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サムライ校での学園生活

動く本棚の群れ・・・

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副校長「君たちは、ここにいなさい。わしが探してこよう。」


徳川副校長は、友愛たち6人に、動かずに黙って待ってるように言いつけ、1人で岩一を探しに、迷路のような無数の本棚の世界へ入っていった。


しかし、いつまで経っても、岩一も副校長も戻ってこない・・・・・


次第に、6人はとてつもない嫌な予感に襲われる・・・


もしかして、このまま2人とも戻ってこないんじゃないか?


彼らの間の空気が重たくなっていく・・・・



麗太「ねえ、これって結構ヤバくない?」

一志「うん・・・」

二志「まさかとは、思うけど、副校長まで迷子に・・・」

三誌「きっとそうだよ・・・だって入ったら二度と戻ってこれない深い迷宮があるんだもの・・・」

友愛「もう、誰か先生を呼ぼう!このままじゃらちが明かないよ。」

京子「そうだね。時間が過ぎれば、もっと見つかりにくくなるだろうし・・・」



6人が、そう結論を出し、入り口の方へ戻り、誰か他の先生の助けを求めようとしたその時だった・・・


!!


途端に、部屋全体がまたまた大きく揺れ始めたかと思うと、周りの壁が動き出し、目の前の風景が急速に変わっていく・・・


京子「え?何?何が起きてるの?」


それと同時に、奇怪な現象が起こり始めた。


なんと、それまで全く微動だにしなかった無数の巨大な黄金の本棚たちが、砂塵のような埃を立てて

縦 ・横 ・斜めに一斉に動き出したのだ!!


まるで、巨大なゾウの群れのように・・・・


そして、幾つかの本棚が、6人が固まっている場所に、まるで突進するように向かってきたのだ・・・・


そう、6人に襲い掛かるかのように・・・・



6人「うわああああああああ!!」



ガッシャアアン!!


本棚同士がぶつかり合い、巨大な衝突音が響き渡る。

衝突で擦れ合う摩擦音・・・

まるでドミノ倒しのように倒れゆく巨大な本棚たち・・・

そしてその衝撃で大量に床に落ちる書籍たち・・・



かなりの速さで追突しようとしてくる金の本棚の群れを、6人はスレスレで避けることに成功した。


友愛「なに?これ一体どういうこと?」

麗太「わからない!でも、本棚って生きてるんだね!」


もう、この理解不能な恐ろしい怪奇現象に、みんなパニックになって頭が悪くなってしまいそうだ!



地震でも起こったのか?と思うぐらいのスケールでどんどん本棚たちが崩れ落ちてゆく・・・


一方で、まだ立っている本棚たちは、まるで6人を標的のように狙っているのか、彼らに向かって、また襲い掛かるように進み始めた・・・



友愛「マズい!このままじゃ、みんな離れ離れになっちゃう!」


多くの本棚が倒れ落ちたせいもあり、6人にそれぞれ距離ができてしまった。

それぞれが、個々で本棚たちに追いかけ回されているため、バラバラな状態にさらに拍車がかかる・・・


それぞれ生き残らなくてはならないが、今ここで6人がバラバラになったら、それこそ救わなくてならない
岩一と副校長が・・・




果たして、友愛たちは、この危険な本の迷路の中で生き残ることはできるのか?













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