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4章
5. 塔の上のローズ
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拉致同然に連れて来られた先は、見知らぬ塔の最上階だった。
ローズをその部屋に監禁した騎士団の男たちは、皆一様に虚ろな目をしていて、ローズが何を問いかけても無言のまま。明らかに、魔王の邪悪な力に支配されている。彼らはローズ一人を部屋に残し、扉に鍵をかけて去って行った。
「ああ……シュリ……」
愛しい人の名前を口にして、ローズはへなへなと崩れ落ちた。
シュリは今、傍にいない。彼が傍にいたら、絶対に守ってくれただろう。
「シュリ、シュリ……」
会いたい。声が聞きたい。シュリの逞しい腕にギュッと抱きしめられたい。
ローズはそう思ってしばらくメソメソと泣いていたが、急に立ち上がって涙を拭いた。
「よし、か弱いお姫様ごっこ終わり! この私を誰だと思って? ローズ・ベアトリクス・レネ・フィッツジェラルド、氷の薔薇姫の異名は伊達でなくてよ! オーホホホホホホッ!」
空元気でもいい。今は気合いを入れるときよ、とローズは自分を叱咤激励するために両手で頬を叩いた。そして部屋を見回し、窓から外を覗く。高い。周囲は森になっていて、見渡す限り他に建物もない。塔の外壁には足がかりもなく、とても自力で脱出できそうにもない。
ローズは凹むどころか、フッ……と不敵な笑みを浮かべた。
「塔ですって……定番ね。こんなことなら、髪をうんと伸ばしておけば良かった。……ラプンツェルごっこができたのに……」
そう呟きながらローズは部屋のあちこちを調べ始めた。何か脱出の手助けになるものを探して。
そうこうしているうちに、レジナルドが現われた。
「やあローズ……今日も美しい。捕らわれているあなたはまるで、小鳥のように可憐だ」
ローズはレジナルドから出来るだけ離れると、壁際に立てかけてあったホウキを掴んだ。そしてレジナルドを睨み付け、声を上げる。
「魔王、わかっていてよ。あなたはシャーロットの代わりに私を王太子の妻に据えて、王宮を牛耳るつもりでしょう。でもお生憎さま! このローズはあなたの思い通りになるような女ではなくてよ!」
「魔王? 何のことだい、ローズ。妄想がひどいね……どうやら病状が悪化したようだ。でも大丈夫、私がついているからね。あなたの心の病を、癒してあげるよ」
「私は正気で、心身共に100%健康ですわ! レジナルド、正気でないのはあなたよ。どうして魔王に乗っ取られたりしたんですの?! いくら闇属性だからって、魔王と仲良くなるなんて恥を知りなさい!」
「ああ……可哀想に、ローズ。私があなたを守ってあげるよ。君に関する悪い噂を流した張本人も、既に突き止めてある。君も知っている、あの口の悪い貴族の若者だよ。彼は妹を王太子の妻に推していてね……それで王太子の恋人であるローズを失墜させようと、あんな噂を流したらしい……それに、君への復讐心もあるようだね……どこまでも、セコい男だ……」
誰が恋人よ! このヤミナルド!! と、ローズは心の中で野次を飛ばした。そして手に持ったホウキを構え、力をこめる。そうする間もレジナルドはじわじわとローズとの距離を縮め、話を続けた。
「彼を罰する手はずは、もう整えてある。大丈夫、ローズ、あなたの力になるよ。しかしそれには、私の求婚を受け入れてくれなければ。でなければ……君は悪魔憑きのため斬首刑になるだろう。そしてフィッツジェラルド家は悪魔憑きの令嬢を生んだ穢れた一族だとみなされ、五響の身分も領地も取り上げられ、惨めに失墜するだろうね……」
「!!」
ローズの青い瞳に、怒りの炎が揺れる。
「そんなことは、させませんわ!」
ローズはホウキを振り上げたが、振り下ろすことができなかった。体が硬直し、身動きが取れない。
「うっ……っ!!」
「さあ、ローズ……。私と一つになろう。結ばれれば、もう離れたいなどと思わないだろう……」
澱んだ沼底の泥のような、どろりとした表情と口調で、レジナルドはローズに手を伸ばした。
絶体絶命のピンチ。
こんなとき、物語なら白馬の王子様の登場だが、シュリは遠い異国の空の下。
ローズは心の中で悲鳴を上げながら、動かない体と闘っていた。
(動きなさい、私の体!! ヤミナルドの手に落ちるなんて、嫌!! 絶対嫌!! 私の初めては、シュリにあげるんだから!! そして二回目も三回目もその後死ぬまでずっとずっと、シュリ以外にはあげないんだから!!)
そのローズの気合いが天に届いたのか、レジナルドがローズ触れる直前、目も眩む光が発生し、彼は後ろに吹っ飛んだ。
「くぅっ……! こしゃくな……ユニコーンの守りかっ……!」
そう、レジナルドの中の魔王を撃退したのは、ローズの気合いではなくユニコーンの守りだった。聖なる森で出会ったユニコーンは、ローズとシャーロットに「祝福」を贈った。それは聖なる力でローズを守り、邪悪な力を弾き飛ばしたのだ。その衝撃で、黒い影のようなものがレジナルドの体から抜け出てゆき、塔の窓から外へ逃げて行った。
床に倒れ伏したレジナルドは、頭を押さえてローズを見つめた。その瞳は、ローズのよく知る従兄のものだった。
「レジナルド殿下……」
「ああ……ローズ、許してください。私はあなたを愛してしまった。あれほど深くシャーロットを愛しながら、あなたにも惹かれてしまった。二つに引き裂かれた私の心の隙が、邪悪なものを呼び込んでしまったのだ……」
悔恨の涙にくれながらレジナルドはヨロヨロと立ち上がり、扉を開け放つと言った。
「早く逃げてください、ローズ。私から、出来るだけ遠くに。あいつはすぐに戻ってくる。シャーロットが傍にいない今の私には、退ける術がない……」
ローズは何か言おうとしたが彼にかける言葉を何も思い浮かばず、黙って部屋から出て行った。そして長いらせん階段を駆け下り外に出ると、途方に暮れた。
どこを向いても木ばかり。塔の上から覗いたとき、近くに建物や町はまったく見えなかった。この森から歩いて脱出できるとは思えないし、どっちに行けば良いかもわからない。人の気配もなく、ローズを連れてきた騎士団の連中はもうどこにもいない。せめて馬があれば……と塔の傍の厩舎を覗いたときだった。
「ローズ!!」
ローズをその部屋に監禁した騎士団の男たちは、皆一様に虚ろな目をしていて、ローズが何を問いかけても無言のまま。明らかに、魔王の邪悪な力に支配されている。彼らはローズ一人を部屋に残し、扉に鍵をかけて去って行った。
「ああ……シュリ……」
愛しい人の名前を口にして、ローズはへなへなと崩れ落ちた。
シュリは今、傍にいない。彼が傍にいたら、絶対に守ってくれただろう。
「シュリ、シュリ……」
会いたい。声が聞きたい。シュリの逞しい腕にギュッと抱きしめられたい。
ローズはそう思ってしばらくメソメソと泣いていたが、急に立ち上がって涙を拭いた。
「よし、か弱いお姫様ごっこ終わり! この私を誰だと思って? ローズ・ベアトリクス・レネ・フィッツジェラルド、氷の薔薇姫の異名は伊達でなくてよ! オーホホホホホホッ!」
空元気でもいい。今は気合いを入れるときよ、とローズは自分を叱咤激励するために両手で頬を叩いた。そして部屋を見回し、窓から外を覗く。高い。周囲は森になっていて、見渡す限り他に建物もない。塔の外壁には足がかりもなく、とても自力で脱出できそうにもない。
ローズは凹むどころか、フッ……と不敵な笑みを浮かべた。
「塔ですって……定番ね。こんなことなら、髪をうんと伸ばしておけば良かった。……ラプンツェルごっこができたのに……」
そう呟きながらローズは部屋のあちこちを調べ始めた。何か脱出の手助けになるものを探して。
そうこうしているうちに、レジナルドが現われた。
「やあローズ……今日も美しい。捕らわれているあなたはまるで、小鳥のように可憐だ」
ローズはレジナルドから出来るだけ離れると、壁際に立てかけてあったホウキを掴んだ。そしてレジナルドを睨み付け、声を上げる。
「魔王、わかっていてよ。あなたはシャーロットの代わりに私を王太子の妻に据えて、王宮を牛耳るつもりでしょう。でもお生憎さま! このローズはあなたの思い通りになるような女ではなくてよ!」
「魔王? 何のことだい、ローズ。妄想がひどいね……どうやら病状が悪化したようだ。でも大丈夫、私がついているからね。あなたの心の病を、癒してあげるよ」
「私は正気で、心身共に100%健康ですわ! レジナルド、正気でないのはあなたよ。どうして魔王に乗っ取られたりしたんですの?! いくら闇属性だからって、魔王と仲良くなるなんて恥を知りなさい!」
「ああ……可哀想に、ローズ。私があなたを守ってあげるよ。君に関する悪い噂を流した張本人も、既に突き止めてある。君も知っている、あの口の悪い貴族の若者だよ。彼は妹を王太子の妻に推していてね……それで王太子の恋人であるローズを失墜させようと、あんな噂を流したらしい……それに、君への復讐心もあるようだね……どこまでも、セコい男だ……」
誰が恋人よ! このヤミナルド!! と、ローズは心の中で野次を飛ばした。そして手に持ったホウキを構え、力をこめる。そうする間もレジナルドはじわじわとローズとの距離を縮め、話を続けた。
「彼を罰する手はずは、もう整えてある。大丈夫、ローズ、あなたの力になるよ。しかしそれには、私の求婚を受け入れてくれなければ。でなければ……君は悪魔憑きのため斬首刑になるだろう。そしてフィッツジェラルド家は悪魔憑きの令嬢を生んだ穢れた一族だとみなされ、五響の身分も領地も取り上げられ、惨めに失墜するだろうね……」
「!!」
ローズの青い瞳に、怒りの炎が揺れる。
「そんなことは、させませんわ!」
ローズはホウキを振り上げたが、振り下ろすことができなかった。体が硬直し、身動きが取れない。
「うっ……っ!!」
「さあ、ローズ……。私と一つになろう。結ばれれば、もう離れたいなどと思わないだろう……」
澱んだ沼底の泥のような、どろりとした表情と口調で、レジナルドはローズに手を伸ばした。
絶体絶命のピンチ。
こんなとき、物語なら白馬の王子様の登場だが、シュリは遠い異国の空の下。
ローズは心の中で悲鳴を上げながら、動かない体と闘っていた。
(動きなさい、私の体!! ヤミナルドの手に落ちるなんて、嫌!! 絶対嫌!! 私の初めては、シュリにあげるんだから!! そして二回目も三回目もその後死ぬまでずっとずっと、シュリ以外にはあげないんだから!!)
そのローズの気合いが天に届いたのか、レジナルドがローズ触れる直前、目も眩む光が発生し、彼は後ろに吹っ飛んだ。
「くぅっ……! こしゃくな……ユニコーンの守りかっ……!」
そう、レジナルドの中の魔王を撃退したのは、ローズの気合いではなくユニコーンの守りだった。聖なる森で出会ったユニコーンは、ローズとシャーロットに「祝福」を贈った。それは聖なる力でローズを守り、邪悪な力を弾き飛ばしたのだ。その衝撃で、黒い影のようなものがレジナルドの体から抜け出てゆき、塔の窓から外へ逃げて行った。
床に倒れ伏したレジナルドは、頭を押さえてローズを見つめた。その瞳は、ローズのよく知る従兄のものだった。
「レジナルド殿下……」
「ああ……ローズ、許してください。私はあなたを愛してしまった。あれほど深くシャーロットを愛しながら、あなたにも惹かれてしまった。二つに引き裂かれた私の心の隙が、邪悪なものを呼び込んでしまったのだ……」
悔恨の涙にくれながらレジナルドはヨロヨロと立ち上がり、扉を開け放つと言った。
「早く逃げてください、ローズ。私から、出来るだけ遠くに。あいつはすぐに戻ってくる。シャーロットが傍にいない今の私には、退ける術がない……」
ローズは何か言おうとしたが彼にかける言葉を何も思い浮かばず、黙って部屋から出て行った。そして長いらせん階段を駆け下り外に出ると、途方に暮れた。
どこを向いても木ばかり。塔の上から覗いたとき、近くに建物や町はまったく見えなかった。この森から歩いて脱出できるとは思えないし、どっちに行けば良いかもわからない。人の気配もなく、ローズを連れてきた騎士団の連中はもうどこにもいない。せめて馬があれば……と塔の傍の厩舎を覗いたときだった。
「ローズ!!」
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