64 / 120
第64話 ディーノとマルク
しおりを挟む
ディーノは自分に向けて真っ直ぐ差し出されたパンを呆然と眺めた。
身体をピクリとも動かさず、唯黙って精巧に作られたパンの絵でも見ているかの様に冷めた目で眺める。
「あれ? お~い……お腹空いてないのか?? 君に言ってるんだけどなッ」
そう言って少年はパンを数度振った。
其処で漸くディーノはこのパンが自分に向けて差し出されているという事に気が付き、上手く動かない口を動かして途切れ途切れな言葉を発する。
「其れ、を……おお、俺に?」
「君以外に誰がいるんだよ? 僕は一応君に真っ直ぐパンを突き出しているつもりだけど??」
その言葉を聞いたディーノは再び不思議そうにパンと少年を交互に見る。
虚な目だけを動かし、パンを受け取ろうともせず唯黙ってしまった。
「ああ、もうッ!! 良いから食べなって、腹へ減ってんだろ!!」
少年は面倒くさそうに叫び、ディーノの半開きになった口の中に無理矢理パンを押し込んだ。
その瞬間口の中にパンの香ばしい香りと味が広がり、カラカラに乾いていた口内に大量の涎が溢れ出てくる。
同時にピクリとも動かなかった筈の両腕が突然動きだし、凄まじい速度でパンを口の中へと押し込んでいく。
ものの十秒でパンは跡形もなく消え、腹の中に吸い込まれた。
ディーノは食べ終えた後に目を白黒させながら自分にパンを差し出してくれた少年の顔を見る。
「どう、してッ俺を助けてくれたんだ? お前には何もメリットなんてないのに……何が目的だッ」
ディーノは餓死しかけていた所を助けられたにも関わらず、疑念と不安で一杯の瞳で少年を睨み付けた。
この数日ですっかり人間不信になっていたのだ。
どんな優しい行動であっても必ず裏があり、人間は掛け値無しの行動など取るわけないと信じて疑わなかった。
しかし少年はその様な無礼極まりない言動にも関わらず全く気分を害した様子を見せない。
輝くような笑顔でディーノを見詰め返した後、嬉しそうに口を開いた。
「ああ、当然君にはこの返礼を支払って貰うよ。もう食べちゃったんだ、仕方ないだろ?」
(やっぱりだ、弱い部分を見せれば必ずつけ込まれるッ)
ディーノは不安に思っていた事が的中し、相手に聞こえる程大きな音で舌打ちした。
その様子を見ても少年は緑色の宝石の様な瞳を嵌め込んだ目を細め、満足そうに笑いながら頷くのみ。
「返礼は簡単、僕の仲間になってくれ」
「なか……ま?」
幾つか用意していた相手が突きつけてくるであろう要求の予想に擦りもしない事を言われて、ディーノは再び言葉に詰まった。
何て返答すれば良いのか分からない。
「ああ、俺と仲間になってくれること。其れが条件だ」
「仲間って、あの仲間か? 奴隷か何かの間違いじゃ?」
「奴隷? 何でそんな下らない物を求めるんだよ? 奴隷は何人いようと虚しいだけだが、仲間は一人居れば少なくとも寂しくはないからね。よって仲間の方が価値が有る!!」
少年は一切迷いなく仲間の方が奴隷よりも価値が有ると言い切った。
しかしディーノは何故その様な物を自分に求めるのか理解出来なかった、圧倒的に有利な立場にいるのだからもっと利益が大きい要求をすれば良い物を。
何か裏がある様に感じた。
「仲間って、具体的に何をすればいいんだよ?」
ディーノはもうこの要求は回避出来ないと観念し、責めて自分が少しでも有利になれる様に条件を細かく確認しようとする。
「仲間が何をするかって? そんなの色々だよ、一緒に飯食ったり、遊んだり、悪巧みしたり。俺が求めているのは家族の様な仲間だ」
「……何それ、下らな。そんなの家族の真似事だよ。何の意味も無いッ」
