『ずっと一緒、って幼馴染だから当然でしょ?』 ― 無自覚令嬢と耐える青年の両片想いコメディ ―

だって、これも愛なの。

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第65話「友人への相談」

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 放課後の談話室。
 クラリッサは紅茶を前に、友人たちとテーブルを囲んでいた。
 窓の外には夕陽が差し込み、部屋をオレンジ色に染めている。

「ねえ……ちょっと聞いてほしいの」
「なになに? またジュリアンの話?」
「ま、またって言わないで!」

 友人たちににやにやされながらも、クラリッサは小声で打ち明けた。

「この前ね、ジュリアンに“覚悟しろよ”って言われたの」
「おおー!」
「それって告白の前触れじゃない?」

 声をひそめたつもりが、友人たちは一気に身を乗り出した。

「で、どういう場面で?」
「わたしが“ジュリアンは特別”って言ったら……そのあとに」

 クラリッサの頬は自然と赤くなる。
 言葉を思い返すだけで胸がどきどきしてしまうのだ。

「……でも、“覚悟”ってどういう意味なのかしら? 怒っていたわけじゃないのよ」
「それはもう、“気持ちをぶつける覚悟”じゃない?」
「クラリッサ嬢に告白する気満々ってことよ!」

 わいわいと盛り上がる声に、クラリッサはうつむいてカップを両手で包む。

(……もし本当にそうなら、わたしはどう答えたらいいの?)

 答えはまだ出ない。
 けれど、胸の奥が熱く高鳴るのを止められなかった。
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