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第二章 雛
第二十話 休日 20 2-7-3/3 59
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無事ギンはユミへと追いつき、洗濯屋へと案内することが出来た。
羽織が乾くには夕刻まで時間を要するだろう、と言われたのはギンにとって幸運だと言えよう。ユミは食事が済み次第帰るつもりだったようだったのだ。
時間を潰すと言う名目の下、鳩の学舎から伸びる大通りの1つをギンはユミのすぐ隣で歩くこととなった。
この時点でギンにとって大きな成果と言える。調子に乗り、繋いでやろうとユミの手に向かって手を伸ばす。ところが、その手は空を切る。
「あ~さの ひか~りが こど~くを わかちあう」
聞きなれない歌声が聞こえたかと思うと、ユミはそれに向かって走り出していた。ギンは虚しい気持ちになりながらもその背中を眼で追う。
ユミの向かった先は1軒の雑貨屋のようだ。大きく開かれた入口から、店内の陳列台に並べられた売り物が見える。眼鏡、賽子、砂時計、鏡といったトミサの豊かさを象徴する品の数々だ。それらはイイバ各地の村から集められた物である。
店の入り口へ設けられた庇の上には、横長の大きな看板が掲げられていた。黒々とした達筆で「伽藍鳥」と刻まれている。
その店の前には割烹前掛けをまとった少年――ギンの眼にはそう映っていた――が立ち、目を瞑り歌を歌っている。看板店員による客寄せということなのだろう。
「ミズ!」
「……ユミ?」
ユミがその店員に声をかけると、ギンの中でたちまち闘争心が燃え上がる。
「久しぶりだね! そういえばアサがミズをトミサに預けるって言ってたもんね!」
「久しぶり! ……ユミがここにいるってことは鳩になれたの?」
「うん! まあ、まだ見習いなんだけど……」
ギンの耳にもなんとなく会話は聞こえているが、その内容はさっぱり理解できない。親し気な様子だけは伝わったが。
「……キリは? 一緒じゃないの?」
ユミの顔が明らかに曇るのが分かった。ギンの耳にも「キリ」という言葉が妙に引っかかった。
「うん……。あの後も1回会ったんだけどすぐ別れちゃった。キリが大人になって、私が立派な鳩になったら迎えに行くって告げて……」
「そっか……。じゃあユミ、頑張らないと!」
「うん、ありがと。……あれ? ミズも一応鳩なんだよね? 雛を受けなくて良いの?」
少し元気を取り戻したように見えたユミだったが、今度は頭に疑問符を浮かべている。
「あー……、実はボクに帰巣本能が無いことバレちゃって、またいつか孵卵を受けないといけないんだよね……」
「……まあそうだよね。私にできることがあったら相談してね!」
「ありがとう!」
2人を眺めていたギンの中でだんだん苛立ちが強まってくる。ユミと2人で歩いていたはずなのに、どこぞの鳶に油揚げをさらわれた気分だ。
「ユミ! もういいだろ! 次行こ!」
鼻息を荒げながらユミへと近づき、ただでは起きぬとばかりにその手を掴もうとしたのだが、やはり空を切る。既にユミは陳列台に並べられた商品の1つへと眼が奪われていたようだ。
「ミズ、あれ……」
「あー、あのがま口。キリが持ってたねー。ふふふ、さすがだねーユミ。どう? お買い得だよ?」
ユミが眼を奪われている物、それはアジサイの柄の入ったがま口のようだった。店員はお買い得だと言っていたが、ユミはその商品の傍にあった値札を見て眼を丸くしている。釣られてギンも眺めてみたのだが、決して手の出ない額ではないことが分かった。そしてユミに問いかける。
「それ、欲しいの?」
「……うん」
ギンは間髪入れず懐に手を突っ込み、財布から金を抜き取ると定められた額をミズと呼ばれた店員へと渡す。
「へへへ、まいどありー」
店員らしからぬ邪悪な笑みを浮かべるミズをよそに、陳列台からがま口を分捕ると、自身のてのひらの上に乗せ、ユミの顔の前へと掲げた。
「ほらよ」
我ながら格好をつけた所作だと感じる。
「ありがと!」
ユミはその挙動など全く気にしない様子でがま口を奪い取ると、ギンにそっぽを向け青空を背景にそれをじっくりと眺め始めた。
「キリ……」
ユミの口から不穏な声が漏れた気がするが、やはり気にしないことにした。恐らく「キレイ」とでも言ったのだろう。
「ふふふ……、ねえお兄さん」
ユミががま口に見惚れている隙をついて、ミズがギンに向かって話しかける。相変わらず不敵な笑みである。
「ユミのこと好きなの?」
突然の問いかけにギンは噴き出した。
「べ、べべ、別にお前に関係ないだろ!」