「意味なんてどうでも良いさ。大事なのは今僕が一人で寂しいって事、そしてお前が仲間になって一緒に居てくれれば寂しくないって事だ! お前だって寂しいだろ?」
少年に言われてディーノは一瞬言葉に詰まる。
しかし謎のプライドや捻くれが邪魔をして、本心でない言葉を吐き出した。
「俺は別に寂しくなんかない。どうせ直ぐ死ぬ命だ……」
「いいやお前の顔に寂しいって書いてあるね。第一ッ一人で生きていて寂しくない人間なんてこの世に存在しないさ! 一人よりも二人の方きっと幸せだ。お前が何を抱えてそんなにマイナス思考に陥っているのかは知らないが、その抱えてるモンを俺に吐き出してみろよ」
「知った口をッ……」
ディーノは自分の悲しみを軽く扱われた様に感じて怒声を上げようとしたが、其れを許さない様に少年は言葉をたたみかける。
「こんな街だ、何か失ってる人間なんて幾らでもいるし俺もそうだ。だからこそ言うけど、失った物を数えるよりも新しく何かを掴む事の方が数万倍重要さ。こんな悲しい事があったって言うよりも、今日はこんな良い事が有ったとか明日はこんな事がしたいって言う方が楽しいだろ」
否定のしようがない事を言われたが、何故が認め難くてディーノは目線を逸らす。
しかし少年はディーノの顎を右手で鷲掴みにし、緑色の瞳を間近に近づけながら叫んだ。
「俺は明日、明後日、数年後の夢を一緒に語ってくれる友達が欲しいんだよ! どんな嬉しい事が有っても仲間に話せないんじゃ虚しいだろ。俺の話を黙って聞いてくれるだけで良い、その代わりお前が悲しい時は俺に弱音も愚痴も全部話してくれ。正直に成れよッ、お前も寂しいんだろ!! 俺はお前が仲間になってくれないと寂しいぞ!!」
少年の声を聞いた瞬間、心の奥の乾いた部分に何かが注がれた様な気がした。
そして次の瞬間、枯れてしまって決して流れなかった涙が瞳から溢れて頬を伝い地面に落下する。
意図的に消し去っていた弱者の感情が一気に零れ出した。
「ああッ……寂しいッ!! 一人は嫌だ……ッ!!」
「ああ僕も一人は嫌だよ。でももう寂しくない、僕が居るしお前が居る!! 僕は数ヶ月前からこの街でストリートチルドレンをしているマルクって言うんだ。お前名前は?」
「俺は……ディーノ。ディーノ・バラキアッ!!」
ディーノが名前を名乗るとマルクは驚愕を顔に浮かべた。
「お前ッ、家名持ちかよッ!? まさか良い所の坊ちゃんか?」
ディーノには何を驚かれているのか理解出来なかったが、マルクはボソボソと一人で何かを呟き一人で納得していた。
家名を名乗っている事がそれ程悪い事なのだろうか?
「ま、良いや。親無しのストリートチルドレンに家名持ちかどうか何て関係無いだろ。 宜しくな、ディーノ!!」
マルクがディーノに向かって右手を差し出す。
その瞬間降っていた雨が突然止み、雲が切れて日差しが漏れ始めてマルクの顔を照らした。
光の中に照らし出されたマルクの笑顔は光輝き、光に愛されている太陽の擬人化の様にディーノには感じられた。
ディーノはその光に強く引かれ、少しでのその光に近づきたいと上半身を無理矢理起こして手を必死に伸ばす。
そしてマルクの方からも腕を伸ばしてくれて、ガッシリと手を握り合った。
「宜しく、マル、ク……」
手を握った瞬間謎の安心感に心が満たされ、ディーノは身体の力が一気に抜けて意識が飛ぶ。
「おいッ、おいディーノッ!? どうしたッ大丈夫か……凄え熱じゃねえかッ!!」
マルクが慌てて駆け寄り額に手を当てると凄まじい熱を感じた。
ディーノはその後マルクに担がれて彼のアジトに運ばれ、其処で看病を受け何とか一命を取り留める。
此れがディーノとマルク、後に誰も成し得なかった偉業を行う二人の出会い。
そして此処からが物語の本編。
二人の英雄が辿る正反対の道の先で待つ新たな世界とは……
