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14話 魔王、苦戦する
しおりを挟む-----帝国王宮------
ガルドは部屋で椅子に座り、
考えを巡らせていた。
(ふん、予定通り、進んでいるな・・
ま、これからがお楽しみだ・・シュベル)
部屋の隅からゲルドが現れた
「ガルド様、予定どおり出港いたしました」
「うむ。陸路の兵はファデラ王国に、
どれぐらいで着きそうだ?」
「早くても10日はかかると・・」
「うむ。まぁ、そっちは急がん。
それでいい」
「はい。してガルド様、シュベルがこちらに
向かっておりますが」
「知っておる。予定通りだ。
まぁ、竜に乗らず、勇者らと共に陸路とは
驚いたが・・
ちょうどいい、勇者も葬って人間どもに
絶望を味合わせてやろう」
「ふっふっふ・・・左様でございまずな」
「ローゼリは予定通りか?」
「はい、あと3日もあれば準備は完了すると・・」
「そうか。目立たぬよう、息を潜ませておけ」
「御意」
「ゲラン、お前は予定通り、
兵が着く頃にファデラ国の北岸へ参れ」
「畏まりました」
「その後の、手筈はわかっておるな?」
「ハッ」
「では、行け」
ゲランが跪き、そのままスッ・・と消えた
(さぁ、シュベルよ、早く来い!
お前にも人間共々、絶望を味合わせてやる)
「クックッククク・・アーーッハハハハーッ」
ガルドは含み笑いから、高笑いへと声を上げた。
ーーーー魔王国ーーーーー
ザリアスはガランとした、魔王国にいた。
約2万余りの兵が忙しそうに、西側大陸への
出入り口の密閉工事に従事していた。
ザリアスにレイグリッドが後ろから声をかけた。
「間に合いそうですかな?ザリアス殿」
ザリアスは後ろを振り返った
「あ・・あぁ、これはレイグリッド様。
はい。そうですね、間に合うでしょう。
しかし、ここに5年もいたとは・・ハハハ
離れるとなると寂しいもんですね」
「そうですねぇ、今回は長かったですから・・」
「異転先はどのような所なんです?」
「ええ、斥候の話によると、獣人が多いそうです
こちらとは逆の世界ですね」
「そうですか・・いずれにしてもここまで来たら
早く片付けて、異転先に行きたいもんですね」
「そうですね、もうひと頑張りです」
「ところで、リリアは?」
「はっははは・・昨夜泣きそうな顔をして
私の元へ相談に参りました。
ま、リリア殿も魔将の一人。
今日の族長の集まりでは、滞りなく
まとめるでしょう」
「だ・・大丈夫・・ですかなぁ?」
「はぁい。大丈夫です」
とレイグリッドはザリアスにニッコリ
微笑んだ。
ーーーー族長の集まりーーーーー
西の大陸、ゴルガ大陸には11の種族がいた。
彼らには『国』という概念はない。
各種族とも、数か所の村を持つ。
各村には小さい所で5千、多い所で
100万の住人が、それぞれ住んでいる。
そのような村が各種族とも10~100か所
点在している。
現代日本で言えば、ゴルガ大陸が『国』
種族が『都道府県』
そして村が『市町村』
と言ったほうが分かりやすいだろう。
族長とは、その村全ての代表だ。
日本で言えば『知事』が近いだろう。
しかし、選挙など存在しない。
この世界を支配するのは、全て『力』だ。
力だけあって、出来の悪いモノが族長となると
その種族は衰退する。
それだけ族長の責任は重大だった。
リベラは今、例え一時的だろうと
その種族全てのトップに、立とうとして
いるのだった。
リベラはシュベルの言うように、
自由気ままな性格だった。腹心の部下も持たない。
傍にいるのは、自分の気に入った友人だけ。
そしていつも単独での行動を好んだ。
彼女は5年間、ゴルガ大陸の各種族を
気まぐれに巡り、薬草での治療薬の作り方であるとか、
単純なケガの治療とかを教えたり、
秘薬などを作ったり
施してきたりしていた。
ある意味、本来の魔女らしい魔女だった。
そういう存在であるが故に、各種族の族長とは
懇意にしていた。
魔界がゴルガ大陸にあるため、各種族が
不安にかられ、糾弾行為をされないように
魔界のマイナス部分を彼女が中和していた。
これもシュベルの指示だった。
もちろん、魔界の者であるということは、
マルセル以外は誰も知らなかった。
そしてリベラは今、各族長の前で、自分が魔王の
