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第42話「山道の手」
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お弁当の後、一行は山道を歩いて丘を目指していた。
木漏れ日が差し込み、小鳥の声が響く。
「わあ、空気が気持ちいいわね!」
クラリッサはスカートを揺らしながら小走りに進む。
「クラリッサ、前を見ろ」
「だいじょうぶよ、ジュリアンがいるから!」
次の瞬間、石に足を取られてよろけた。
「きゃっ!」
倒れ込む前に、ジュリアンの手が彼女の腕をがっしりとつかむ。
ぐいっと引き寄せられ、そのまま胸に収まる形になった。
「……だから言っただろう」
「ご、ごめんなさい!」
顔を上げると、ジュリアンの瞳がすぐそこにあった。
近すぎる距離に、クラリッサの頬は赤く染まる。
「……手を離したら、また転ぶだろ」
「え?」
そう言って、ジュリアンはそのまま彼女の手を握り直した。
指先がきゅっと絡まる。
「……最後までついてこい」
「……うん!」
クラリッサは嬉しそうに笑い、ぎゅっと握り返す。
後ろで見ていた友人たちは、こそこそと囁き合った。
「もう恋人で決まりだな」
「手をつないで歩いてるぞ!」
ジュリアンは背中に浴びる視線を無視し、ただ前を向いて歩き続けた。
けれど耳まで真っ赤なのを、クラリッサだけは見逃さなかった。
木漏れ日が差し込み、小鳥の声が響く。
「わあ、空気が気持ちいいわね!」
クラリッサはスカートを揺らしながら小走りに進む。
「クラリッサ、前を見ろ」
「だいじょうぶよ、ジュリアンがいるから!」
次の瞬間、石に足を取られてよろけた。
「きゃっ!」
倒れ込む前に、ジュリアンの手が彼女の腕をがっしりとつかむ。
ぐいっと引き寄せられ、そのまま胸に収まる形になった。
「……だから言っただろう」
「ご、ごめんなさい!」
顔を上げると、ジュリアンの瞳がすぐそこにあった。
近すぎる距離に、クラリッサの頬は赤く染まる。
「……手を離したら、また転ぶだろ」
「え?」
そう言って、ジュリアンはそのまま彼女の手を握り直した。
指先がきゅっと絡まる。
「……最後までついてこい」
「……うん!」
クラリッサは嬉しそうに笑い、ぎゅっと握り返す。
後ろで見ていた友人たちは、こそこそと囁き合った。
「もう恋人で決まりだな」
「手をつないで歩いてるぞ!」
ジュリアンは背中に浴びる視線を無視し、ただ前を向いて歩き続けた。
けれど耳まで真っ赤なのを、クラリッサだけは見逃さなかった。
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