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食事係(1)
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レナが生まれた北の土地には領主と領民との間に古い盟約があった。
それは「領主に娘を一人差し出せば、その土地と一族に繁栄を約束する」というものである。
盟約通りに娘を差し出せば、その土地の納税は免除され、更には娘を差し出した一族にはロルエ家によって土地、財産、私兵など様々な恩恵と特権が与えられる。
代わりに差し出された娘は生家に帰ることは許されず、死ぬまでロルエ家に仕えなければならない。
レナは長年に渡る荒天により不作が続いた村から送り出された、言わば人身御供であった。
***
--コンコン。
それからどれくらい経っただろうか。レナは誰かがドアをノックする音で目を覚ました。
どうやら荷物を解いた後、着替えもそこそこにベッドで眠ってしまっていたらしい。
カーテンが開きっ放しになっていた窓の外を見てみれば、真っ暗な空に白い月が浮かんでいる。屋敷に辿り着いた時は宵のうちだったが、今はもう夜更けだ。
「レナ、起きてる?」
「アルベール様……?」
ドア越しに聞こえた声に、レナは驚いて飛び起きた。
こんな時間に主人が使用人の部屋になんの用だろうか。
廊下には呼び出し用のベルが取り付けられており、呼鈴が鳴ればいつでも使用人は呼び出された部屋へ行くことになっている。わざわざ主人が使用人の部屋へ来るなんて、余程大事な用なのかもしれない。
レナは慌てて手櫛で髪をといて紐で縛り直し、スカートの皺を伸ばした。暗がりの中手探りで身形に乱れがない事を確認し、恐る恐るドアに近づく。
ドア越しには確かに人の気配があった。
「こんな時間にどうなさいましたか?」
「うん。ちょっとね。ドアを開けてくれるかな?」
レナはドアノブに手をかけ、ピタリと動きを止めた。
--なにせ、夜になると魔物が出るって言う曰く付きの森なんでね。
--夜は勝手に出歩くなよ。魔物が出るからな。
何故かこんな時に、旅商人とカトルの言葉が頭を過ぎる。
魔物は、家主に招き入れられないと家の中に入って来られないという。
今、ドア越しにいるのは、本当にさっき玄関で見たアルベールなのだろうか?
(なにを馬鹿なことを……)
レナはブンブンと頭を振って馬鹿な考えを振り払い、ドアノブを握る手に力を込めた。
ガチャリとドアを開ける。するとやはり目の前には、玄関ホールで挨拶を交わしたアルベールが立っていた。
レナは小さく安堵のため息をつき、改めて彼を見る。
窓から差し込んだ月明かりが彼の青白い肌を照らしていた。
艶やかな黒髪、筋の通った鼻、上品に上がった唇の端。
遠目からもその華やかな顔立ちは明らかであったが、近くで見ると彼の姿は一層美しく思えた。
「ありがとう」
アルベールはそう言うとレナの部屋に足を踏み入れた。
月明かりはあるが部屋の中は暗い。レナが慌てて灯りを点けようとランプに手を伸ばすと、やんわりと制された。彼は暗闇の中をまるではっきり見えているかのようにスタスタと歩き、レナと向かい合うようにベッドに腰掛けて座る。
アルベールの意図を測りかね、彼女はきょとんと首をかしげた。
「さて、君の仕事についてはもうカトルから聞いたかな?」
「はい。私はアルベール様の『食事係』だと」
「うん。そうだね。じゃあ、さっそく今から役目を果たして貰おうか。ひどく喉が渇いているんだ」
アルベールの言葉を聞いて、ざわりと、急にレナは背中に寒気を覚えた。もしかしたら窓から隙間風が吹いたのかもしれない。
「わかりました。すぐに飲み物を……」
