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物語自体に何ら意味はないけれど、それは読者を介することで無限の価値を得る。
作者がどれだけ思いを込めようとも、それは、読まれなければただの文字の列挙に過ぎないし、無価値だし、データの無駄だ。
しかし、そこに『思う者』が現れれば、物語は彩られる。
文字や登場人物の行動や会話や、秘めたる大義の暴露であったり、それらに感化され、読者に思うことがあれば、物語は真に評価される。
私は、この物語に、人間の潜在的、根源的な代物への可能性を感じた。
それは『夢』と書いて『ロマン』と読む、大人になった身からして、戯言だと一蹴すべき、雲のようなものだ。
掴もうとして、いつの日か掴めないと知った代物だ。
けれど、思い返せばそれを追っていた日々がどれだけ、私達が歩んできた道程に鎮座して輝いていることだろうか。
思い出すということは、思い出せるということは、無意識に自分がその経験に価値を付けていたということだろう。
無我夢中になって、前方不注意に駆け抜けることの美しさを、私はこの作品を通して感じた。
私は、微力ながらも作者の、そんな『夢』を推す手助けをしたい。
そう思い、この感想を書いた。
どうぞ、これからも頑張ってください。