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48話:稲を探そう!
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異世界生活四十二日目
センシくんとダンジネスクラブさんたちを迎え入れ、一夜が明けた。
「メグミ、この群れは不思議だな。力ある者も、弱い者も対等に接している」
「うちのモットーは“適材適所”だからね!できることを、それができる子がやればいいんだよ」
「メグミ様を筆頭に、我ら皆、メグミ様にお仕えしているのですから当然です」
「いやいやナイトくん、その表現はちょっと違うというか、なんというか……」
「メグミが中心なのは間違いないことじゃ。わしもそう思うぞい」
「拙者としても、メグミがいなくなったらこの群れは空中分解間違いなしと思いますぞ」
「メグミさんが私たちと対等でいようとしてくれるからこそ……かえって敬いたくなるのですよね」
「ワタルくん、言いすぎなんだってば……」
「この群れが居心地いいのは、100%メグミのおかげっすからね!仕方ないっす!」
「もう!ヤッシーまで……今日は昨日行けなかった“お米”探しの日なんだから、気合い入れていくよ!」
「メグミが思い描いてるのは、こういうやつだよ」
ミコちゃんが、白くて丸い粒のイメージを皆に共有する。
「白いつぶつぶじゃのう……」
「今までに見たことはないですね」
「我らが行った場所にも、これに似たものは生えてなかったですな」
「見た感じ毒ではなさそうだな……」
「……む?この草、俺たちの住処の近くの湿地で見かけた気がするぞ」
「えっ、本当?センシくん!」
「ほら、もっと育つと穂が出て、こんな感じになるんだけど……」
メグミがイメージを追加する。
「ああ、ちょうど今がその見た目だな。見た記憶がある」
「へぇ~。日本じゃ秋のイメージだけど、ここは常夏だし、あってもおかしくないのかも。異世界米ってやつかも!」
「じゃあセンシくんの仲間たちにも挨拶がてら、みんなで行ってみよう!」
「だが、ここからだと結構距離があるぞ?」
「うーん……じゃあ、ガザ爺が留守番で、コメちゃんズの半分と一緒に食料管理お願いね!」
「わしが留守番か?」
「だってガザ爺、住処のこと一番詳しいし、みんなも言うこと聞くでしょ?ナイトくんもセンシくんもワタルくんも一緒だから、遠征にはちょっと過剰かなって思って」
「まあまあ、ここは新入りたちに花を持たせるっすよ~!」
「ぬぅ……わかったわい。バッチリ留守番しておくから、気をつけて行ってこい!」
「はーい、それじゃあ出発ー!」
ーーー
わたしはミコちゃんを肩に乗せて、
ナイトくん、センシくん、ワタルくん、それぞれが率いるカニさんたちと一緒に、
大陸の反対側を目指して出発した。
なぜか、わたしはセンシくんの甲羅に乗っている。
「……俺みたいな新入りが、メグミの護衛なんてしてよかったのか?」
「私としては多少不服だが、メグミ様を乗せられる大きさの者が、お前しかいないのだから仕方がない」
「私たちがもう少し大きければよかったのですが……」
「いやいや、わたし自分で歩くよ?」
「いえ!メグミ様を歩かせるなんて、そんな恐れ多いことできません!体力は温存していただかないと!」
「あ……うん、わかった……」
ナイトくんがこういう時は、ぜったいに折れてくれない。
おとなしく言うことを聞くことにした。
カニさんたちの足は意外に速く、海岸線をどんどん進んでいく。
「思ったより早く着くのかな?明日とか?」
「いや、メグミ。俺たちの住処までは、5日はかかるぞ。そんな簡単には着かない」
「5日も!?……新しい削り節ができちゃいそうな時間だね」
「だから青の一族を攻めたときも、精鋭だけを連れて必勝を期した遠征だったんだ。結果的にメグミたちの傘下に入れてよかったが、もし敗れていたら、俺たちの住処も全滅していたかもしれない」
「なるほど……センシくんにもセンシくんなりの事情があったんだね」
