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第22話「庭園のお茶会ふたたび」
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長期休暇に入って数日後。
クラリッサは庭園のテーブルにお気に入りのティーセットを並べ、うきうきとケーキを切り分けていた。
「やっぱりお屋敷のお菓子が一番ね。ジュリアンも一緒に食べましょう!」
「……最初からそのつもりだ」
ジュリアンは静かに腰を下ろすが、その横顔はどこか諦め顔だ。
なぜなら――少し離れたところで庭師や侍女たちが、またもや庭仕事のふりをしながら二人を覗いていたからである。
「ほら、クラリッサ様があーんを始めるに違いないわ」
「前回の再現ですね」
ひそひそと囁く声が届いてくる。
「はい、ジュリアン。今日はベリータルトをあーんしてあげる!」
「……クラリッサ」
「ん? 嫌なの?」
「……いや」
結局観念して口を開けるジュリアン。
背後で「やっぱり!」「あれはもう夫婦ですよね」と大騒ぎ。
「皆さん、どうしてそんなに見てるのかしら?」
「……気にするな」
クラリッサは首を傾げつつ、今度はケーキを自分でぱくり。
そして無邪気に笑った。
「でもね、ジュリアンと一緒に食べると何倍も美味しいのよ」
「……っ」
その言葉にジュリアンは耳まで真っ赤になり、カップで顔を隠した。
使用人たちはさらににやにやしながら「早くご婚約を」「お幸せそう」とささやき合う。
クラリッサは首をかしげるばかり。
ジュリアンの胸の中だけが、甘さと苦しさでいっぱいになっていた。
クラリッサは庭園のテーブルにお気に入りのティーセットを並べ、うきうきとケーキを切り分けていた。
「やっぱりお屋敷のお菓子が一番ね。ジュリアンも一緒に食べましょう!」
「……最初からそのつもりだ」
ジュリアンは静かに腰を下ろすが、その横顔はどこか諦め顔だ。
なぜなら――少し離れたところで庭師や侍女たちが、またもや庭仕事のふりをしながら二人を覗いていたからである。
「ほら、クラリッサ様があーんを始めるに違いないわ」
「前回の再現ですね」
ひそひそと囁く声が届いてくる。
「はい、ジュリアン。今日はベリータルトをあーんしてあげる!」
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「……いや」
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「でもね、ジュリアンと一緒に食べると何倍も美味しいのよ」
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