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第2章/アイシクル王国
第16話/最強
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「どうする…?
恐らく、相手は私よりも上の実力。
私の魔術は、ウェーデルに通じるの…?」
すこし、不安になってきた。
でも、ビビってられない、私はライメルに
追いつくんだ。いつか絶対に。
「行きますよ…?
魔力解放50%”紫電”」
紫電がウェーデルに向かって行く。
「なるほど、紫電か。
この魔術は、そこまで早い魔術じゃ
ないから、避けれるよ…」
そう言ってウェーデルは、難なく私の攻撃を
避けてしまった。
でも、普通の人なら、魔術を避けるのは
相当難しい事だ。
それを当然の様に成し遂げるウェーデル。
コイツは、魔術師としての実力があるだけ
ではなく、身体能力も相当なもの。
「魔術を、避けれるんですね…?
へぇ…?凄いですね…」
思わず、私は足を竦めてしまった。
相手との実力の差に、少しだけ、怖いと
思ってしまった。
「言いたい事は、それだけか…?
それなら、今度は俺から行かせてもらう。
魔力解放40%”魔風/滅玉”」
ウェーデルがそう言った瞬間に、魔術による
風が出現し、それは一箇所に集まった。
まるで1つの玉の様に、丸い形になった。
「魔王軍幹部のニエンテの攻撃を耐えた
貴様なら、この攻撃も耐えれるはずだ。
行くぞ…?」
来るっ…!かなり大きい風。
これを避けるのは、今の私には絶対無理だ。
ならばこのまま受けるしかない。
魔術で攻撃を打ち消すか、受け流す。
それなら、打ち消す方が、雷魔術には
向いているはずだ…!
「多分、これで耐えれる…!
魔力解放60%”雷刃 デュアル”」
雷刃はその名の通り、雷の刃で攻撃をする。
この刃で、風を切り裂けるかもしれない。
「切り裂けっ…!雷刃ッ!」
刃は風の玉と衝突して、お互いを打ち消し
あっている。
よし、これなら大丈夫なはず…
そう思ったが、私の雷刃の方が、少しだけ
弱かったようだ。
雷刃は打ち消され、風は私に衝突した。
「…んっ、結構強い…
でも、雷刃が少しだけ、威力を抑えて
くれたから、大丈夫だけど。」
それが無かったら、結構ヤバかったかも。
この攻撃が、あと何回続くのだろう…
耐えれるかどうか、分からない。
“私だけだったら”…ね?
「出番だよ、守護神パンドラ。
私に加護を与えたまえ…」
「加護を与えるのは、ニエンテの時以来…
よし、張り切っちゃうよ!」
そう言ってパンドラは、私に加護を与えて
くれた。
守護神パンドラ、その加護の効果。
魔力解放で使用できる魔力のパーセントを
300%まで引き上げる事が出来る。
(普通は100%使ったら死んでしまうが、
パンドラの加護の能力で、それを
300%に出来る。)
「今回は、私だけの力じゃない。
パンドラの力があれば、ウェーデルにも
勝てる…!今度こそっ…!
魔力解放250%”雷刃”」
雷の刃は、初めてウェーデルに当たった
攻撃となった。
「…はぁ…?何で魔力を200%以上も
使っているのに、死なないんだ…?」
「簡単な話ですよ。
私は、守護神パンドラの加護を受けている
からですね。」
「守、守護神…?
バカな、守護神と契約している魔術師
は、ほとんど居ないはずじゃ…?
確か、世界で10人ほどしか居ない
はずなのに…」
私はその一体と、契約を交わしている。
パンドラが私と契約を交わしてくれた理由
は分からないが。
そうだ、私はパンドラ一緒に居れば、最強
だったんだ…!
何も恐れる事は無かったんだ。
「パンドラの力を使ったとはいえ、私の
方が実力は上です。
降参するなら、今のうちですよ。」
これでひとまず、ウェーデルにも勝利して、
兵隊たちを全て片付けることが出来た。
「んで、降参しますか…?」
「分かった、降参する。」
良かった、降参してくれて…
これで、ウェーデルを殺さなくて済む。
人を殺すのは、当たり前だが好きじゃない。
「降参する代わりに、兵隊たちの命は
助けてくれないか…?