「確かにそうかもねー。でも、ボクはお兄さんの知らないユミのこと知ってるかもねー」
先ほどの親し気な様子から判断する限り、悔しいがそれは認めざるを得ないだろう。
「……何だよ。教えてくれんのかよ?」
「恋敵は手強いよぉ。ちなみにボクは潔く身を引いた」
「え? そうなの?」
なんとも聞き捨てならない情報である。
「そんなお兄さんにお勧めしたい商品があるのです!」
「……話だけ聞かせろよ」
本当はその商品が何か気になって仕方ないのだが、冷静を装う。
「じゃーん。どう? 匂い嗅いでみて? お兄さんも鳩なら分かるんじゃないかな?」
ミズが見せつけてきた壺の中には、乾燥した葉のようなものが入っている。ギンが恐る恐る顔を近づけると、つーんと甘い匂いが鼻の奥へと広がった。ミズの言う通り、覚えのある匂いだった。孵卵の前夜、母親に入れてもらった甘いお茶の香りだ。
「ちょっ、おまえ! なんてもんを!」
その日の夜、酩酊状態となったギンは例の如く激しく母親に甘えたのだった。なんとも恥ずかしい思い出だ。
「これをユミに飲ませれば……、分かるよね? がま口も買ってもらったし、安くしとくよ?」
「い、い、いる……、いるかぁ!」
何とか誘惑を断ち切ったギンだった。
一通りがま口を眺め終わったユミは満足げな表情を浮かべる。背後ではミズとギンが言い争っているように見えたが、ミズにも友人が出来たのだと好意的に捉えることにした。
先ほどまではがま口に眼を奪われてしまっていたが、改めて店内を眺めるとそれは何とも興味深い景色だった。ウラヤにもあるもの、トキやサイから既に教わった物、初めて見る物など色とりどりだ。その中で一際眼を引くものがあった。丸い平面状のそれが妙に輝いているように見えたからだ。
「ねえギンー。これなにー?」
ユミは首だけ後ろへと捻り、問いかける。声を聞いたギンは、なぜか気まずそうな顔を向けながら近づいてきた。
「ああ、それは鏡。光ってる面を見てみな。ユミの顔が綺麗に写ってるだろ?」
言われた通り、鏡を覗いてみるとぎょっとしてしまう。
「これが私?」
「え、自分の顔見るの初めて? まあそうか、鏡を知らないならそういうこともあるか……」
ユミは川面に写る不鮮明な像でしか自分の顔を見たことが無かった。例えば眼の細部など知らなかったのだが、手元の鏡には赤い瞳に目尻の切れた特徴が映し出されていた。かつてアイに執着され、一度はキリに拒絶された眼でもある。
ソラがラシノに辿り着いた時の様に、考えれば見えてくる真実からユミは眼を背けることにした。
羽織が乾くには夕刻まで時間を要するだろう、と言われたのはギンにとって幸運だと言えよう。ユミは食事が済み次第帰るつもりだったようだったのだ。
時間を潰すと言う名目の下、鳩の学舎から伸びる大通りの1つをギンはユミのすぐ隣で歩くこととなった。
この時点でギンにとって大きな成果と言える。調子に乗り、繋いでやろうとユミの手に向かって手を伸ばす。ところが、その手は空を切る。
「あ~さの ひか~りが こど~くを わかちあう」
聞きなれない歌声が聞こえたかと思うと、ユミはそれに向かって走り出していた。ギンは虚しい気持ちになりながらもその背中を眼で追う。
ユミの向かった先は1軒の雑貨屋のようだ。大きく開かれた入口から、店内の陳列台に並べられた売り物が見える。眼鏡、賽子、砂時計、鏡といったトミサの豊かさを象徴する品の数々だ。それらはイイバ各地の村から集められた物である。
店の入り口へ設けられた庇の上には、横長の大きな看板が掲げられていた。黒々とした達筆で「伽藍鳥」と刻まれている。
その店の前には割烹前掛けをまとった少年――ギンの眼にはそう映っていた――が立ち、目を瞑り歌を歌っている。看板店員による客寄せということなのだろう。
「ミズ!」
「……ユミ?」
ユミがその店員に声をかけると、ギンの中でたちまち闘争心が燃え上がる。
「久しぶりだね! そういえばアサがミズをトミサに預けるって言ってたもんね!」
「久しぶり! ……ユミがここにいるってことは鳩になれたの?」
「うん! まあ、まだ見習いなんだけど……」
ギンの耳にもなんとなく会話は聞こえているが、その内容はさっぱり理解できない。親し気な様子だけは伝わったが。
「……キリは? 一緒じゃないの?」
ユミの顔が明らかに曇るのが分かった。ギンの耳にも「キリ」という言葉が妙に引っかかった。
「うん……。あの後も1回会ったんだけどすぐ別れちゃった。キリが大人になって、私が立派な鳩になったら迎えに行くって告げて……」
「そっか……。じゃあユミ、頑張らないと!」
「うん、ありがと。……あれ? ミズも一応鳩なんだよね? 雛を受けなくて良いの?」
少し元気を取り戻したように見えたユミだったが、今度は頭に疑問符を浮かべている。
「あー……、実はボクに帰巣本能が無いことバレちゃって、またいつか孵卵を受けないといけないんだよね……」
「……まあそうだよね。私にできることがあったら相談してね!」
「ありがとう!」
2人を眺めていたギンの中でだんだん苛立ちが強まってくる。ユミと2人で歩いていたはずなのに、どこぞの鳶に油揚げをさらわれた気分だ。
「ユミ! もういいだろ! 次行こ!」
鼻息を荒げながらユミへと近づき、ただでは起きぬとばかりにその手を掴もうとしたのだが、やはり空を切る。既にユミは陳列台に並べられた商品の1つへと眼が奪われていたようだ。
「ミズ、あれ……」
「あー、あのがま口。キリが持ってたねー。ふふふ、さすがだねーユミ。どう? お買い得だよ?」
ユミが眼を奪われている物、それはアジサイの柄の入ったがま口のようだった。店員はお買い得だと言っていたが、ユミはその商品の傍にあった値札を見て眼を丸くしている。釣られてギンも眺めてみたのだが、決して手の出ない額ではないことが分かった。そしてユミに問いかける。
「それ、欲しいの?」
「……うん」
ギンは間髪入れず懐に手を突っ込み、財布から金を抜き取ると定められた額をミズと呼ばれた店員へと渡す。
「へへへ、まいどありー」
店員らしからぬ邪悪な笑みを浮かべるミズをよそに、陳列台からがま口を分捕ると、自身のてのひらの上に乗せ、ユミの顔の前へと掲げた。
「ほらよ」
我ながら格好をつけた所作だと感じる。
「ありがと!」
ユミはその挙動など全く気にしない様子でがま口を奪い取ると、ギンにそっぽを向け青空を背景にそれをじっくりと眺め始めた。
「キリ……」
ユミの口から不穏な声が漏れた気がするが、やはり気にしないことにした。恐らく「キレイ」とでも言ったのだろう。
「ふふふ……、ねえお兄さん」
ユミががま口に見惚れている隙をついて、ミズがギンに向かって話しかける。相変わらず不敵な笑みである。
「ユミのこと好きなの?」
突然の問いかけにギンは噴き出した。
「べ、べべ、別にお前に関係ないだろ!」
「確かにそうかもねー。でも、ボクはお兄さんの知らないユミのこと知ってるかもねー」
先ほどの親し気な様子から判断する限り、悔しいがそれは認めざるを得ないだろう。
「……何だよ。教えてくれんのかよ?」
「恋敵は手強いよぉ。ちなみにボクは潔く身を引いた」
「え? そうなの?」
なんとも聞き捨てならない情報である。
「そんなお兄さんにお勧めしたい商品があるのです!」
「……話だけ聞かせろよ」
本当はその商品が何か気になって仕方ないのだが、冷静を装う。
「じゃーん。どう? 匂い嗅いでみて? お兄さんも鳩なら分かるんじゃないかな?」
ミズが見せつけてきた壺の中には、乾燥した葉のようなものが入っている。ギンが恐る恐る顔を近づけると、つーんと甘い匂いが鼻の奥へと広がった。ミズの言う通り、覚えのある匂いだった。孵卵の前夜、母親に入れてもらった甘いお茶の香りだ。
「ちょっ、おまえ! なんてもんを!」
その日の夜、酩酊状態となったギンは例の如く激しく母親に甘えたのだった。なんとも恥ずかしい思い出だ。
「これをユミに飲ませれば……、分かるよね? がま口も買ってもらったし、安くしとくよ?」
「い、い、いる……、いるかぁ!」
何とか誘惑を断ち切ったギンだった。
一通りがま口を眺め終わったユミは満足げな表情を浮かべる。背後ではミズとギンが言い争っているように見えたが、ミズにも友人が出来たのだと好意的に捉えることにした。
先ほどまではがま口に眼を奪われてしまっていたが、改めて店内を眺めるとそれは何とも興味深い景色だった。ウラヤにもあるもの、トキやサイから既に教わった物、初めて見る物など色とりどりだ。その中で一際眼を引くものがあった。丸い平面状のそれが妙に輝いているように見えたからだ。
「ねえギンー。これなにー?」
ユミは首だけ後ろへと捻り、問いかける。声を聞いたギンは、なぜか気まずそうな顔を向けながら近づいてきた。
「ああ、それは鏡。光ってる面を見てみな。ユミの顔が綺麗に写ってるだろ?」
言われた通り、鏡を覗いてみるとぎょっとしてしまう。
「これが私?」
「え、自分の顔見るの初めて? まあそうか、鏡を知らないならそういうこともあるか……」
ユミは川面に写る不鮮明な像でしか自分の顔を見たことが無かった。例えば眼の細部など知らなかったのだが、手元の鏡には赤い瞳に目尻の切れた特徴が映し出されていた。かつてアイに執着され、一度はキリに拒絶された眼でもある。
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