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「身体だけで都合がいい? 理生をそんな風に思ってるの? そんな気持ちで繋ぎ止めようとしてるの? 二人の関係を聞いてショックだったけど、俺はちゃんと理生を見てる。計良くんとは違う。だから、もう身を引いて欲しい」
『いくら元会長と言えど、人の気持ちまで左右出来ると思いますか? 神くんが事故に遭った日、俺、座古先輩に牽制をかけたんです。俺は神くんと密に連絡を取ってますよって』
計良くんの言葉に何も言葉を返せなかった。
黙り込んでしまった俺を見かねた理生が「馨、電話貸して」とスマートフォンを取り上げた。
「計良先輩、僕はもう馨以外の人を抱くつもりはないって言いましたよね? 計良先輩もわかったって言いましたよね? なのに何度も誘ってきて……それだってずっと断ってますよね? どうして僕の気持ちがわからないんですか? 今更、何を言ってるんですか? 馨に何か混乱させるようなことを言うのはやめてください」
それだけ言ってすぐに電話を切った。
「理生っ!」
「言ったでしょ? 馨。僕はもう馨しか見てません」
すぐに理生が廊下の壁に俺を押し寄せた。
そのまま荒々しく口付けられる。理生が俺の閉じられた唇を舌で突いてくると、簡単に隙間を作ったその間口から舌を絡め取られた。
「ふ、ぅ……」
俺も理生の舌に必死でついて行こうと絡め合い、固着する。
計良くんへの嫉妬心で、理生を盗られたくない一心で、この熱い舌が自分だけのものなんだって、独り占めしたかった。
いつまで口付けが続いていただろうか──。
長い長い時間、口付けが続いていたような気がしたけれど、やがて理生がそっと唇を隔てて、俺の唾液に塗れた唇をペロリと舐め取った。
「馨。僕も生徒会を辞めます」
「えっ……?」
理生のその一言に絶句した。
何で理生まで辞める必要がある? 俺が生徒会を降りたことで事態は収拾したはずだ。
「馨が会長を降ろされたの、僕のせいですし。それに……もう計良先輩には会いません。馨に信じて欲しいから」
「でも……」
理生がフッと俺の唇に触れるだけの口付けを落とした。
その唇をまた追いかけたくなって、再び薄っすら唇を開いたけれど、理生は追いかけては来てくれず、代わりに真剣な眼差しで俺を見つめた。
「馨以外見えてないんです。もう」
『いくら元会長と言えど、人の気持ちまで左右出来ると思いますか? 神くんが事故に遭った日、俺、座古先輩に牽制をかけたんです。俺は神くんと密に連絡を取ってますよって』
計良くんの言葉に何も言葉を返せなかった。
黙り込んでしまった俺を見かねた理生が「馨、電話貸して」とスマートフォンを取り上げた。
「計良先輩、僕はもう馨以外の人を抱くつもりはないって言いましたよね? 計良先輩もわかったって言いましたよね? なのに何度も誘ってきて……それだってずっと断ってますよね? どうして僕の気持ちがわからないんですか? 今更、何を言ってるんですか? 馨に何か混乱させるようなことを言うのはやめてください」
それだけ言ってすぐに電話を切った。
「理生っ!」
「言ったでしょ? 馨。僕はもう馨しか見てません」
すぐに理生が廊下の壁に俺を押し寄せた。
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「ふ、ぅ……」
俺も理生の舌に必死でついて行こうと絡め合い、固着する。
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いつまで口付けが続いていただろうか──。
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理生がフッと俺の唇に触れるだけの口付けを落とした。
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「馨以外見えてないんです。もう」
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