みんな、俺の大切な仲間、だったんだ。
俺の首と引き換えに、兵隊たちを、
助けてくれないか…?」
コイツ、メッチャ仲間思いだな…
まあ、そもそも殺すつもりないけどね。
「え?誰も殺しませんけど?
もちろん貴方も殺しません。
人を殺すのは、好きじゃないですから。」
私がそう言うと、彼はニッコリ微笑んだ。
こうして、私とウェーデルの戦いは、静かに
幕を閉じた。
* * *(ここから久々にライメル視点)
僕は王国の門を潜り抜けて、ゼノンを
隠せる場所を探した。
でも、都合よくそんな場所が見つかる訳も
ないな…
とりあえず、路地裏に僕らは身を隠した。
その時、やっとゼノンが目を覚ました。
「…ん、ライメルか?
ここは、どこなんだ。ゲーテには
ちゃんと勝てたのか…?」
「やっと目を覚ました!
大丈夫、心配しなくて良いよ。
ちゃんとゲーテには勝てたから。」
僕は、ここまで逃げてきた理由をゼノンに
話した。
* * *
「なるほど、つまり国の兵隊に見つかった
から、ここまで逃げてきたと…」
飲み込みが早くて助かる。
「なあ、ライメル。
面倒臭い事はやめて、もう女王ヴィーネ
をそのままボコしに行かね?
もう兵隊にも見つかったんだろ?
それなら、もう隠れる事はないじゃん。」
確かにそうかもしれない。
今までは、見つからない様に、コソコソと
行動してきたけど、見つかったら、もう
その必要もなくなるからな…
僕は、その場で少し考え込んで、結論を
出した。
「分かった。女王が居る王宮に突っ込むぞ。
もう僕たちは存在がバレてるんだ。
何も恐れる事はない。
ちょっと予定が早まったけど、この作戦も
クライマックスといこうか。
いよいよ、女王ヴィーネとの決戦だ…!」
僕らは、強く拳を握りしめて、僕らは女王の
元に向かった。
第16話/最強
恐らく、相手は私よりも上の実力。
私の魔術は、ウェーデルに通じるの…?」
すこし、不安になってきた。
でも、ビビってられない、私はライメルに
追いつくんだ。いつか絶対に。
「行きますよ…?
魔力解放50%”紫電”」
紫電がウェーデルに向かって行く。
「なるほど、紫電か。
この魔術は、そこまで早い魔術じゃ
ないから、避けれるよ…」
そう言ってウェーデルは、難なく私の攻撃を
避けてしまった。
でも、普通の人なら、魔術を避けるのは
相当難しい事だ。
それを当然の様に成し遂げるウェーデル。
コイツは、魔術師としての実力があるだけ
ではなく、身体能力も相当なもの。
「魔術を、避けれるんですね…?
へぇ…?凄いですね…」
思わず、私は足を竦めてしまった。
相手との実力の差に、少しだけ、怖いと
思ってしまった。
「言いたい事は、それだけか…?
それなら、今度は俺から行かせてもらう。
魔力解放40%”魔風/滅玉”」
ウェーデルがそう言った瞬間に、魔術による
風が出現し、それは一箇所に集まった。
まるで1つの玉の様に、丸い形になった。
「魔王軍幹部のニエンテの攻撃を耐えた
貴様なら、この攻撃も耐えれるはずだ。
行くぞ…?」
来るっ…!かなり大きい風。
これを避けるのは、今の私には絶対無理だ。
ならばこのまま受けるしかない。
魔術で攻撃を打ち消すか、受け流す。
それなら、打ち消す方が、雷魔術には
向いているはずだ…!
「多分、これで耐えれる…!
