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相性
陶芸家立川の場合
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毎週土曜日の午前中にやってくる彼は、背が高くてスタイルが良く、外国人のように彫りの深い顔立ち。立ち居振る舞いが美しくて、私たち司書の間では密かに人気だった。
ある日、彼から本の検索を頼まれた。これ、一般書架には置いていない。
「書庫の方にありますね。貸し出しはできませんが図書館内なら閲覧可能です。お持ちしましょうか」
「はい、お願いします、あの」
「はい?」
「……一緒に行ってもいいですか?」
規則では、司書以外は入れない。でもなぜかそのとき、私は頷いてしまった。
エレベーターで地下二階に降りる。書庫の鍵を出して、分厚いドアを開けた。
「こちらです」
ずらりと並んだ書架の間を縫って、一番奥に向かう。棚の一番上だ。
懸命に背を伸ばし取ろうとしても微妙に届かない。立川さん、取ってくれないかしら?
振り向くと、思ったよりも近くに彼の胸があって驚いた。
「これですね」
不意の接近に頰が赤らむ。
「立川さん?」
本を取った手は私の背中に触れ、思っているよりも強い力で抱き寄せられた。
驚いて見上げた唇を優しく、しかし有無を言わさない強さで塞がれた。優しく甘いその感触に力が抜けて、彼の腕にしがみつく。意外と筋肉質なその腕に、思わず体が反応した。
「抱きたいです。いいですか」
彼の大きな手が、紳士的に優しく頰に触れていく。合わせた目がそらせない……私はいつのまにか頷いた。
「誰か来るかもしれないから」
彼は長くて美しい人差し指を唇の前に立てると「静かにね」と言った。
もう一度、優しいキス……深い。音を立てないように気をつけながら吸い、甘噛みしていく。一旦唇を離すと、にっと笑った。目尻にできる笑い皺が可愛い。
「いけない人だね、新菜さん。仕事中なのに、オレをその気にさせちゃった」
一気に顔が赤く、熱くなった。そうだ、あまりに心地よいキスに、つい我を忘れてしまったけれども今は仕事中だ。
「立川さん、私戻ります、仕事……」
言いかけた口を優しく塞がれ、耳元で立川さんが囁いた。
「図書館での私語は慎んで」
ブラウスのボタンが外され、温かくて大きな手に鷲掴まれる。強弱とリズムをつけつつ、優しく指でなぶられる。書架にそっと体を押し付けられて逃げられない、ううん、逃げたく、ない。
スカートの上からお尻を撫でられる。その度に体がピクピクと反応するのは、立川さんが上手いから? 直接触れて欲しいから?
ストッキングと下着を優しく下ろされる。一つ一つの動作が丁寧で紳士的。そして大切なところに指が触れる。
「音、出ちゃうね。グッショグショ」
グッショグショ、というときだけ耳元に吐息がかかるようにいう立川さんは、なにをどうすれば女が濡れるか、きっとわかってるんだわ。
「図書館、ですので、お静、かに……んっ」
「分かってます、音出さないように、ゆっくり静かにね」
押し付けられた彼の、はするりと私の中に吸い込まれた。まるで私が待ち望んでいたかのようで、羞恥に顔が赤くなる。
焦らすように抜かれ。挿れられるのを繰り返されると、体がもう、我慢できない。
欲しい、もっと強く、激しく……!
焦らされ続けて最後は涙を流しながら懇願した。
「イキたい、です」
「じゃあ、なんて言うの」
「イカせて、ください」
「やらしい子だね」
くっと口角が上がる。嬉しそうな笑み。
抱き上げられ、彼の……が、奥深くに入る、突き刺さる。
声を殺して懸命に快感に耐える私を見ながら、彼は激しく突きあげてきた。
ある日、彼から本の検索を頼まれた。これ、一般書架には置いていない。
「書庫の方にありますね。貸し出しはできませんが図書館内なら閲覧可能です。お持ちしましょうか」
「はい、お願いします、あの」
「はい?」
「……一緒に行ってもいいですか?」
規則では、司書以外は入れない。でもなぜかそのとき、私は頷いてしまった。
エレベーターで地下二階に降りる。書庫の鍵を出して、分厚いドアを開けた。
「こちらです」
ずらりと並んだ書架の間を縫って、一番奥に向かう。棚の一番上だ。
懸命に背を伸ばし取ろうとしても微妙に届かない。立川さん、取ってくれないかしら?
振り向くと、思ったよりも近くに彼の胸があって驚いた。
「これですね」
不意の接近に頰が赤らむ。
「立川さん?」
本を取った手は私の背中に触れ、思っているよりも強い力で抱き寄せられた。
驚いて見上げた唇を優しく、しかし有無を言わさない強さで塞がれた。優しく甘いその感触に力が抜けて、彼の腕にしがみつく。意外と筋肉質なその腕に、思わず体が反応した。
「抱きたいです。いいですか」
彼の大きな手が、紳士的に優しく頰に触れていく。合わせた目がそらせない……私はいつのまにか頷いた。
「誰か来るかもしれないから」
彼は長くて美しい人差し指を唇の前に立てると「静かにね」と言った。
もう一度、優しいキス……深い。音を立てないように気をつけながら吸い、甘噛みしていく。一旦唇を離すと、にっと笑った。目尻にできる笑い皺が可愛い。
「いけない人だね、新菜さん。仕事中なのに、オレをその気にさせちゃった」
一気に顔が赤く、熱くなった。そうだ、あまりに心地よいキスに、つい我を忘れてしまったけれども今は仕事中だ。
「立川さん、私戻ります、仕事……」
言いかけた口を優しく塞がれ、耳元で立川さんが囁いた。
「図書館での私語は慎んで」
ブラウスのボタンが外され、温かくて大きな手に鷲掴まれる。強弱とリズムをつけつつ、優しく指でなぶられる。書架にそっと体を押し付けられて逃げられない、ううん、逃げたく、ない。
スカートの上からお尻を撫でられる。その度に体がピクピクと反応するのは、立川さんが上手いから? 直接触れて欲しいから?
ストッキングと下着を優しく下ろされる。一つ一つの動作が丁寧で紳士的。そして大切なところに指が触れる。
「音、出ちゃうね。グッショグショ」
グッショグショ、というときだけ耳元に吐息がかかるようにいう立川さんは、なにをどうすれば女が濡れるか、きっとわかってるんだわ。
「図書館、ですので、お静、かに……んっ」
「分かってます、音出さないように、ゆっくり静かにね」
押し付けられた彼の、はするりと私の中に吸い込まれた。まるで私が待ち望んでいたかのようで、羞恥に顔が赤くなる。
焦らすように抜かれ。挿れられるのを繰り返されると、体がもう、我慢できない。
欲しい、もっと強く、激しく……!
焦らされ続けて最後は涙を流しながら懇願した。
「イキたい、です」
「じゃあ、なんて言うの」
「イカせて、ください」
「やらしい子だね」
くっと口角が上がる。嬉しそうな笑み。
抱き上げられ、彼の……が、奥深くに入る、突き刺さる。
声を殺して懸命に快感に耐える私を見ながら、彼は激しく突きあげてきた。
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