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第14話『知りたくなる』
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屋上から降りたあとも、瓶に残った青い光が指先に染み込んでいるような気がしていた。
作業台に戻ると、悠真はいつも通りの笑顔で瓶を棚に戻している。
それなのに、私の胸の鼓動はまだ静まらない。
「……悠真さん」
自分でも驚くほど、名前を呼ぶ声が小さかった。
「ん?」
「星を空に返すとき、どんなことを考えてるんですか?」
少しの間、彼は手を止めた。
「……その人が、この星を見つけられますように、って」
「見つけられる……?」
「うん。願いって、届いたあとも、持ち主がちゃんと受け取らなきゃ意味がないだろ」
その言葉が、胸の奥にじんわり広がる。
私は瓶の中の光だけでなく、この人の考え方や、心の奥にある景色をもっと知りたいと思った。
「澪さんは?」
「……私は、その人が安心できるように、って」
「ああ……それ、澪さんらしい」
少し照れたように笑う彼の横顔に、また心が揺れる。
——もっと知りたい。
それは、仕事仲間としてではなく、ひとりの人として。
星灯が淡く揺れ、その光が彼の頬を優しく照らしていた。
作業台に戻ると、悠真はいつも通りの笑顔で瓶を棚に戻している。
それなのに、私の胸の鼓動はまだ静まらない。
「……悠真さん」
自分でも驚くほど、名前を呼ぶ声が小さかった。
「ん?」
「星を空に返すとき、どんなことを考えてるんですか?」
少しの間、彼は手を止めた。
「……その人が、この星を見つけられますように、って」
「見つけられる……?」
「うん。願いって、届いたあとも、持ち主がちゃんと受け取らなきゃ意味がないだろ」
その言葉が、胸の奥にじんわり広がる。
私は瓶の中の光だけでなく、この人の考え方や、心の奥にある景色をもっと知りたいと思った。
「澪さんは?」
「……私は、その人が安心できるように、って」
「ああ……それ、澪さんらしい」
少し照れたように笑う彼の横顔に、また心が揺れる。
——もっと知りたい。
それは、仕事仲間としてではなく、ひとりの人として。
星灯が淡く揺れ、その光が彼の頬を優しく照らしていた。
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