悪寒から逃げるようにレナは部屋を出ようとした。
しかしそれは、アルベールに手首を掴まれて阻止されてしまった。
「きゃ……っ?!」
そしてそのまま凄い力でベッドへ引き寄せられる。
くるりと視界が反転してレナの目の前にアルベールの肩と天井が広がった。
身体に覆い被され、彼女は身動きが取れなくなる。縛り直したばかりの髪の紐が解け、白いシーツにセミロングの亜麻色の髪が広がった。
アルベールの視線がレナの髪に向けられる。
「金でも茶色でもない、この辺りでは見ない珍しい髪色だね。北の極一部の血筋特有の色だ」
唐突に彼はそう言うとレナの髪をひと房手に取り、値踏みするかのようにまじまじと眺めた。
「……は、はい。母が古い血筋の家系で……」
レナは夜更けに部屋を訪れた主人にベッドで組み敷かれるという不測の事態に混乱しつつも、素直に答えた。
母親譲りのレナの亜麻色の髪は、北の地方でも珍しい色であった。日に透けるような薄い黄色に、僅かに灰色がかかっている。
彼女はこの髪色を周りから好奇の目で見られることには慣れていたが、アルベールの視線はこれまで浴びてきた視線とはどこか違った。
まるで、献上された品物の品質を確かめるような、肉食動物が捕らえた獲物の味を確かめようとしているような、そんな目だ。
「へえ、瞳の色もそうなんだ」
「ひっ……!」
次いで、レナの目元に彼の手が添えられる。
目玉を抉りとられるのではないかとまた馬鹿げた考えが頭を過ぎって、レナはビクリと肩を震わせた。
戸惑いと恐怖に揺れるレナの瞳の色は、髪と同じ亜麻色だ。
「ふふふっ。小動物みたいに震えて、可愛いね」
怯えるレナの様子を楽しむ様に、アルベールは彼女の輪郭をそっと撫でた。
月明かりを背に逆光になった彼の赤い瞳がギラリと光っている。
そういえば、カトルも珍しい金色の瞳をしていた。赤の瞳も金の瞳も、レナはこれまで見た事がない。レナのものと違って、彼等の瞳は宝石のように美しく、人外じみていた。それなのに、彼は少しだけ他の人たちと色味が違うだけのレナの髪と目の色に興味津々なようである。
「特異な色素だ。そんな君の中を流れる血は、どんな味がするんだろう?」
その言葉にレナが驚いてアルベールを見返すと、彼は相変わらず柔和な笑みを浮かべて彼女を見下ろしていた。
血の味とはいったい、どういう意味だろうか。
困惑の色を浮かべるレナに、彼は楽しそうに言った。
「さあレナ、『食事』をしよう」
「食、事……?」
アルベールがレナの手首を掴んだ。そして、そのままパクリとその指先を口に含む。
「あ、アルベール様……?」
「んっ、」
硬直して動けない彼女に見せ付けるように、彼はチロチロと蛇のように舌を使ってレナの指を丹念に舐めてゆく。
指の付け根から指先へ、一本一本、飴を舐めるように彼の赤い舌がレナの肌を這っていった。
「~~っ!」
ゾクゾクと電流の様な刺激が背中から這い上がり、レナは思わずその手を退こうとした。
しかし、アルベールの力は思いの外強く、掴まれた手首は微動だにしない。
ぬるりとした舌の感触は、レナの知らない感覚を腹の奥から呼び立たせた。
まるで催してしまったかのように、下腹部がうずうずともどかしい。
ちゅっ、とリップ音を立てて彼の唇が手から離れた頃には、冷たかったレナの指先はすっかり赤く火照っていた。
「あ、あの……」
「レナ、そのまま体の力抜いて……」
レナが言葉を紡ぐ前に、アルベールは彼女のドレスの首元のボタンを外し、露になった胸元に唇を寄せた。皮膚の下の血管を探して、にゅるりとした生暖かい舌が今度は彼女の鎖骨を這う。
「やっ……?!」
レナは思わずアルベールの肩を押してそれを拒んだ。