身体をピクリとも動かさず、唯黙って精巧に作られたパンの絵でも見ているかの様に冷めた目で眺める。
「あれ? お~い……お腹空いてないのか?? 君に言ってるんだけどなッ」
そう言って少年はパンを数度振った。
其処で漸くディーノはこのパンが自分に向けて差し出されているという事に気が付き、上手く動かない口を動かして途切れ途切れな言葉を発する。
「其れ、を……おお、俺に?」
「君以外に誰がいるんだよ? 僕は一応君に真っ直ぐパンを突き出しているつもりだけど??」
その言葉を聞いたディーノは再び不思議そうにパンと少年を交互に見る。
虚な目だけを動かし、パンを受け取ろうともせず唯黙ってしまった。
「ああ、もうッ!! 良いから食べなって、腹へ減ってんだろ!!」
少年は面倒くさそうに叫び、ディーノの半開きになった口の中に無理矢理パンを押し込んだ。
その瞬間口の中にパンの香ばしい香りと味が広がり、カラカラに乾いていた口内に大量の涎が溢れ出てくる。
同時にピクリとも動かなかった筈の両腕が突然動きだし、凄まじい速度でパンを口の中へと押し込んでいく。
ものの十秒でパンは跡形もなく消え、腹の中に吸い込まれた。
ディーノは食べ終えた後に目を白黒させながら自分にパンを差し出してくれた少年の顔を見る。
「どう、してッ俺を助けてくれたんだ? お前には何もメリットなんてないのに……何が目的だッ」
ディーノは餓死しかけていた所を助けられたにも関わらず、疑念と不安で一杯の瞳で少年を睨み付けた。
この数日ですっかり人間不信になっていたのだ。
どんな優しい行動であっても必ず裏があり、人間は掛け値無しの行動など取るわけないと信じて疑わなかった。
しかし少年はその様な無礼極まりない言動にも関わらず全く気分を害した様子を見せない。
輝くような笑顔でディーノを見詰め返した後、嬉しそうに口を開いた。
「ああ、当然君にはこの返礼を支払って貰うよ。もう食べちゃったんだ、仕方ないだろ?」
(やっぱりだ、弱い部分を見せれば必ずつけ込まれるッ)
ディーノは不安に思っていた事が的中し、相手に聞こえる程大きな音で舌打ちした。
その様子を見ても少年は緑色の宝石の様な瞳を嵌め込んだ目を細め、満足そうに笑いながら頷くのみ。
「返礼は簡単、僕の仲間になってくれ」
「なか……ま?」
幾つか用意していた相手が突きつけてくるであろう要求の予想に擦りもしない事を言われて、ディーノは再び言葉に詰まった。
何て返答すれば良いのか分からない。
「ああ、俺と仲間になってくれること。其れが条件だ」
「仲間って、あの仲間か? 奴隷か何かの間違いじゃ?」
「奴隷? 何でそんな下らない物を求めるんだよ? 奴隷は何人いようと虚しいだけだが、仲間は一人居れば少なくとも寂しくはないからね。よって仲間の方が価値が有る!!」
少年は一切迷いなく仲間の方が奴隷よりも価値が有ると言い切った。
しかしディーノは何故その様な物を自分に求めるのか理解出来なかった、圧倒的に有利な立場にいるのだからもっと利益が大きい要求をすれば良い物を。
何か裏がある様に感じた。
「仲間って、具体的に何をすればいいんだよ?」
ディーノはもうこの要求は回避出来ないと観念し、責めて自分が少しでも有利になれる様に条件を細かく確認しようとする。
「仲間が何をするかって? そんなの色々だよ、一緒に飯食ったり、遊んだり、悪巧みしたり。俺が求めているのは家族の様な仲間だ」
「……何それ、下らな。そんなの家族の真似事だよ。何の意味も無いッ」
「意味なんてどうでも良いさ。大事なのは今僕が一人で寂しいって事、そしてお前が仲間になって一緒に居てくれれば寂しくないって事だ! お前だって寂しいだろ?」
少年に言われてディーノは一瞬言葉に詰まる。
