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番外編② 花冠のあとで
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白い花冠を頭にのせられてから数日後のこと。
セレナは庭を歩きながら、あの夜の温もりを思い出していた。
けれど、ふと目にしたのは――またもや花を手にしたルカの姿。
「……今度は何をしているの?」
「こ、今度はリースを作ろうと……」
「リース?」
「花冠はちょっと歪んじゃったから……次は、ちゃんと形にしたくて」
必死に編んでいる指先はやっぱりぎこちなく、花びらはぽろぽろとこぼれていく。
セレナは小さく笑い、そっと隣に腰を下ろした。
「ルカ、あの花冠……とても嬉しかったのよ」
「え?」
「不格好でも、心を込めて作ってくれたことが何よりも」
ルカの耳が赤く染まっていく。
「じゃあ……次はもっと上手に作って、ずっと残してもらえるようにする」
「ふふ、あなたらしいわね」
セレナがそう言って彼の手を取ると、ルカは一瞬言葉を失い、やがて小さく笑った。
「……ほんとはね。花なんかじゃなくてもいいんだ。ただ、君に僕の想いを残したいだけなんだ」
真剣な声に、セレナの胸がふわりと温かくなる。
夜風が二人を包み、白い花びらがひとひら舞った。
あの夜の花冠は、形を失ってしまっても――
ふたりの間に残された想いは、月明かりに照らされて今も輝いている。
セレナは庭を歩きながら、あの夜の温もりを思い出していた。
けれど、ふと目にしたのは――またもや花を手にしたルカの姿。
「……今度は何をしているの?」
「こ、今度はリースを作ろうと……」
「リース?」
「花冠はちょっと歪んじゃったから……次は、ちゃんと形にしたくて」
必死に編んでいる指先はやっぱりぎこちなく、花びらはぽろぽろとこぼれていく。
セレナは小さく笑い、そっと隣に腰を下ろした。
「ルカ、あの花冠……とても嬉しかったのよ」
「え?」
「不格好でも、心を込めて作ってくれたことが何よりも」
ルカの耳が赤く染まっていく。
「じゃあ……次はもっと上手に作って、ずっと残してもらえるようにする」
「ふふ、あなたらしいわね」
セレナがそう言って彼の手を取ると、ルカは一瞬言葉を失い、やがて小さく笑った。
「……ほんとはね。花なんかじゃなくてもいいんだ。ただ、君に僕の想いを残したいだけなんだ」
真剣な声に、セレナの胸がふわりと温かくなる。
夜風が二人を包み、白い花びらがひとひら舞った。
あの夜の花冠は、形を失ってしまっても――
ふたりの間に残された想いは、月明かりに照らされて今も輝いている。
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