しかし、やはりか弱い女の力では彼を押し退けることはできない。レロリと鎖骨から首元まで這い上がったアルベールの舌は、首筋でチョロチョロとレナの肌を舐めまわした。
「ひぅっ?!」
「最初はちょっと痛いかも知れないけど、我慢してね。すぐに気持ち良くなるから」
怯えるレナの首に、アルベールの熱い息がかかる。
「な、にを……? ~~~~ッ!」
次の瞬間、レナの首に筆舌し難い鋭い痛みが走った。
--噛まれたのだ。
状況を理解する前に反射でビクリと跳ねるレナの体を、彼が全身で押さえ付けた。
「い、痛いッ! 痛い、です! アルベール様ッ!」
レナが堪らずジタバタ身をよじって暴れ出すと、上から押さえ付けるアルベールの力も更に強くなった。
噛まれた場所からプツリと血が溢れ出し、生温い一筋となって鎖骨へ流れてゆく。
どくどくと噛まれた箇所から溢れる赤い血を、アルベールは愛しそうに舌で掬い、啜った。
「あぁ、美味しい……」
「っ……!?」
あまりに自然に行われた異常な行為に、レナは思考が追い付かない。
自分は今、何をされているのだろうか。
困惑する彼女に、アルベールはにこりと微笑んだ。
「言ったよね? 役目を果たしてもらおうかって。君はこんな風に、主人が所望したらすぐに『食事』の用意をしなきゃ駄目だよ」
アルベールがレナの首筋に手を当てる。窘めるようにそう言った彼の唇はレナの血で赤く染まっており、その端からは二本の鋭い牙が覗いていた。
「君は俺の『食事係』なんだから」
--吸血鬼。
その姿を見た瞬間、レナは人の血を啜って生きる古い言い伝えの魔物の名を思い出した。そして、カトルが言っていた「食事係の本当の意味」という言葉も。
この屋敷の食事係とは、主に食事を給仕する者のことではない。食事係こそが、主人の『食事』なのだ。
それは「領主に娘を一人差し出せば、その土地と一族に繁栄を約束する」というものである。
盟約通りに娘を差し出せば、その土地の納税は免除され、更には娘を差し出した一族にはロルエ家によって土地、財産、私兵など様々な恩恵と特権が与えられる。
代わりに差し出された娘は生家に帰ることは許されず、死ぬまでロルエ家に仕えなければならない。
レナは長年に渡る荒天により不作が続いた村から送り出された、言わば人身御供であった。
***
--コンコン。
それからどれくらい経っただろうか。レナは誰かがドアをノックする音で目を覚ました。
どうやら荷物を解いた後、着替えもそこそこにベッドで眠ってしまっていたらしい。
カーテンが開きっ放しになっていた窓の外を見てみれば、真っ暗な空に白い月が浮かんでいる。屋敷に辿り着いた時は宵のうちだったが、今はもう夜更けだ。
「レナ、起きてる?」
「アルベール様……?」
ドア越しに聞こえた声に、レナは驚いて飛び起きた。
こんな時間に主人が使用人の部屋になんの用だろうか。
廊下には呼び出し用のベルが取り付けられており、呼鈴が鳴ればいつでも使用人は呼び出された部屋へ行くことになっている。わざわざ主人が使用人の部屋へ来るなんて、余程大事な用なのかもしれない。
レナは慌てて手櫛で髪をといて紐で縛り直し、スカートの皺を伸ばした。暗がりの中手探りで身形に乱れがない事を確認し、恐る恐るドアに近づく。
ドア越しには確かに人の気配があった。
「こんな時間にどうなさいましたか?」
「うん。ちょっとね。ドアを開けてくれるかな?」
レナはドアノブに手をかけ、ピタリと動きを止めた。
--なにせ、夜になると魔物が出るって言う曰く付きの森なんでね。
--夜は勝手に出歩くなよ。魔物が出るからな。
何故かこんな時に、旅商人とカトルの言葉が頭を過ぎる。
魔物は、家主に招き入れられないと家の中に入って来られないという。
今、ドア越しにいるのは、本当にさっき玄関で見たアルベールなのだろうか?