しかし謎のプライドや捻くれが邪魔をして、本心でない言葉を吐き出した。
「俺は別に寂しくなんかない。どうせ直ぐ死ぬ命だ……」
「いいやお前の顔に寂しいって書いてあるね。第一ッ一人で生きていて寂しくない人間なんてこの世に存在しないさ! 一人よりも二人の方きっと幸せだ。お前が何を抱えてそんなにマイナス思考に陥っているのかは知らないが、その抱えてるモンを俺に吐き出してみろよ」
「知った口をッ……」
ディーノは自分の悲しみを軽く扱われた様に感じて怒声を上げようとしたが、其れを許さない様に少年は言葉をたたみかける。
「こんな街だ、何か失ってる人間なんて幾らでもいるし俺もそうだ。だからこそ言うけど、失った物を数えるよりも新しく何かを掴む事の方が数万倍重要さ。こんな悲しい事があったって言うよりも、今日はこんな良い事が有ったとか明日はこんな事がしたいって言う方が楽しいだろ」
否定のしようがない事を言われたが、何故が認め難くてディーノは目線を逸らす。
しかし少年はディーノの顎を右手で鷲掴みにし、緑色の瞳を間近に近づけながら叫んだ。
「俺は明日、明後日、数年後の夢を一緒に語ってくれる友達が欲しいんだよ! どんな嬉しい事が有っても仲間に話せないんじゃ虚しいだろ。俺の話を黙って聞いてくれるだけで良い、その代わりお前が悲しい時は俺に弱音も愚痴も全部話してくれ。正直に成れよッ、お前も寂しいんだろ!! 俺はお前が仲間になってくれないと寂しいぞ!!」
少年の声を聞いた瞬間、心の奥の乾いた部分に何かが注がれた様な気がした。
そして次の瞬間、枯れてしまって決して流れなかった涙が瞳から溢れて頬を伝い地面に落下する。
意図的に消し去っていた弱者の感情が一気に零れ出した。
「ああッ……寂しいッ!! 一人は嫌だ……ッ!!」
「ああ僕も一人は嫌だよ。でももう寂しくない、僕が居るしお前が居る!! 僕は数ヶ月前からこの街でストリートチルドレンをしているマルクって言うんだ。お前名前は?」
「俺は……ディーノ。ディーノ・バラキアッ!!」
ディーノが名前を名乗るとマルクは驚愕を顔に浮かべた。
「お前ッ、家名持ちかよッ!? まさか良い所の坊ちゃんか?」
ディーノには何を驚かれているのか理解出来なかったが、マルクはボソボソと一人で何かを呟き一人で納得していた。
家名を名乗っている事がそれ程悪い事なのだろうか?
「ま、良いや。親無しのストリートチルドレンに家名持ちかどうか何て関係無いだろ。 宜しくな、ディーノ!!」
マルクがディーノに向かって右手を差し出す。
その瞬間降っていた雨が突然止み、雲が切れて日差しが漏れ始めてマルクの顔を照らした。
光の中に照らし出されたマルクの笑顔は光輝き、光に愛されている太陽の擬人化の様にディーノには感じられた。
ディーノはその光に強く引かれ、少しでのその光に近づきたいと上半身を無理矢理起こして手を必死に伸ばす。
そしてマルクの方からも腕を伸ばしてくれて、ガッシリと手を握り合った。
「宜しく、マル、ク……」
手を握った瞬間謎の安心感に心が満たされ、ディーノは身体の力が一気に抜けて意識が飛ぶ。
「おいッ、おいディーノッ!? どうしたッ大丈夫か……凄え熱じゃねえかッ!!」
マルクが慌てて駆け寄り額に手を当てると凄まじい熱を感じた。
ディーノはその後マルクに担がれて彼のアジトに運ばれ、其処で看病を受け何とか一命を取り留める。
此れがディーノとマルク、後に誰も成し得なかった偉業を行う二人の出会い。
そして此処からが物語の本編。
二人の英雄が辿る正反対の道の先で待つ新たな世界とは……
0
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる