15 / 77
第4章 カルカタ防衛戦編
40話 懐かしい思い出
しおりを挟むカルカタ城は、勝利に湧き上がっていた。
敵の大将こそ仕留められなかったが、半数以上を瓦解させ撤退させたのだ。圧倒的不利な戦いで、魔族側がここまで大勝ちすると誰が予想しただろうか。
カルカタ中の誰もが広場に殺到し、酒を飲み、楽器を奏で、歌を歌い、この勝利を祝っている。兵士も民も入交った宴だ。しかし、その宴に参加していない者もいた。
リクは、数人の部下と一緒に城内部の階段を下りていた。地下へ繋がる階段は、冬の寒さとは違う肌寒い空気で満ちている。刺すような風がない分、こちらの方が寒く感じないはずだ。しかし、周りを圧迫するような飾り気のない石壁や、手すりのない急な階段は、別の意味で心を冷たくさせる。
リクは急く気持ちを抑え、足場を確かめるように一歩一歩慎重に階段を下りて行った。
「あーあ、今頃さ、他の連中は酒を楽しんでいるはずだぜ? 俺も酒飲みたかったのによぉ」
後ろから、ヴルストが文句を言う声が聞こえてきた。だけれども、リクは何も答えない。本日何度目かになるか分からない文句に、いちいち時間を割いている余裕などないのだ。リクが無視していると、代わりにアスティが口を開いた。
「これも仕事の内でござるよ、アステロイド少尉。
軍人たる者、浮き足立つことなく、任務を続行すべしという言葉もあるでござる」
「バーカ、んなこと言ってるんじゃねぇよ。たださ、今回の戦の功労者は間違いなく俺だろ? それなのに、何で俺が祝いの席に参加しねぇで、あんな辛気臭い地下牢へ行かねぇとけないんだっての」
ヴルストは、わざとらしい溜息を溢す。リクとしては、ヴルストにしろアスティにしろ、口を挟めずにおろおろ視線を惑わせているロップにしろ、別に付き添わせるつもりはなかった。
当初、リクは1人で地下牢へ向かおうと考えていた。会いに行く人物は敵だ。下手に1人で会いに行って、内通しているとか逃がそうとしたとか思われるわけにはいかない。だから、部下の中でも信用のおける3人を連れてきたのだった。
「心配しなくても、すぐに終わるわ。どうせ、すぐに死ぬみたいだし」
リクは、つまらなそうに呟いた。まるで、お気に入りの玩具を取り上げられた子供のようだ。せっかく望んでいたものを手に入れることが出来たというのに、それが壊れてしまう。なんて、面白くない展開なのだろうか。リクは最後の一段を降りると、暗い通路の先を見つめた。
通路の先には看守が1人、椅子に腰を掛けている。看守は、リク達に気づくと立ち上がり敬礼をした。
「はじめまして、バルサック少佐。ここを管理するチップスと申します」
「お勤め、ご苦労様。それで、どこにいるのかしら?」
「はっ、今からご案内します。持ち物は全て取り上げているので、危険はございません。……しかし、医師の話ですと……」
「知ってるわ。むしろ、ここまで生きている方が奇跡よ」
看守の説明に、リクは淡々と言葉を返した。
かつん、かつんと足音が大きく響き渡る。一層ひんやりとした空気が、リク達を包み込んでいた。吊るされたランプの鈍い灯りが、ぼんやりと地下牢を照らし出している。いくつかの扉を素通りし、とある扉の前で看守は足を止めた。慣れた手つきで閂を外し、音を立てながら扉を開ける。
「こちらにございます」
「ありがとう」
恭しく頭を下げる看守を一瞥すると、リクは独房の中へ足を踏み入れた。
予想以上に清潔な牢で、少しだけ落胆した。そこは、ベッド以外は何もない素っ気ない空間だった。若干薄汚れたベッドの上に、白いガーゼやら包帯やらで覆われた人間が横になっている。辛うじて息をしているのだろう。ゆっくりと豊満な胸を上下させていた。白いガーゼで顔の大部分は覆われていたが、辛うじて瞳と口は無事だったらしい。
リクが近づくと、その眼が何かを思い出すかのように細くなった。
「ひさしぶり。元気にしていたかしら?」
リクは、久しぶりに出会った友人のように言葉をかける。すると、細かった目が、いきなり見開かれる。まるで、目玉が零れ落ちそうだった。
「リク……お嬢、さま?」
「あら? マリーは、私のことをお嬢様と呼んでくれるのね」
リクは、驚いたように口元に手を当てる。そして、バルサック家の淑女らしく微笑みかけると、マリーの顔色が青ざめていくのが見て取れた。死んだと思っていた落ちこぼれが生きていたのだ。それだけでも驚くに値するだろう。その上、敵地の地下牢まで尋ねてきたのだから、彼女は混乱しているはずだ。マリーは目を白黒させながら、口を開いた。
「どうして、ここに?」
「マリーは、どうして私がここにいると思う?」
リクは、マリーを心配するかのように身体へ手を伸ばした。そして、包帯の上を、特に最も深く矢が刺さっていたと報告された場所に手を置いた。すると案の定、マリーの顔が面白いくらい痛みで歪んだ。
「――っ!!」
「こんなに矢傷だらけになって……痛かったでしょう? あっ、ここも酷い怪我。大丈夫?」
しかし、リクは苦痛に歪む顔に気づかないふりを貫いた。心配そうな表情を浮かべながらも、内心は嬉々として傷の深い場所を重点的に軽く押していく。その度に、マリーの口から喘ぎ声が漏れた。
「あら、ごめんなさい。私、痛いところを触ってしまったかしら?」
喘ぐマリーを堪能すると、リクは「今気づいた」と言わんばかりの表情を浮かべた。しかし、リクはマリーの身体に手を置いたまま離さなかった。むしろ、力強く押す。マリーの目が、憎々しい色を帯び始めている。だけれども、これで終わらせるわけにはいかない。リクは、マリーの頬に手を移動させた。
「私、ずっとマリーに会いたかったわ。会ったらね、色々とお礼しないといけないって思っていたの。
そうそう、例えばね、貴女はよく注意してくれたわね……確か……
『若様の覇道の邪魔をしないでくださいね』とか言いながら、こうやってお腹を殴ってきましたよね?」
リクは、哀しそうに眉を顰めながら、思いっきり腹に肘を落した。無論、矢傷が浅い場所だ。深い場所に落しても良かったのだが、それだと面白みがなくなる。下手に一撃を食らわしたせいで、死んでしまったら勿体ないのだ。
その予想外な攻撃に、マリーは悲鳴を上げた。貫くような悲鳴に、その首を切り落としてしまいたい衝動に駆られる。だが、寸での所で我慢する。まだまだ、楽しみの時間を続けたかった。
「あら、ごめんなさい。間違えてしまいました。お腹ではなく、足を思いっきり踏んできたんでしたっけ? ほら、こんな感じに」
そう言いながら、リクは落馬で骨折した右足をつかむと、思いっきり捩じり上げた。もう口を塞いでしまおうか、と思うくらいの叫び声が飛び出す。先程まで、あれほど弱弱しかったのに、どうしてここまで悲鳴を上げる力が残っているのか。人間、意外と頑丈に作られているらしい。
「『姉という権力をつかって、若様に癒着しないでくださいね』とかも言っていましたっけ? 本当に良い思い出よ。本当に、マリーはルークのことが大好きだったわね。だから、ルークのためを思って私を諌めてくれたのね。こうして、こっそり足を踏みながら……って、ごめんなさい。右ではなく、左でしたね」
右足を乱暴に落し、同じく骨折した左足を捻った。左足は包帯だらけで、骨折による包帯なのか、矢傷による包帯なのかが分からなくなっている。だが、リクはどちらでもよかった。つまるところ、重傷だという事実が大事なのだ。
さて、次は何をして楽しもうかと考えを巡らせていると、後ろからヴルスト達の話し声が聞こえてきた。
「……うわぁ、さすが嬢ちゃん。えげつねぇ……」
「なるほど、拷問の手法でござるな。勉強になるでござる」
「べ、勉強、ですか?」
「バーカ。あれは拷問でも何でもねぇよ。ただ、嬢ちゃんが底意地悪いだけだ」
3人が、口々に勝手なことを言っている。何か言い返そうか、と後ろを向きかけたが、マリーの口元が動いたことに気が付いた。
「若様は……どうなりましたか?」
小さく呟かれた言葉に、リクは思わず唾を吐いた。
この状況下で、まだ主のことを心配するだけの余裕が残っているとは俄かに信じがたかった。リクは左足をさすりながら、にっこりと微笑んだ。
「教えて欲しい?」
「若様に、なにかしたのですか?」
「教えて欲しい?」
笑いながら、言葉を繰り返す。その言葉に、不穏な雲行きを感じたのだろう。苦悶の表情が鬼気迫る表情へと変わり始めた。リクは、面白くない。左足を思いっきりベッドへ落したが、それでも表情は変わらなかった。
「敗残の兵が……その将ともなると、どんな運命をたどるかくらい……貴方にも分かるわよね?」
もちろん、リクはルークのことなど知らない。マリーがバルサック軍にいたのだから、恐らくルークもいたのだろう。しかし、彼は尻尾を巻いて逃げてしまった。たぶん、生きている。自分の領地で、のうのうと暖かい部屋でうずくまっている事だろう。
だけれども、リクはマリーが苦しむ顔が見たかった。
「そん、な……どこに、どこにいるのです? 命は無事なのですか?」
あえて言葉を濁したことにより、マリーは最悪な想像をしたらしい。そのすがるような声に、リクは笑い出したくなった。だけれども、ここで大声で笑ってはいけない。不敵な笑みに抑えながら、リクは黙って見下ろし続けた。すると、マリーは血反吐を吐きながら叫び始めた。
