟が、真夜の辛さを受け入れる覚悟が、真夜を最後まで責任を取る覚悟が出来ていたのかと問われれば、己の考えは明らかに浅慮だった、と思う。
ゆっくり立ち上がった真夜が「シャワー借りるね」と力無く微笑んで振り返った臀部を見て目を見開いた。
無数の煙草を押し付けられたであろう痕があったのだ――。
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