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家族
家族4
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半年後
結果として一緒に住んでくれる優しい妹は誰一人としていなかった。
理由としては進学先である。
愛理は都内の専門系の大学に進学し、
里奈は姉の力を借りながら
必死こいて勉強し、なんとか地元の高校に受かった。
なので母さんや凛と一緒に暮らすとのことであった。
愛理がなんの大学に行ったかは分からなかった。
親切に説明してくれたのだが・・・すまん。
そしてあちらのご家族にはマンションをプレゼントしました。
・・・ちょっと金額が衝撃だったが致し方ない。
別の収入源も欲しかったからな。
こちらも俺の頭が足りないのが原因なのだが、
最初は遠慮してか控え目な物件内容だったのだが、
打ち解けていくうちに色々条件が追加され、
最終的には二人の合格祝いとなりました。
怖いわ。
ただ愛理も里奈もバイトをするとのことだったので
多少は気にかけているらしい。
兄ちゃんはいいからお小遣いにでもしてくれ。
出費ばかりが続いたが、いい事もあった。
先程のマンション、元々は妹達の独立の支援にと購入したので
余った部屋は適当な条件で入居者募集をしたところ、
あの辺の立地にしてはすこぶる好条件だったみたいで
満室になってしまった。
そしてそれを聞いたとたんにめんどくさくなったので、
管理等を母さんに丸投げした。
一応利益は取れてるらしいので
俺には収入の3割程分けてくれるらしい。
お優しい事で。
後は、引きこもりであった俺が良く妹達や母さんに外に連れ出されるようになった。
初めて旅行にも行ったのだが、悪くなかった。
これで俺の内気な性格も緩和されれば御の字であったのだが、
万事解決とはいわず、昔に比べたら毛が生えた程度であろう。
兎にも角にも新しい家族が出来て、俺には激動の年であったが
すごく充実した気がする。
こんな俺でも、何か人の役に立つことが出来たことへの達成感があったことは
生きてきた中で初めてではないだろうか。
お金しか出してないので、
金づると思われなければいいのだが・・・
歪な家族が元通りになるには、
後は父さんだけど、なんか頑張っているらしい。
応援してるよ。
正直、こんな風に人と関わることなんてないと思ってたけど
半年の間の体験がずっと夢見がちだった俺に凄くいい経験をさせてくれた。
おかげで、俺の本業も調子が良い。
今まで、心の底から嫌だと思ってた人付き合いも
こんな感じだったら少しは良いのかもしれない。
俺を成長させてくれてありがとう
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
登場人物
倫
28歳
小説家
人付き合いが苦手
実は身内に甘い
父
40歳
控え目
実は息子が欲しかった。
母
48歳
バツイチ
主婦
楽観的思考
39歳で子供を産んだチャレンジャー
娘が大好き。
愛理
18歳
高3
優しめ
兄との接し方が分からない
でも上の兄弟が欲しかった。
里奈
15歳
中3
きつめ
自己主張激しめ
かまってちゃん
姉妹大好き
兄との接し方が分からない
凛
10歳
おねえちゃん大好きっこ
元気っ子
なぜ同じ名前を付けたのだ母よ
結果として一緒に住んでくれる優しい妹は誰一人としていなかった。
理由としては進学先である。
愛理は都内の専門系の大学に進学し、
里奈は姉の力を借りながら
必死こいて勉強し、なんとか地元の高校に受かった。
なので母さんや凛と一緒に暮らすとのことであった。
愛理がなんの大学に行ったかは分からなかった。
親切に説明してくれたのだが・・・すまん。
そしてあちらのご家族にはマンションをプレゼントしました。
・・・ちょっと金額が衝撃だったが致し方ない。
別の収入源も欲しかったからな。
こちらも俺の頭が足りないのが原因なのだが、
最初は遠慮してか控え目な物件内容だったのだが、
打ち解けていくうちに色々条件が追加され、
最終的には二人の合格祝いとなりました。
怖いわ。
ただ愛理も里奈もバイトをするとのことだったので
多少は気にかけているらしい。
兄ちゃんはいいからお小遣いにでもしてくれ。
出費ばかりが続いたが、いい事もあった。
先程のマンション、元々は妹達の独立の支援にと購入したので
余った部屋は適当な条件で入居者募集をしたところ、
あの辺の立地にしてはすこぶる好条件だったみたいで
満室になってしまった。
そしてそれを聞いたとたんにめんどくさくなったので、
管理等を母さんに丸投げした。
一応利益は取れてるらしいので
俺には収入の3割程分けてくれるらしい。
お優しい事で。
後は、引きこもりであった俺が良く妹達や母さんに外に連れ出されるようになった。
初めて旅行にも行ったのだが、悪くなかった。
これで俺の内気な性格も緩和されれば御の字であったのだが、
万事解決とはいわず、昔に比べたら毛が生えた程度であろう。
兎にも角にも新しい家族が出来て、俺には激動の年であったが
すごく充実した気がする。
こんな俺でも、何か人の役に立つことが出来たことへの達成感があったことは
生きてきた中で初めてではないだろうか。
お金しか出してないので、
金づると思われなければいいのだが・・・
歪な家族が元通りになるには、
後は父さんだけど、なんか頑張っているらしい。
応援してるよ。
正直、こんな風に人と関わることなんてないと思ってたけど
半年の間の体験がずっと夢見がちだった俺に凄くいい経験をさせてくれた。
おかげで、俺の本業も調子が良い。
今まで、心の底から嫌だと思ってた人付き合いも
こんな感じだったら少しは良いのかもしれない。
俺を成長させてくれてありがとう
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登場人物
倫
28歳
小説家
人付き合いが苦手
実は身内に甘い
父
40歳
控え目
実は息子が欲しかった。
母
48歳
バツイチ
主婦
楽観的思考
39歳で子供を産んだチャレンジャー
娘が大好き。
愛理
18歳
高3
優しめ
兄との接し方が分からない
でも上の兄弟が欲しかった。
里奈
15歳
中3
きつめ
自己主張激しめ
かまってちゃん
姉妹大好き
兄との接し方が分からない
凛
10歳
おねえちゃん大好きっこ
元気っ子
なぜ同じ名前を付けたのだ母よ
応援ありがとうございます!
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