「若様は……ルーク様は、ルーク様は人質として扱っていますか? 私は、私はどうなっても構いません。殺されても構いません。ですが、ルーク様だけは、ルーク様だけは!!」
「うるさいな」
リクは、銀の剣に手が伸びかけた。コレの喉を切り裂いてやりたい。そうすれば、豚のようにうるさい声を聞くことはなくなる。だけれども、それをしたら楽しみの時間が減る。それは困る。非常に困る。せっかくの玩具なのだから、壊れるまで大切に扱わないといけない。リクは深呼吸をすると、マリーの耳元で囁いた。
「殺されても、かまわないの?」
「はい。その代り、ルーク様のことをどうか!」
「それが、貴方の望みね」
リクは、にっこりと微笑むとポケットの中に手を入れた。
「……だけど、貴方はもうじき死ぬわ。無理やり延命しているけど、本来ならば話すのもやっとの状態ではないかしら?」
そう語りかけると、マリーの表情が一瞬曇った。恐らく、図星だったのだろう。リクは申し訳なさそうに顔を歪めながら、目を伏せた。
「そのような状態の貴女の命を奪っても、意味がない気がするの。どうせ、すぐ死ぬのだから……それが少し早くなったところで、あまり変わらないわよね」
「そ、そこを、そこをなんとか、お願いします!!」
マリーは、血の涙を流していた。リクは悩んだように唸り声をあげると、吹っ切れたように顔を上げる。そして、マリーに手を差し伸べた。
「貴方が、そこまでルークに心酔する理由が分からないの。だから、少し別の場所で話を聞くことにするわ。
その状態で移動するのは、不可能ね……アスティ、ヴルスト、担架をお願い」
リクが合図をすると、アスティとヴルストは担架を用意した。看守に支えられながら、戸惑うマリーを担架に乗せる。ゆっくりと持ち上げられた担架は、地下牢を出た。
「それで、どうして心酔しているの?」
階段を登りながら、リクはマリーに尋ねた。その問いに、マリーは表情を若干緩める。細い唇から飛び出てきたのは、甘い甘い言葉だった。
「もちろん……若様の行く末を私も見たいからです」
リクは思わず目を疑ってしまった。恍惚とした表情は、先程まで苦悶に呻いていた人物と同じには視えなかったのだ。
「行く末?」
「若様の思い描く未来は、私の夢でもあります。もちろん、私には俄かに信じがたい夢もありますが、それでも覇道を貫く様子を見てみたい。一緒に並んで、若様の作る世界を見てみたい。
若様を支え、命の限り使えることが……私の存在意義でもありますから」
マリーは、嬉しそうに細い唇を動かした。
その言葉を聞いて、リクはふとレーヴェンを思い出した。リクはレーヴェンの隣で戦いたい。デルフォイの神託の通り、本当に冬までに死んでしまうのかどうかは知ったことではないが、それまでにレーヴェンの傍に立ちたい。役に立ちたい。その一心で、今回の戦いも懸命に思考を巡らせた。
だけれども、リクは知らない。
レーヴェンが、どのような未来を目指しているのか。何を目指しているのか、ということを。
「描く未来、か」
「はい、若様が描く平和な未来でございます」
リクは階段を登りきると、足を止めた。マリーの言ったことを反芻しながら、今来た道を見下ろす。地下へと続く急な階段は、目を凝らさないと底が見えない。まるで暗い闇が広がっているかのようだった。
「私も聞いてみないとね」
「若様にですか? それは、良いことですわ。若様が作り出す理想の世界は、今までのどの王よりも素晴らしく……」
「レーヴェン隊長が理想とする世界を、ね」
マリーの言葉を遮ると、リクは手で合図をした。すると、アスティとヴルストは担架を地面に降ろした。階段の上で下された理由が、まったく理解できないのだろう。マリーは、どこか不思議そうにリクを見上げた。だから、リクは微笑み返した。
「ところで、マリー。これに見覚えがあるかしら?」
ポケットから手を出す。リクは、金のボタンをつまんでいた。バルサック家の紋が刻まれたボタンを、マリーの前で掲げてみせる。薄らと血の滲んだボタンを見て、マリーの表情が固まった。
「ま、まさか……き、貴様!! 若様の身の安全を約束したじゃない!? あの約束は、嘘だったのね!!」
「さて、なんのこと? 私は約束した覚えなんてないわ」
そもそも、リクがルークの物を持っているわけがない。
これは、リク自身のボタンだ。10年前に身に着けていたコートは、成長してしまったせいで着れなくなってしまった。しかし、いざ捨てようと思っても、不思議と愛着がわいてしまっていた。捨てるに捨てられず、こうしてボタンだけ残しておいたのだった。
あの当時の私は、こういう形でボタンを利用することになるなんて、想像したこともなかっただろう。
「じゃあ、さよなら」
リクは、マリーを思いっきり蹴り飛ばした。