(なにを馬鹿なことを……)
レナはブンブンと頭を振って馬鹿な考えを振り払い、ドアノブを握る手に力を込めた。
ガチャリとドアを開ける。するとやはり目の前には、玄関ホールで挨拶を交わしたアルベールが立っていた。
レナは小さく安堵のため息をつき、改めて彼を見る。
窓から差し込んだ月明かりが彼の青白い肌を照らしていた。
艶やかな黒髪、筋の通った鼻、上品に上がった唇の端。
遠目からもその華やかな顔立ちは明らかであったが、近くで見ると彼の姿は一層美しく思えた。
「ありがとう」
アルベールはそう言うとレナの部屋に足を踏み入れた。
月明かりはあるが部屋の中は暗い。レナが慌てて灯りを点けようとランプに手を伸ばすと、やんわりと制された。彼は暗闇の中をまるではっきり見えているかのようにスタスタと歩き、レナと向かい合うようにベッドに腰掛けて座る。
アルベールの意図を測りかね、彼女はきょとんと首をかしげた。
「さて、君の仕事についてはもうカトルから聞いたかな?」
「はい。私はアルベール様の『食事係』だと」
「うん。そうだね。じゃあ、さっそく今から役目を果たして貰おうか。ひどく喉が渇いているんだ」
アルベールの言葉を聞いて、ざわりと、急にレナは背中に寒気を覚えた。もしかしたら窓から隙間風が吹いたのかもしれない。
「わかりました。すぐに飲み物を……」
悪寒から逃げるようにレナは部屋を出ようとした。
しかしそれは、アルベールに手首を掴まれて阻止されてしまった。
「きゃ……っ?!」
そしてそのまま凄い力でベッドへ引き寄せられる。
くるりと視界が反転してレナの目の前にアルベールの肩と天井が広がった。
身体に覆い被され、彼女は身動きが取れなくなる。縛り直したばかりの髪の紐が解け、白いシーツにセミロングの亜麻色の髪が広がった。
アルベールの視線がレナの髪に向けられる。
「金でも茶色でもない、この辺りでは見ない珍しい髪色だね。北の極一部の血筋特有の色だ」
唐突に彼はそう言うとレナの髪をひと房手に取り、値踏みするかのようにまじまじと眺めた。
「……は、はい。母が古い血筋の家系で……」
レナは夜更けに部屋を訪れた主人にベッドで組み敷かれるという不測の事態に混乱しつつも、素直に答えた。
母親譲りのレナの亜麻色の髪は、北の地方でも珍しい色であった。日に透けるような薄い黄色に、僅かに灰色がかかっている。
彼女はこの髪色を周りから好奇の目で見られることには慣れていたが、アルベールの視線はこれまで浴びてきた視線とはどこか違った。
まるで、献上された品物の品質を確かめるような、肉食動物が捕らえた獲物の味を確かめようとしているような、そんな目だ。
「へえ、瞳の色もそうなんだ」
「ひっ……!」
次いで、レナの目元に彼の手が添えられる。
目玉を抉りとられるのではないかとまた馬鹿げた考えが頭を過ぎって、レナはビクリと肩を震わせた。
戸惑いと恐怖に揺れるレナの瞳の色は、髪と同じ亜麻色だ。
「ふふふっ。小動物みたいに震えて、可愛いね」
怯えるレナの様子を楽しむ様に、アルベールは彼女の輪郭をそっと撫でた。
月明かりを背に逆光になった彼の赤い瞳がギラリと光っている。
そういえば、カトルも珍しい金色の瞳をしていた。赤の瞳も金の瞳も、レナはこれまで見た事がない。レナのものと違って、彼等の瞳は宝石のように美しく、人外じみていた。それなのに、彼は少しだけ他の人たちと色味が違うだけのレナの髪と目の色に興味津々なようである。