魔力解放60%”雷刃 デュアル”」
雷刃はその名の通り、雷の刃で攻撃をする。
この刃で、風を切り裂けるかもしれない。
「切り裂けっ…!雷刃ッ!」
刃は風の玉と衝突して、お互いを打ち消し
あっている。
よし、これなら大丈夫なはず…
そう思ったが、私の雷刃の方が、少しだけ
弱かったようだ。
雷刃は打ち消され、風は私に衝突した。
「…んっ、結構強い…
でも、雷刃が少しだけ、威力を抑えて
くれたから、大丈夫だけど。」
それが無かったら、結構ヤバかったかも。
この攻撃が、あと何回続くのだろう…
耐えれるかどうか、分からない。
“私だけだったら”…ね?
「出番だよ、守護神パンドラ。
私に加護を与えたまえ…」
「加護を与えるのは、ニエンテの時以来…
よし、張り切っちゃうよ!」
そう言ってパンドラは、私に加護を与えて
くれた。
守護神パンドラ、その加護の効果。
魔力解放で使用できる魔力のパーセントを
300%まで引き上げる事が出来る。
(普通は100%使ったら死んでしまうが、
パンドラの加護の能力で、それを
300%に出来る。)
「今回は、私だけの力じゃない。
パンドラの力があれば、ウェーデルにも
勝てる…!今度こそっ…!
魔力解放250%”雷刃”」
雷の刃は、初めてウェーデルに当たった
攻撃となった。
「…はぁ…?何で魔力を200%以上も
使っているのに、死なないんだ…?」
「簡単な話ですよ。
私は、守護神パンドラの加護を受けている
からですね。」
「守、守護神…?
バカな、守護神と契約している魔術師
は、ほとんど居ないはずじゃ…?
確か、世界で10人ほどしか居ない
はずなのに…」
私はその一体と、契約を交わしている。
パンドラが私と契約を交わしてくれた理由
は分からないが。
そうだ、私はパンドラ一緒に居れば、最強
だったんだ…!
何も恐れる事は無かったんだ。
「パンドラの力を使ったとはいえ、私の
方が実力は上です。
降参するなら、今のうちですよ。」
これでひとまず、ウェーデルにも勝利して、
兵隊たちを全て片付けることが出来た。
「んで、降参しますか…?」
「分かった、降参する。」
良かった、降参してくれて…
これで、ウェーデルを殺さなくて済む。
人を殺すのは、当たり前だが好きじゃない。
「降参する代わりに、兵隊たちの命は
助けてくれないか…?
みんな、俺の大切な仲間、だったんだ。
俺の首と引き換えに、兵隊たちを、
助けてくれないか…?」
コイツ、メッチャ仲間思いだな…
まあ、そもそも殺すつもりないけどね。
「え?誰も殺しませんけど?
もちろん貴方も殺しません。
人を殺すのは、好きじゃないですから。」
私がそう言うと、彼はニッコリ微笑んだ。
こうして、私とウェーデルの戦いは、静かに
幕を閉じた。
* * *(ここから久々にライメル視点)
僕は王国の門を潜り抜けて、ゼノンを
隠せる場所を探した。
でも、都合よくそんな場所が見つかる訳も
ないな…
とりあえず、路地裏に僕らは身を隠した。
その時、やっとゼノンが目を覚ました。
「…ん、ライメルか?
ここは、どこなんだ。ゲーテには
ちゃんと勝てたのか…?」
「やっと目を覚ました!
大丈夫、心配しなくて良いよ。
ちゃんとゲーテには勝てたから。」
僕は、ここまで逃げてきた理由をゼノンに
話した。
* * *
「なるほど、つまり国の兵隊に見つかった
から、ここまで逃げてきたと…」
飲み込みが早くて助かる。
「なあ、ライメル。
面倒臭い事はやめて、もう女王ヴィーネ
をそのままボコしに行かね?
もう兵隊にも見つかったんだろ?
それなら、もう隠れる事はないじゃん。」
確かにそうかもしれない。
今までは、見つからない様に、コソコソと
行動してきたけど、見つかったら、もう
その必要もなくなるからな…
僕は、その場で少し考え込んで、結論を
出した。
「分かった。女王が居る王宮に突っ込むぞ。
もう僕たちは存在がバレてるんだ。
何も恐れる事はない。
ちょっと予定が早まったけど、この作戦も
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