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第15話「図書館での昼寝」
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学園に戻ってしばらく。
午後の図書館は、窓からやわらかな陽射しが差し込み、勉強や読書をする生徒たちで静かな空気に包まれていた。
クラリッサも机にノートを広げていたが――数分後には、すでにペンを握ったままこくりこくりと舟をこいでいた。
「……またか」
ジュリアンは本を閉じ、そっと彼女の隣をのぞき込む。
机に突っ伏したクラリッサは、小さな寝息を立てている。
髪が頬にかかりそうになっていて、ジュリアンは思わず指先を伸ばしかけ――はっと我に返って拳を握りしめた。
(……駄目だ。そんなことをすれば、もう戻れなくなる)
ため息をつき、彼はそっと自分の外套を肩にかけてやる。
クラリッサは気づかないまま、幸せそうに身を丸めた。
「……やっぱり、ジュリアンが隣にいると安心するのね」
寝言のようにつぶやかれた言葉に、ジュリアンは固まった。
周囲の生徒たちが「また始まった」「あれは絶対両想いだよ」と小声で笑っているのも耳に入らない。
彼はただ、顔を両手で覆って必死に理性を保つしかなかった。
午後の図書館は、窓からやわらかな陽射しが差し込み、勉強や読書をする生徒たちで静かな空気に包まれていた。
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「……またか」
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