ラストヒーロー:魔王軍全戦力vs.僕1人

混沌世界終焉

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第2章/アイシクル王国

第13話/女王暗殺計画

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僕とゼノンは、収容所からバレずに逃げる
事に成功した。
そして、すぐに人目につかない所に身を
隠した。

「お前、なかなか勇気あるな…
 さすがに驚いたよ。」

ゼノンの事をビックリさせてしまったみたい
だけど、逃げれたから良いか。

「すみません、いきなりで。
 あと、敬語やめて良いですか?
 フレンドリーに行きましょうよ。」

「別に僕は、敬語で話せなんて言ってない
 だろ?」

あ、敬語使う必要は無かったんだ。

「じゃあ、敬語はやめるか。
 よろしく、ゼノン。」

「ああ、よろしくな、ライメル。」

ここで、僕らは友達の様な関係になれた。

*   *   *

友達の様な関係になれたのは良いけど、
肝心なのは、女王をどうやって倒すかだ。
ゼノンの話によると、この国の女王である
ヴィーネは、魔王軍の幹部”ディバイン•
ラメントの2位だ。
そう簡単には倒せないだろう。

「さて、どうやって倒そうか…」

考えれば考えるほど、倒す方法が浮かばなく
なっていく…

出来るだけ早く、女王ヴィーネを倒したい。
そうすれば、魔王に威圧もかけれる。

「あの、僕に1つ策があるんだが…
 聞いてくれないか。」

どうやら、ゼノンが何か考えたらしい。

「せっかく牢屋を抜け出したが、もう一度
 牢屋に戻ろうと思う。」

は?何を言い出すかと思ったら…

「なんで抜け出したのに、また戻るんだ?」

「僕の処刑は、女王ヴィーネが直々に
 行うらしい。
 だから、その隙をついて、お前に女王を
 殺してほしいんだ。」

なるほど、それなら一番簡単に殺せる。
でも、そこで殺し切れるのか?

女王ヴィーネはディバイン•ラメントの2位。
僕の攻撃でも、すぐに倒すのは難しい
だろうから。

でも、それが今は一番良い作戦だ。

「分かった。一旦その作戦でいこう。」

「じゃ、僕は処刑の日の1日前には、牢屋に
 戻るから、その後はよろしくな。
 それまでは、僕も出来る事をする。」

これで、作戦は決まったな。
女王を倒すのは、今から一週間後。
ゼノンが処刑される日だ。

*   *   *

その頃、ヘルニア収容所では”魔剣士ゼノン” 
が脱獄した”という事で、大騒ぎだった。

「おい、魔剣士ゼノンが抜け出したぞ!」

「何だって?おい、ここの警備は誰だ?」

「そんな事は今どうでも良いだろ?
 早くゼノンを探し出せっ!」

「国中を探して、何としてでもゼノンを
 捕えろっ!」

警備の人たちも、大慌てだった。
すぐにゼノンは指名手配された。

警備員たちは、すぐにゼノンの捜索を開始。
でも、ゼノンは全く見つからない。

「ゼノン、一体どこに居るんだっ…」

警備員が丸一日かけても、ゼノンを見つける
事は出来なかった…

それと同時に、国の家来が、ゼノンの件を
王宮に居る女王に伝えに行っていた。

「女王様。魔剣士ゼノンが、牢から脱走
 したという事です。」

「何ですって、ゼノンが脱走?」

「はい、ついさっき、脱走したと思われ
 ます。」

「なるほど、ついに動きましたか…
 レゾット王国の英雄”ライメル”が。
 
 今すぐに、警備隊をこの場所に集めて
 下さい。ゼノンの件は、私が何とか
 しますので。」

「ははっ、すぐに警備隊を召集いたします
 ので、もうしばらくお待ちを…」

そう言って、家来は、王宮を後にした。

「英雄ライメルが動いたとなると、厄介
 です。ここは、ディバイン•ラメントの
 誰かに、英雄ライメルの始末を頼んだ
 方が良さそうですね…

 うーん、なら今回は…
 
 ディバイン•ラメント5位の”ゲーテ”さん
 に頼んでみましょうか…」

*   *   *

ひとまず僕らは、王国の外に出る事にした。
王国の中しか、警備隊たちは探さないから、
王国を出れば安心だ。

「ゼノン、国の外に行くぞ。」

僕らはすぐに、王国の外に向かって走り
出した。その時、たくさんの人に姿を
見られてしまったが、王国を出れば関係そんなの関係ない。

僕らは更に走って、王国の門をくぐり抜け
ようとした時だった。

「あ、英雄ライメルと、魔剣士ゼノン!
 ちょうど良かった!
 俺さ、お前らのこと殺しに来たんだよ!
 ありがとう、出てきてくれて!」

…何だ、この男。
僕らを殺しに来た?何のために?

「お前は誰だ…?何のために僕らを殺す?」

僕はその男に、そう質問した。

「まぁ、隠す必要もないか…
 俺は”ゲーテ”。ディバイン•ラメント5位。
 殺す理由は、命令されたかだな。
 言われなんだよ”聖水の女神”にな。」

聖水の女神?誰の事だ?
でも、女王ヴィーネは水魔術を使うって
聞いたことがあるな…
まさか”聖水の女神”って、女王ヴィーネの
事か?

いや、今はそれを考える暇はない。
僕らを殺そうとしてるなら、抵抗するだけ。

「ゲーテ、お前を殺す。」

僕がそう言うと、ゲーテは笑って言った

「やってみろやッ!
 俺はニエンテみたいに、手加減しない。
 全力で行かせてもらうっ…!」

こうして、ゲーテとの戦闘が幕を開けた。

第13話/女王暗殺計画


 










 












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