「特異な色素だ。そんな君の中を流れる血は、どんな味がするんだろう?」
その言葉にレナが驚いてアルベールを見返すと、彼は相変わらず柔和な笑みを浮かべて彼女を見下ろしていた。
血の味とはいったい、どういう意味だろうか。
困惑の色を浮かべるレナに、彼は楽しそうに言った。
「さあレナ、『食事』をしよう」
「食、事……?」
アルベールがレナの手首を掴んだ。そして、そのままパクリとその指先を口に含む。
「あ、アルベール様……?」
「んっ、」
硬直して動けない彼女に見せ付けるように、彼はチロチロと蛇のように舌を使ってレナの指を丹念に舐めてゆく。
指の付け根から指先へ、一本一本、飴を舐めるように彼の赤い舌がレナの肌を這っていった。
「~~っ!」
ゾクゾクと電流の様な刺激が背中から這い上がり、レナは思わずその手を退こうとした。
しかし、アルベールの力は思いの外強く、掴まれた手首は微動だにしない。
ぬるりとした舌の感触は、レナの知らない感覚を腹の奥から呼び立たせた。
まるで催してしまったかのように、下腹部がうずうずともどかしい。
ちゅっ、とリップ音を立てて彼の唇が手から離れた頃には、冷たかったレナの指先はすっかり赤く火照っていた。
「あ、あの……」
「レナ、そのまま体の力抜いて……」
レナが言葉を紡ぐ前に、アルベールは彼女のドレスの首元のボタンを外し、露になった胸元に唇を寄せた。皮膚の下の血管を探して、にゅるりとした生暖かい舌が今度は彼女の鎖骨を這う。
「やっ……?!」
レナは思わずアルベールの肩を押してそれを拒んだ。
しかし、やはりか弱い女の力では彼を押し退けることはできない。レロリと鎖骨から首元まで這い上がったアルベールの舌は、首筋でチョロチョロとレナの肌を舐めまわした。
「ひぅっ?!」
「最初はちょっと痛いかも知れないけど、我慢してね。すぐに気持ち良くなるから」
怯えるレナの首に、アルベールの熱い息がかかる。
「な、にを……? ~~~~ッ!」
次の瞬間、レナの首に筆舌し難い鋭い痛みが走った。
--噛まれたのだ。
状況を理解する前に反射でビクリと跳ねるレナの体を、彼が全身で押さえ付けた。
「い、痛いッ! 痛い、です! アルベール様ッ!」
レナが堪らずジタバタ身をよじって暴れ出すと、上から押さえ付けるアルベールの力も更に強くなった。
噛まれた場所からプツリと血が溢れ出し、生温い一筋となって鎖骨へ流れてゆく。
どくどくと噛まれた箇所から溢れる赤い血を、アルベールは愛しそうに舌で掬い、啜った。
「あぁ、美味しい……」
「っ……!?」
あまりに自然に行われた異常な行為に、レナは思考が追い付かない。
自分は今、何をされているのだろうか。
困惑する彼女に、アルベールはにこりと微笑んだ。
「言ったよね? 役目を果たしてもらおうかって。君はこんな風に、主人が所望したらすぐに『食事』の用意をしなきゃ駄目だよ」
アルベールがレナの首筋に手を当てる。窘めるようにそう言った彼の唇はレナの血で赤く染まっており、その端からは二本の鋭い牙が覗いていた。
「君は俺の『食事係』なんだから」
--吸血鬼。
その姿を見た瞬間、レナは人の血を啜って生きる古い言い伝えの魔物の名を思い出した。そして、カトルが言っていた「食事係の本当の意味」という言葉も。
この屋敷の食事係とは、主に食事を給仕する者のことではない。食事係こそが、主人の『食事』なのだ。
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