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第四話 フート④
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オレは物心付く前に両親に捨てられ孤児院で育った。
孤児院では毎日まるで経か何かの様に口にさせられる言葉がある、『社会に尽くせ』、そして『他人の為に生きろ』という言葉だ。子供の脳味噌というのはスポンジの様に吸収が早く、毎日同じ言葉を唱えていれば自然と人格の深い部分に刻まれていく。
だからガキの頃、中学を卒業するまではそれが人間の正しい生き方なのだと思っていた。その言葉に従って生きればこんな自分でも誰かが愛してくれると心から信じていたのである。
だがその分奨学金の奪い合いに負けて就職した工場でこの世界の本当の姿に気付いた時の絶望は大きかった。一生懸命働いて誰より早く出勤して誰より遅く退勤してそして体壊して、一週間休んだら解雇された。本社の人事部に連絡すると名前じゃなく工場名と従業員番号を言えといわれた。
それで漸く気付いたのである、自分が工場で毎日数無数に生産される歯車に過ぎないと。どれだけ頑張ってもどれだけ真剣でもそんな事だれも興味が無い。考えてみればそうだ、ベルトコンベアーから流れてくる部品を見て一々あれはツヤが良いとか色が美しいとか考えてはいないじゃないか。寧ろ大きかったり形状が異なる物は排除の対象以外の何物でもない。
誰も期待なんかしていない。頑張ってくれ何て誰も言わない。百人いたら百人に出来る仕事を百人と同じようにする事だけを唯求められている。毎日十二時間以上働いて生み出されるのはコンピュータ上の数字だけ、そしてそれを見るのは血の通わないAIだ。自分以外の人間の目に入る時その数字はもう何百何千何万人と合算されてどれが自分の数字か何て分からない。あんなに一生懸命働いたのに、ネットに上がっていた会社の株主向け決算報告書には何処にも自分の名前が書かれていなかった。
ふと思ったのである、本当に自分は生きているのかと、自分は本当に存在しているのかと。
何処にも自分が確かに此処に存在していると証明してくれる物がない。もしこの瞬間自分が消えたとしても誰もその事に気付かないだろう。金も地位もコネも持たない人間は誰の目にも映らない、いやッそれらを持っていたとしても見られているのは数字と文字だけである。だれもその奥に在る一円の価値もない個性へ視線を向けようとはしない。
社会とは巨大なすり鉢だ。毎日数えきれない程の人間が放り込まれて磨り潰され、どれが目でどれが口でどれが背骨かさえ分からないグチャグチャのミンチにされていく。
このまま社会の中に居ては自分が完全に殺されてしまうと思った。だから社会から離れてたった一人で生きていこうと覚悟したのである。
だがやってみて分かった、人間は根本的に社会の流れから離れて生きていけない生き物だったのだ。歯車は何処にあっても歯車なのである。たった一人でどれだけ回転しても流れから外れた存在にはパン一欠片だって流れては来ない、無意味に何も生産する事無くエネルギーが霧散していくのみ。
結局人間に選ぶ事が出来るのは社会の残飯にありついて自分を殺されるか、自分で自分を殺すか。どう生きるのかは選べず、殺されるか殺すかしか選べないのである。
それはまるで、出口の無い真っ暗な洞窟に閉じ込められた様だった。
「でもッそんな中貴方に出会ったんです。画面の中の貴方、プロフェッサーディックはこの世界の誰よりも生きていた!! この世界の全てを敵に回して、あらゆる流れに逆らって、勝てない戦いに挑んでボロボロに成っても街の大人達に悲鳴を上げさせていた。誰の顔色も窺うかがう事なく命を使い潰して弾丸にし自分を世界に叩き付ける、オレの目指すべき生き方はこれだって直感的に思ったんですッ!!」
フートは息継ぎさえ忘れる様な勢いで、まるで宝物を見つけた子供の様に捲し立てた。しかしその目の輝きは何処か淀んでいて何かが取り付いた人間だけが発する熱を纏っている。
だがそこでフートは漸くディックが自らに向けている視線が変化している事に気が付いた。そしてその変化に話の内容に飽き始めているのだと意味を読み取った彼は慌てて話を纏めにかかる。
「済みません、少し話が脱線し過ぎました。結論を言うと、オレは力を手に入れたたら自分を一人でも多くの人間の脳味噌に刻み付ける為に使います。今までオレを見ようともしなかった奴らに気付かせてやるんです、フートって人間が確かに存在している事を。オレが一体誰で何が好きで何が嫌いなのかを見せつけてやる。そして誰よりも派手に死んで一ミクロンでも遠くまで血飛沫を飛ばす為に力必要なんです! 自分が幾らでも替えの効く歯車だって事に気付いていない屍共を否定してやれるだけの力が欲しいッ!!」
正しく死者が蘇った気分である。
目の前にいるのはチイロであった、そしてヒーローに出会う以前の自らでもあったのだ。その先に待っている物をディックは良く知っている。理想と現実の狭間で少しずつ身動きが取れなく成り、最後は自ら死を選ぶ。
運命だと思った、過去の後悔を精算する機会が与えられたのだと。
あの日掴みそびれた腕が再び現われ、しかも今度は真っ直ぐに自らへと伸ばされていたのである。そしてその手をもう一度拒む事など、お人好しな彼には出来る筈がなかった。
「………お前、ワシの本当の顔見たの初めてやろ。仮面の下は唯のオッサンや、シワだらけのな。どうや、失望したか?」
「するわけ無いじゃないですか。寧ろ高身長なイケメンじゃなくて良かったですよ。俺達のヒーローって感じだ」
「ヒーローか、たぶんお前の憧れとるワシと本当のワシは全く別物や。ぎっくり腰持っとるし、小便のキレが悪ぅ成ってズボンに染みも出来とる。間違い無くお前の理想は壊れるで」
「いやッ、オレは別に小便のキレに憧れて弟子にしてくれって言ってる訳じゃないんで。それにこの先何を見たって今までオレが見てきた過去は変わらないです」
「………その過去が全部嘘だったとしたらどうや」
ディックが口の中でのみ響く声で発した言葉がフートに届く事は無い。
フートは一応言った通りに並々ならぬ根性を示してみせた。そして自らを焼き焦す事すら厭わない程の激情も。実のところを言うと、この二つさえ持ち合わせているのなら後継者として彼が求める要素としては充分であった。
ならば1度真実に対面させて反応を見ても良いかも知れない。どちらにしろ此処まで関わって知らんぷりなど自分には出来ないのだから。
「はあ、一先ず付いてこいや。お前相当札付きの馬鹿で頑固やな、言葉で説得してたら幾ら時間があっても足りんわ。せやから一端ワシの秘密基地に案内したる。其処でワシのある秘密を見せて、それでも未だ同じ事が言えたのなら弟子にしたるわ」
「ほ、本当ですか!?」
「ああ、本当や。せやから手離せ」
「あッ、はい!!」
フートが抱きついていた足から離れると、粘液が彼の顔と足の間で糸を引いた。覚悟していた事ではあったが不意に顔を顰め、ディックは立ち上がる。
「これ、バイクか?」
一面ガラクタで覆われた部屋の脇に置かれていた物体を指さしながら言った。それはかなり奇妙で歪な形状をしているが、ハンドルがあり、ブレーキレバーが存在し、タイヤが二つ付いているバイクの様な形状をしていた。
「はいッ!! 廃材を集めエンジンからサスペンションまで一から組み上げた自作のバイクです。流石プロフェッサーディック、お目が高い!」
「そうか、じゃあこれ乗って秘密基地まで向かうで。一応ワシ指名手配のテロリストやから、ちんたら歩いてたら何が起るか分かったもんやないしな」
「えッ、それに乗るんですか?」
「なんや、これ以外に何か乗り物あるんか?」
「いや、無いですけど………」
「ならコレに乗るしか無いやん。そうと決まったら早速出発するで。おいフート、お前もこっちきてバイク運び出すん手伝わんかい」
「あ、ちょッ! もうちょっと丁寧に扱って下さい!!」
フートはやけに青い顔をしていたが、ディックは気にする事無くバイクを移動させた。がさつに扱われ傷が付くとでも思われているのかも知れないが、心外である。彼は機械には人一倍敬意を払う人間だ。そしてそれは例えヘンテコな形をしたブサイクバイクであっても例外ではない。
かくして二人はバイクを外へと運び出し、プロフェッサーディックの秘密基地へと出発したのであった。しかしこの時ディックは未だ気付いていなかったのである、この先に待ち受けている身の毛も弥立つ様な恐怖を。
孤児院では毎日まるで経か何かの様に口にさせられる言葉がある、『社会に尽くせ』、そして『他人の為に生きろ』という言葉だ。子供の脳味噌というのはスポンジの様に吸収が早く、毎日同じ言葉を唱えていれば自然と人格の深い部分に刻まれていく。
だからガキの頃、中学を卒業するまではそれが人間の正しい生き方なのだと思っていた。その言葉に従って生きればこんな自分でも誰かが愛してくれると心から信じていたのである。
だがその分奨学金の奪い合いに負けて就職した工場でこの世界の本当の姿に気付いた時の絶望は大きかった。一生懸命働いて誰より早く出勤して誰より遅く退勤してそして体壊して、一週間休んだら解雇された。本社の人事部に連絡すると名前じゃなく工場名と従業員番号を言えといわれた。
それで漸く気付いたのである、自分が工場で毎日数無数に生産される歯車に過ぎないと。どれだけ頑張ってもどれだけ真剣でもそんな事だれも興味が無い。考えてみればそうだ、ベルトコンベアーから流れてくる部品を見て一々あれはツヤが良いとか色が美しいとか考えてはいないじゃないか。寧ろ大きかったり形状が異なる物は排除の対象以外の何物でもない。
誰も期待なんかしていない。頑張ってくれ何て誰も言わない。百人いたら百人に出来る仕事を百人と同じようにする事だけを唯求められている。毎日十二時間以上働いて生み出されるのはコンピュータ上の数字だけ、そしてそれを見るのは血の通わないAIだ。自分以外の人間の目に入る時その数字はもう何百何千何万人と合算されてどれが自分の数字か何て分からない。あんなに一生懸命働いたのに、ネットに上がっていた会社の株主向け決算報告書には何処にも自分の名前が書かれていなかった。
ふと思ったのである、本当に自分は生きているのかと、自分は本当に存在しているのかと。
何処にも自分が確かに此処に存在していると証明してくれる物がない。もしこの瞬間自分が消えたとしても誰もその事に気付かないだろう。金も地位もコネも持たない人間は誰の目にも映らない、いやッそれらを持っていたとしても見られているのは数字と文字だけである。だれもその奥に在る一円の価値もない個性へ視線を向けようとはしない。
社会とは巨大なすり鉢だ。毎日数えきれない程の人間が放り込まれて磨り潰され、どれが目でどれが口でどれが背骨かさえ分からないグチャグチャのミンチにされていく。
このまま社会の中に居ては自分が完全に殺されてしまうと思った。だから社会から離れてたった一人で生きていこうと覚悟したのである。
だがやってみて分かった、人間は根本的に社会の流れから離れて生きていけない生き物だったのだ。歯車は何処にあっても歯車なのである。たった一人でどれだけ回転しても流れから外れた存在にはパン一欠片だって流れては来ない、無意味に何も生産する事無くエネルギーが霧散していくのみ。
結局人間に選ぶ事が出来るのは社会の残飯にありついて自分を殺されるか、自分で自分を殺すか。どう生きるのかは選べず、殺されるか殺すかしか選べないのである。
それはまるで、出口の無い真っ暗な洞窟に閉じ込められた様だった。
「でもッそんな中貴方に出会ったんです。画面の中の貴方、プロフェッサーディックはこの世界の誰よりも生きていた!! この世界の全てを敵に回して、あらゆる流れに逆らって、勝てない戦いに挑んでボロボロに成っても街の大人達に悲鳴を上げさせていた。誰の顔色も窺うかがう事なく命を使い潰して弾丸にし自分を世界に叩き付ける、オレの目指すべき生き方はこれだって直感的に思ったんですッ!!」
フートは息継ぎさえ忘れる様な勢いで、まるで宝物を見つけた子供の様に捲し立てた。しかしその目の輝きは何処か淀んでいて何かが取り付いた人間だけが発する熱を纏っている。
だがそこでフートは漸くディックが自らに向けている視線が変化している事に気が付いた。そしてその変化に話の内容に飽き始めているのだと意味を読み取った彼は慌てて話を纏めにかかる。
「済みません、少し話が脱線し過ぎました。結論を言うと、オレは力を手に入れたたら自分を一人でも多くの人間の脳味噌に刻み付ける為に使います。今までオレを見ようともしなかった奴らに気付かせてやるんです、フートって人間が確かに存在している事を。オレが一体誰で何が好きで何が嫌いなのかを見せつけてやる。そして誰よりも派手に死んで一ミクロンでも遠くまで血飛沫を飛ばす為に力必要なんです! 自分が幾らでも替えの効く歯車だって事に気付いていない屍共を否定してやれるだけの力が欲しいッ!!」
正しく死者が蘇った気分である。
目の前にいるのはチイロであった、そしてヒーローに出会う以前の自らでもあったのだ。その先に待っている物をディックは良く知っている。理想と現実の狭間で少しずつ身動きが取れなく成り、最後は自ら死を選ぶ。
運命だと思った、過去の後悔を精算する機会が与えられたのだと。
あの日掴みそびれた腕が再び現われ、しかも今度は真っ直ぐに自らへと伸ばされていたのである。そしてその手をもう一度拒む事など、お人好しな彼には出来る筈がなかった。
「………お前、ワシの本当の顔見たの初めてやろ。仮面の下は唯のオッサンや、シワだらけのな。どうや、失望したか?」
「するわけ無いじゃないですか。寧ろ高身長なイケメンじゃなくて良かったですよ。俺達のヒーローって感じだ」
「ヒーローか、たぶんお前の憧れとるワシと本当のワシは全く別物や。ぎっくり腰持っとるし、小便のキレが悪ぅ成ってズボンに染みも出来とる。間違い無くお前の理想は壊れるで」
「いやッ、オレは別に小便のキレに憧れて弟子にしてくれって言ってる訳じゃないんで。それにこの先何を見たって今までオレが見てきた過去は変わらないです」
「………その過去が全部嘘だったとしたらどうや」
ディックが口の中でのみ響く声で発した言葉がフートに届く事は無い。
フートは一応言った通りに並々ならぬ根性を示してみせた。そして自らを焼き焦す事すら厭わない程の激情も。実のところを言うと、この二つさえ持ち合わせているのなら後継者として彼が求める要素としては充分であった。
ならば1度真実に対面させて反応を見ても良いかも知れない。どちらにしろ此処まで関わって知らんぷりなど自分には出来ないのだから。
「はあ、一先ず付いてこいや。お前相当札付きの馬鹿で頑固やな、言葉で説得してたら幾ら時間があっても足りんわ。せやから一端ワシの秘密基地に案内したる。其処でワシのある秘密を見せて、それでも未だ同じ事が言えたのなら弟子にしたるわ」
「ほ、本当ですか!?」
「ああ、本当や。せやから手離せ」
「あッ、はい!!」
フートが抱きついていた足から離れると、粘液が彼の顔と足の間で糸を引いた。覚悟していた事ではあったが不意に顔を顰め、ディックは立ち上がる。
「これ、バイクか?」
一面ガラクタで覆われた部屋の脇に置かれていた物体を指さしながら言った。それはかなり奇妙で歪な形状をしているが、ハンドルがあり、ブレーキレバーが存在し、タイヤが二つ付いているバイクの様な形状をしていた。
「はいッ!! 廃材を集めエンジンからサスペンションまで一から組み上げた自作のバイクです。流石プロフェッサーディック、お目が高い!」
「そうか、じゃあこれ乗って秘密基地まで向かうで。一応ワシ指名手配のテロリストやから、ちんたら歩いてたら何が起るか分かったもんやないしな」
「えッ、それに乗るんですか?」
「なんや、これ以外に何か乗り物あるんか?」
「いや、無いですけど………」
「ならコレに乗るしか無いやん。そうと決まったら早速出発するで。おいフート、お前もこっちきてバイク運び出すん手伝わんかい」
「あ、ちょッ! もうちょっと丁寧に扱って下さい!!」
フートはやけに青い顔をしていたが、ディックは気にする事無くバイクを移動させた。がさつに扱われ傷が付くとでも思われているのかも知れないが、心外である。彼は機械には人一倍敬意を払う人間だ。そしてそれは例えヘンテコな形をしたブサイクバイクであっても例外ではない。
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