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❤︎義母と祖母❤︎真柴みひろ
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義母を訪ねるのは、二ヶ月に一度。結婚してからのルーティンで…もう、すっかり習慣になった。
義母の点てたお茶をいただきながら、静かな茶室で話をする。
「ねぇ、みひろさん」
「はい」
「結婚してどのくらいかしら?」
来たな、と思いつつ…答える。
「6年です」
「そう…」
この受け答えもいつものこと…。もう、馴れてしまった。
義母は窓の外を見ながら、聞こえよがしにため息をついた。
「私ももういい歳だから…」
「お義母様、そんな…」
「最近、ね。思うのよ」
義母は立ち上がり、窓を少し開けた。日差しは暖かいのに、風はもう…初冬の気配で。涼しさを通り越して、少し肌寒さを感じた。
「もし孫がいたら、そろそろ小学校かしら、ってね…」
「はい」
「…その後、どうなの?」
義母が暗に言っているのは不妊治療のことだ。そんなもの…とっくにやめていた。
でも、それを言っていない。産婦人科には、ピルを貰うために定期的に通っているけど。
レスになる一年くらい前から通い始めた不妊治療。当時の私は、何が何でも子どもを作らなければ、と恐いくらいの強迫観念を持っていた。
「…不妊治療を受ければ授かれる、というわけでもないみたいですので…」
「そう…」
不妊の原因はわかってる…最もシンプルな理由。
してないから、出来ないだけ。
でも、主人と交わるなんてもう…考えられないし、主人との子どもを持とう、なんて微塵も思えない。
主人のことを嫌いではないけれど。むしろ、すごく良くしてくれている…それには感謝している。
祖母に決められていた結婚。私は結婚まで…祖母に逆らえなかった、自分の意志を通せなかった…。主人がいい人だったから、まだ良かったけれども。
一緒に暮らしていれば、愛が生まれるかも…と期待した時期もあった。でも、情はできても愛は生まれない。性的に惹かれることもなかった。
義務のように体験した、初めて。あれが…宇丈さんだったら…。
ふと彼のことを思い出して、体が熱くなった…。
義母の点てたお茶をいただきながら、静かな茶室で話をする。
「ねぇ、みひろさん」
「はい」
「結婚してどのくらいかしら?」
来たな、と思いつつ…答える。
「6年です」
「そう…」
この受け答えもいつものこと…。もう、馴れてしまった。
義母は窓の外を見ながら、聞こえよがしにため息をついた。
「私ももういい歳だから…」
「お義母様、そんな…」
「最近、ね。思うのよ」
義母は立ち上がり、窓を少し開けた。日差しは暖かいのに、風はもう…初冬の気配で。涼しさを通り越して、少し肌寒さを感じた。
「もし孫がいたら、そろそろ小学校かしら、ってね…」
「はい」
「…その後、どうなの?」
義母が暗に言っているのは不妊治療のことだ。そんなもの…とっくにやめていた。
でも、それを言っていない。産婦人科には、ピルを貰うために定期的に通っているけど。
レスになる一年くらい前から通い始めた不妊治療。当時の私は、何が何でも子どもを作らなければ、と恐いくらいの強迫観念を持っていた。
「…不妊治療を受ければ授かれる、というわけでもないみたいですので…」
「そう…」
不妊の原因はわかってる…最もシンプルな理由。
してないから、出来ないだけ。
でも、主人と交わるなんてもう…考えられないし、主人との子どもを持とう、なんて微塵も思えない。
主人のことを嫌いではないけれど。むしろ、すごく良くしてくれている…それには感謝している。
祖母に決められていた結婚。私は結婚まで…祖母に逆らえなかった、自分の意志を通せなかった…。主人がいい人だったから、まだ良かったけれども。
一緒に暮らしていれば、愛が生まれるかも…と期待した時期もあった。でも、情はできても愛は生まれない。性的に惹かれることもなかった。
義務のように体験した、初めて。あれが…宇丈さんだったら…。
ふと彼のことを思い出して、体が熱くなった…。
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