Love affair〜ラブ アフェア〜

橘 薫

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❤︎三浦の別荘へ❤︎真柴みひろ

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「みひろ、先に出るぞ」
 主人に声をかけられ、我に返って慌てて玄関に見送りに出た。
「行ってらっしゃいませ。お気をつけて」
「うん、おまえもな。戸締りしっかりしといてくれ」
「はい。お戻りは月曜夕方でよろしかったですか?」
「ああ…いや」
 主人が、言い淀んだ…珍しい。

「もしかしたら母さんと小田原で一泊するかもしれないから月曜日の昼に、いつ帰るか連絡する」
「わかりました」
 主人は靴を履き、キャリーバッグを持つと振り返った。
「土産は何がいい?ういろうか?きしめんか?」
「そんな…お気になさらないで」
「何かうまいものがあったら買って帰るから、戻ったら一緒に食べよう」
「はい」
「…おっと、急がないと。母さん時間にうるさいから」
 主人は時計を見ると、慌てて出ていった。私も…急いで出なければ。

 ガスと電気、戸締りを確認し、家を出る。ドアを施錠し、エレベーターで下まで降りた。
 小さめのキャリーは荷物でいっぱいだ…品川まで、タクシーを使おう。

 品川から京浜急行線で久里浜まで。久里浜からはバス。運転免許を持っていないから…今日のように荷物がある時は、大変だ。

 主人に対して、罪悪感で胸がちくりと痛んだけれども。
 初めて宇丈さんと長く過ごせる、泊まれる…それが嬉しくて、私は胸の高鳴りを感じていた。
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