凄腕秘書(不本意ながら)の日常〜私に肩書きを押し付けるんじゃねぇ!〜

紅麗愛

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平凡だった日常が恋しい凄腕秘書

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ここは某県にあるとある会社での事である。

「主任!ここはどういう風に書けばいいんでしょうか?!」
「あぁ、ここはね、~~…で、ここを~~…すると、ほら、出来たでしょ?」
「あ、ありがとうございます!主任!」
「いいえ~」
とある会社のとある部署にて、部下から分からないところがあると言われて教えていた女性がいた。
その名も、

「あっ、村瀬主任!」
「どうしたの?」
「すいません、実は子供が託児所で熱を出してしまったみたいで…」
「それは大変!急いでお子さんを迎えに行ってあげて!仕事はこっちが代わりにしてあげるから!」
「助かります!本当にすみません!」
「大丈夫よ~お子さんお大事にね~」
村瀬 唯凪むらせ ゆいなである。

「主任、社長が呼んでます。」
「えっ…はぁ…今から秘書してくるけどみんなちゃんと仕事は程々に休憩挟みつつしてね」
「「「はい!」」」

「社長、お呼びでしょうか?」
「あっ、村瀬!悪いけど今から面接の子が来るから面接官よろしく!」
「あ"?」
「ん?」
「んん"、いえ、なんでもありません。ところで社長。」
「なんだい?」
「もちろん、社長も面接官?」
「も、もちろんだとも…ハハハ…」
「では直ぐに支度致します。」

そして準備を終えた村瀬と社長である長柄 拓亮ながえ たくまが面接室にて午後3時頃にお茶を飲みつつ談笑(ここでは高校時代の話である。)をしてるとノックがされた。

「失礼致します。」

「どうぞおかけください。」
「失礼致します。」
「それではお名前と年齢、この会社への志望理由を聞かせてくれますか?」
「はい!名前は~~です。年齢は18です。御社への志望理由は~~です。」
「はい。それではあなたはゲームをされますか?」
「はい。」
「それはどのようなゲームですか?」
「私は育成ゲーム、もしくはRPGゲームをします。」
「…ふむ、ではこれにて面接は終わりです。後日連絡致しますので、お待ちください。」
「はい。失礼致しました。」

「村瀬がゲームの事を聞くということは確実にあの子は採用だねぇ?」
「まぁ、これも一種の社会勉強ですからね」

そう、この村瀬は面接で合格だと思った人にはどんなゲームをするのかを聞くのである。

「ほーんと、村瀬ってば相手の子に合わせて教える為とはいえ、ゲームを聞くのは面白いよね~」
「そうですかね?」
「そうだよ?」
「あまり人からの評価は興味無いのでどうでもいいです」
「村瀬のそういうとこ俺結構好きだわ~」
「キモイので黙ってて貰えます?」
「そういえばこの子ドSだし毒舌だったわ(ボソッ)」

そして、この村瀬、以外にも肩書きが多いのである。
社内で言われている肩書きは主に「主任」であるが、「副社長」や「凄腕秘書」、「新人教育係」に「面接官」である。ちなみに村瀬の所属している部署は以外にも、「営業部」であったりする。
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