腹心だということを告げなければならなかった。
どう対処していいかわからず、
昨夜レイグリッドに泣きついたのである。
レイグリッドには
『正直に、ありのままを素直に話せばいいですよ』
とだけ、言われた。
「はぁ・・・やだわぁ・・
こんな事、私に向いてないわよぉ・・」
リベラは横にいるマルセルに愚痴った。
「大丈夫ですよ、リベラ様。あらかたの事情は
私が各族長に説明しておりますから・・」
「そうね、一番肝心なのは、私が魔界の者だってこと
を伝えることねー・・」
「では、もう皆揃っておりますから、参りましょうか」
会合はダークエルフの村で行われた。
各種族の族長と、それぞれ腹心を連れてきていた。
会合場所にいくと、50人ぐらいの
色々の種族が座っていた。
ガヤガヤと騒々しい雰囲気だった。
リベラにしたら、皆、知った顔である。
各族長やら、知った顔やらにニコニコと
会釈をして席についた。
マルセルが口を開いた。
「みなさん、ご足労いただき恐縮です。
このように集まることは滅多にございません。
それだけ、重要な事がこの大陸にもたらされる事は
皆さまに前もってお話しさせて頂いた通り
でございます。
そこで、皆さまがよくご存じのリベラ様に、
まとめ役をお願いしまして、この難局を
乗り切りたいと思います。
まずはリベラ様よりお話しがあります」
マルセルは良く通る声でそういうと、
リベラを中央へと促した。
リベラは覚悟を決めた表情で、皆の前に立った。
「みなさま、こんにちわぁ。ご無沙汰して
いる方もいらっしゃいますけど、
お元気でしたかぁ?」
会合場所は静まった。
「えーっと・・実は・・」
と言いかけると
「知ってますよー!もう、マルセル殿から
聞いてまーす!」
と声が上がった。リザードマンの族長だった
堰を切ったように、あちこちから声があがった。
「オレたちは賛成だよ、リベラ様ー!!兵なら
いくらでも出すぜー」
「ガルドって野郎が、ここを侵略するって
聞いたでー!!!
んなもん、追い返したるわー!!」
「ウチも兵を出すぞー!1万、いや2万でも
いいぞ!」
「リベラ様が仕切ってくれんなら、
文句ねーよ!!」
と、ワアワァとあちこちから声が上がった。
(あ~~ん・・盛り上がっちゃって、
魔王の指示なんて言い出しにくいわぁ・・
どうしましょ・・)
「はーーい!!はい!!みなさーーーん!!!
聞いてーーー!!」
リベラは声を張り上げた。
会場は静かになった。
「みなさん、感謝します。
ご協力、ホントにうれしいわ。
でも、その前に大事な事をお伝えしなければ
ならないのです。
それをお聞きになってから、
お考えになってください」
全員が、リベラを注目した。
「実は、皆さまには黙ってて申し訳なかった
のですが私は魔界の者なんです!
此度の事も、ここを、この大陸を守るため、
私の主、魔王から命を受けて、
やって参りました。
今まで、黙っていたことは、
この場で謝ります。
その上で!
この危機を乗り切るため、
私に従って頂けるかをご判断して
くださいませ」
リベラが一気に、だがハッキリとした声で
堂々と話した。
会場は水を打ったように静かになった。
しばらくの静寂のあと、前にいたドワーフの
族長が声を上げた。
「で・・・・?そ・・それで?
だ・・大事な事は?なんですか?」
「今、いったじゃなぁい!私は、魔界の者なの!!
魔王の部下!!わかった?」
リベラが通じてないのかと、ちょっと
イラッとした。
その様子を見て、オークの族長が、リベラの
誤解を解くように声を上げた。
「リベラ様、ちゃんと仰った意味は、
皆、理解しております。そう、苛立たずに。
ハハハハ!」
「だぁってぇー・・」
リザードマンが声を上げた
「リベラ様、ちょっと誤解しているようだが
あなたが魔界の人で魔王の部下ってのは
とっくに、みんな知ってるんですよ。
ずっと前から」
「え???えーーーっ??」
リベラが驚いた。
「なな・・なんで??」
エルフが応えた
「ハッハハハ!だって、魔王国が
大陸の奥に来て、
同時にリベラ様が、現れたでしょ?
普通に考えれば、そうかなーって
思うんじゃないですか?」
「魔王国が来たからって、別にオレたちを
奴隷にするわけじゃねーしさ、
感覚としては種族が増えたって程度だぜ?
みんな」
とホブゴブリンが言った。
「で・・でも、魔獣が・・襲ってくるとか・・
迷惑をかけているんじゃ・・」
「ハッハッ!!そんなのハラが減れば、
魔獣じゃなくったって襲ってくらぁな!!
ハハハ!!」
「オレたちゃ、元からそうい世界にいるんだ。
それに魔獣や魔物の方が金になるしな!」
「そうだそうだ!!」
と会場は和んだ空気になった。
改めて、オークの族長が言う。
「オレたちは、アンタたちの考えに同意する
兵も10万は用意できる。
さっき、族長達だけで話はもうできてるんだ。
自分たちの住むところを守るんだ。
イヤなやつなんかいないですよ。リベラ様」
リベラはヘナヘナと座り込んだ。
(わ・・私の昨日までの苦しみは、なんだったの?
ま・・・・いっか。結果オーライね。うふ)
話は最終的に、各種族で10万の兵を用意し
近日中に、大陸の国境まで配備することに
決まった。
先行してドワーフ達が、砦を作りに行くことも
決定した。
全て、うまくいったのであった。
----帝国領内-----
シュベルらは、道中、魔人兵とぶつかり
戦っていた。
数が多く、かなり疲労していた。
「クソッ!!いくらでも湧いてきやがる
キリがねーー!!」
「今までの魔人兵より、魔力が強いですね」
「あぁ、昼間でも普通に動きやがる。
もう、こっから先は昼とか夜とか関係ねーな!!」
「ヨースケさん!!!危ないっ!!」
後ろから来た敵に気づかなかった所を、
リリアが仕留めてくれた。
「あ!わりぃ。パメラは?」
「矢が尽きて、今は、近接戦で戦ってます!」
「すげーな!アイツ!!よし、魔人兵を周囲から
追い込んでまとめてくれ、
デカいのぶっぱなして一気に片づける!」
「承知しました」
「はいっ!」
4人は散り、まとまりのつかない魔人兵たちを
徐々に外側から集団になるように
追い込んでいった。
「いいか?リリア!」
「ハイっ!!」
「アカ!!!」
「いけます!!」
「パメラ――ッ!!」
「承知したーーーッ!」
「オレのーー合図でーーー!!
一斉にーーーーッ上にー飛べ―ッ!!!」
シュベルは戦闘に入る直前に、
全員、身体強化とフライの魔法をかけていた。
シュベルが頃合いを見て叫んだ
「今だーーッ!!!!」
全員が上に飛んだ、
魔人兵の集団が小さく見えた
そしてシュベルが、超爆飛弾黒炎を
魔人兵の集団に打ち込んだ。
シュン・・ヒューーーーゥウズドドーーーンッ!!
辺り一面は黒煙で真っ暗になった。
次第に煙が消え、、そこには山の様な大きな穴と
周辺に魔人兵が散らばっていた。
「はぁーー・・終わったぁ・・」
「苦戦しましたね」
リリアが言った。
「やっぱ、数が多いと、パッパッてなわけには
いかねーよなぁ」
パメラとアカが戻ってきた。
「こういうケースの対策を考えないといけませんね」
アカが言った
「弓矢を何千本も持って、戦えぬしな」
パメラも座り込みながら言った
「あぁ、パメラ、弓矢が無くなったんだったな」
とシュベル
「そうだ。もう空っぽだ。我の武器は
ショートソードしかない」
「どっか、街に行かないと、ダメだな・・
アカ、一番近い街か城下でもいい、
どこだ?」
「ここから一番近い所ですと・・
ザーロの街ですね」
とアカが応えた
「じゃ、そこ行くか!今日はそこで宿を取る!」
とシュベルが腰を上げようとすると
アカが言った
「はい、ただ・・一つ問題が・・」
「なに?」
「そこは人間しか入れません」
「なーーんだ!そんなこと・・・・あ?」
3人の視線はパメラにいった
「はぁー・・じゃ、我は外で過ごすから
武具屋で弓矢だけ仕入れてくれ・・」
パメラがガックリと肩を落とした。
それを見てシュベルは言った。
「耳だけ隠せよ。それだけすれば
どっから見ても、美人の人間さんだ!!
ハハッハッハ!」
「そううまくいくかなぁ・・はぁ・・」
心配そうにパメラは呟いた。
「取りあえず、向かおう!!」
4人はザーロの街に向かった。
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