そうして、ダンジネスクラブさんたちの話を聞きながら――
わたしたちの“稲探し”の旅が、始まった。
センシくんとダンジネスクラブさんたちを迎え入れ、一夜が明けた。
「メグミ、この群れは不思議だな。力ある者も、弱い者も対等に接している」
「うちのモットーは“適材適所”だからね!できることを、それができる子がやればいいんだよ」
「メグミ様を筆頭に、我ら皆、メグミ様にお仕えしているのですから当然です」
「いやいやナイトくん、その表現はちょっと違うというか、なんというか……」
「メグミが中心なのは間違いないことじゃ。わしもそう思うぞい」
「拙者としても、メグミがいなくなったらこの群れは空中分解間違いなしと思いますぞ」
「メグミさんが私たちと対等でいようとしてくれるからこそ……かえって敬いたくなるのですよね」
「ワタルくん、言いすぎなんだってば……」
「この群れが居心地いいのは、100%メグミのおかげっすからね!仕方ないっす!」
「もう!ヤッシーまで……今日は昨日行けなかった“お米”探しの日なんだから、気合い入れていくよ!」
「メグミが思い描いてるのは、こういうやつだよ」
ミコちゃんが、白くて丸い粒のイメージを皆に共有する。
「白いつぶつぶじゃのう……」
「今までに見たことはないですね」
「我らが行った場所にも、これに似たものは生えてなかったですな」
「見た感じ毒ではなさそうだな……」
「……む?この草、俺たちの住処の近くの湿地で見かけた気がするぞ」
「えっ、本当?センシくん!」
「ほら、もっと育つと穂が出て、こんな感じになるんだけど……」
メグミがイメージを追加する。
「ああ、ちょうど今がその見た目だな。見た記憶がある」
「へぇ~。日本じゃ秋のイメージだけど、ここは常夏だし、あってもおかしくないのかも。異世界米ってやつかも!」
「じゃあセンシくんの仲間たちにも挨拶がてら、みんなで行ってみよう!」
「だが、ここからだと結構距離があるぞ?」
「うーん……じゃあ、ガザ爺が留守番で、コメちゃんズの半分と一緒に食料管理お願いね!」
「わしが留守番か?」
「だってガザ爺、住処のこと一番詳しいし、みんなも言うこと聞くでしょ?ナイトくんもセンシくんもワタルくんも一緒だから、遠征にはちょっと過剰かなって思って」
「まあまあ、ここは新入りたちに花を持たせるっすよ~!」
「ぬぅ……わかったわい。バッチリ留守番しておくから、気をつけて行ってこい!」
「はーい、それじゃあ出発ー!」
ーーー
わたしはミコちゃんを肩に乗せて、
ナイトくん、センシくん、ワタルくん、それぞれが率いるカニさんたちと一緒に、
大陸の反対側を目指して出発した。
なぜか、わたしはセンシくんの甲羅に乗っている。
「……俺みたいな新入りが、メグミの護衛なんてしてよかったのか?」
「私としては多少不服だが、メグミ様を乗せられる大きさの者が、お前しかいないのだから仕方がない」
「私たちがもう少し大きければよかったのですが……」
「いやいや、わたし自分で歩くよ?」
「いえ!メグミ様を歩かせるなんて、そんな恐れ多いことできません!体力は温存していただかないと!」
「あ……うん、わかった……」
ナイトくんがこういう時は、ぜったいに折れてくれない。
おとなしく言うことを聞くことにした。
カニさんたちの足は意外に速く、海岸線をどんどん進んでいく。
「思ったより早く着くのかな?明日とか?」
「いや、メグミ。俺たちの住処までは、5日はかかるぞ。そんな簡単には着かない」
「5日も!?……新しい削り節ができちゃいそうな時間だね」
「だから青の一族を攻めたときも、精鋭だけを連れて必勝を期した遠征だったんだ。結果的にメグミたちの傘下に入れてよかったが、もし敗れていたら、俺たちの住処も全滅していたかもしれない」
「なるほど……センシくんにもセンシくんなりの事情があったんだね」
そうして、ダンジネスクラブさんたちの話を聞きながら――
わたしたちの“稲探し”の旅が、始まった。
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