マリーは為す術もなく、急な階段を転げ落ちていく。地下通路に続く急な階段には、手すりがない。捕まるところもなく、そもそも身体全身に奔る痛みでそれどころではない。
リク達が、再び階段を下り終わった時……地下牢の前には、不自然な方向に四肢を曲げたマリーの姿があった。
「あは、あはははは!! いい気味、いい気味ね!! ほら、何とか言いなさいよ。私は崖から落とされても死ななかったわ。痛みが少しは分かったかしら? ほら、ほら、ほら!!」
何も言わないマリーを、何度も何度も蹴りつける。リクは狂ったように笑いながら、何度も何度も執拗に蹴りつける。そんなリクを見ていられなくなったのだろう。ヴルストは、リクの肩に手を置いた。
「おいっ、嬢ちゃん! そのくらいに……」
振り返ったリクの表情に、ヴルストは息をのんだ。
リクは、路傍の石でも見るかのような目をしていた。つい数瞬前まで浮かべていた狂気の色は、影も形もない。ただただ、つまらなそうな表情をしている。
「嬢ちゃん……」
「ロップ、これが死んだわ。早く死体処理班を呼んできなさい。アスティ、担架を片付けてきてくれる?……もう不必要だから」
「は、はい」
「わ、分かりましたでござる!!」
ロップとアスティが脱兎のごとく姿を消した。
リクは再び階段を登りはじめた。マリーの死体を振り返ることはしなかった。あまりにも自然に登り始めたので、ヴルストは柄にもなく遠慮がちに話しかけた。
「……あれ、もういいのか?」
「あれ? もう興味ないもの」
リクの表情は、玩具を捨てる時の子どものようだった。
リクは、死んだマリーに興味などない。生きているからこそ、苦悶に歪む表情が楽しめる。死んだら、それで終わりだ。いささか楽しみ足りなかった気がするが、十分に満足できた。続きは、もう少し健康体のバルサック家の重鎮を捕らえた時だ。出来れば、ラクやルーク、敬愛していた父が理想だろう。
だから、もうマリーなんてどうでも良かったのだ。
「それよりも、レーヴェン隊長の思い描く未来を調べないと。私、隊長のこと何も知らないから」
「……」
リクの返答に、ヴルストは何も言えなくなってしまった。
これ以上、ヴルストが尋ねることは何もない。
だが、ヴルストはリクに言葉をかけないといけない気がした。ここで何かを伝えなければ、とても大事なことを置き去りにしたまま進んでしまう予感がしたのだ。
リクの子守り係として、教育係として、ヴルストが声をかけようとした時、階段の上から言葉が降ってきた。
「リク・バルサック少佐! 魔都からの使者がおいでになりました。至急、応接間までいらしてください!!」
「分かりました。……ついてきなさい、ヴルスト少尉」
リクは、ヴルストに同行を命令した。
ヴルスト少し悩んだ末、頭を横に振るった。そして、いつも通り軽口をたたくことに決める。
「あーあ、俺の休みはねぇのかよ」
「上官命令よ、早くしなさい」
「へいへい、了解しましたっと……あとで酒奢れよな、リク少佐殿!!」
ヴルストは、いつも通りに軽口をたたく。
そして、階段を登って行くリクの後姿を、面倒くさそうに追いかけるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
うちの冷蔵庫がダンジョンになった
空志戸レミ
ファンタジー
一二三大賞3:コミカライズ賞受賞
ある日の事、突然世界中にモンスターの跋扈するダンジョンが現れたことで人々は戦慄。
そんななかしがないサラリーマンの住むアパートに置かれた古びた2ドア冷蔵庫もまた、なぜかダンジョンと繋がってしまう。部屋の借主である男は酷く困惑しつつもその魔性に惹かれ、このひとりしか知らないダンジョンの攻略に乗り出すのだった…。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜
mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
【週三日(月・水・金)投稿 基本12:00〜14:00】
異世界にクラスメートと共に召喚された瑛二。
『ハズレモノ』という聞いたこともない称号を得るが、その低スペックなステータスを見て、皆からハズレ称号とバカにされ、それどころか邪魔者扱いされ殺されそうに⋯⋯。
しかし、実は『超チートな称号』であることがわかった瑛二は、そこから自分をバカにした者や殺そうとした者に対して、圧倒的な力を隠しつつ、ざまぁを展開していく。
そして、そのざまぁは図らずも人類の命運を握るまでのものへと発展していくことに⋯⋯。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる