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第4話「試験勉強は一緒に」
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試験前の放課後、図書室の一角。
クラリッサは机に向かっていた――が、ノートの上には大きな花の絵が描かれている。
「……何をしてる」
「え? 勉強よ」
「どこがだ」
ジュリアンは呆れたようにため息をつき、クラリッサのノートをのぞき込む。
色とりどりのペンで描かれた花畑の落書きが広がっていた。
「……これは?」
「暗記するのに、絵を描いたら覚えやすいかなって!」
「結果、覚えてないんだろう」
「うっ……」
クラリッサは視線をそらし、机に突っ伏した。
「わたし、どうしたら覚えられるのかしら。ジュリアンは何でもできてすごいわ」
その声は小さく拗ねていて、ジュリアンは思わず手を止める。
そして少しだけ視線をやわらげた。
「仕方ないな。……俺が横で問題を出す。答えられるまで付き合うから」
「ほんとに!? さすがジュリアン、大好き!」
無邪気に飛びついてくるクラリッサに、ジュリアンの心臓が跳ね上がる。
慌てて顔を背けながら、机にペンを置いた。
「……とにかく座れ。始めるぞ」
「はーい♪」
にこにこと笑いながらクラリッサは席につく。
しかし――出された問題には見事に空白を連発。
「……クラリッサ」
「だ、だって、難しいんですもの……」
泣きそうな顔をする彼女を見て、ジュリアンはつい微笑をもらす。
「……仕方ない。何度でも教えるから覚えろ」
「ふふっ、やっぱりジュリアンと一緒だと安心するわ」
その一言で、ジュリアンの胸はまたもや締めつけられる。
安心。幼馴染だから、という理由で口にされる言葉。
だが彼にとっては、恋よりも甘い響きだった。
クラリッサは机に向かっていた――が、ノートの上には大きな花の絵が描かれている。
「……何をしてる」
「え? 勉強よ」
「どこがだ」
ジュリアンは呆れたようにため息をつき、クラリッサのノートをのぞき込む。
色とりどりのペンで描かれた花畑の落書きが広がっていた。
「……これは?」
「暗記するのに、絵を描いたら覚えやすいかなって!」
「結果、覚えてないんだろう」
「うっ……」
クラリッサは視線をそらし、机に突っ伏した。
「わたし、どうしたら覚えられるのかしら。ジュリアンは何でもできてすごいわ」
その声は小さく拗ねていて、ジュリアンは思わず手を止める。
そして少しだけ視線をやわらげた。
「仕方ないな。……俺が横で問題を出す。答えられるまで付き合うから」
「ほんとに!? さすがジュリアン、大好き!」
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慌てて顔を背けながら、机にペンを置いた。
「……とにかく座れ。始めるぞ」
「はーい♪」
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しかし――出された問題には見事に空白を連発。
「……クラリッサ」
「だ、だって、難しいんですもの……」
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「……仕方ない。何度でも教えるから覚えろ」
「ふふっ、やっぱりジュリアンと一緒だと安心するわ」
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だが彼にとっては、恋よりも甘い響きだった。
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