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第1章
24.逃れられない悪夢
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『今度、一緒に海行かない?』
――行かない。私、水着で泳ぐような場所嫌い
『じゃあ、プールにしようか』
――‥‥…
『国内がダメならハワイは?グアムでもいいよ』
――行かない
『ミキちゃんの水着姿が見たいな』
『ダメ?じゃあ、デートをしよう。ミキちゃん、いつもスカート穿いてるよね。ミキちゃんのミニスカート姿が見たい』
『これもダメ?じゃあ、どこか旅行にでも行こうよ。ミキちゃんの寝間着姿が見たいな』
『夜、暇?飲みに行かない?』
――未成年
『真面目だな。そろそろ結婚でもする?それとも婚約する?』
――付き合ってもないのに?勝手に携帯を盗んで、勝手に登録して、一方的にメッセージを送ってきてるだけじゃない。好きだとも付き合ってとも言われてないけど。
『好きだよ。付き合って』
――お断りします。
『愛して合ってるよね。ミキちゃんも愛してくれるよね』
『お金ならたくさんあるよ。不便はさせない。この結婚はミキちゃんにとって良いこと尽くしじゃない。何が不満?』
――私はあなたを愛していないわ。
『照れ屋なんだね。そういうところも好きだよ』
『ミキちゃん、可愛いね』
『ミキちゃん、綺麗だね』
『ミキちゃん、好きだよ』
『ミキちゃん、愛してるよ』
『ミキちゃん、結婚しよう』
◇◇◇
「いやっ」
ベッドから飛び起きる。
心臓がバクバクいっている。
「お嬢様、目が覚めたんですね。大丈夫ですか?」
「いやっ」
「お嬢様っ!?」
私は恐怖のあまり伸びてきた手を咄嗟に叩き落とした。
ここはどこだろう?今の私は誰?
「お嬢様、落ち着いてください」
「来ないでっ!‥‥‥来ないで。来ないでぇ。私に近づかないで。私に関わらないで」
あいつだ。
どうして思い出したの?忘れていたのに。忘れていたかったのに。もう二度と会うことはないと思っていたのに。
『ミキちゃんの入浴姿、すごく良かったよ』
――何、言ってるの?
『ミキちゃんの寝顔、可愛いね』
――盗撮されてる。
「はぁ、はぁ、はぁ」
息が苦しい。
「誰か先生を呼んできて。お嬢様の様子がおかしいわ」
「はいっ、すぐに」
見ている。あいつが私のことを見ている。見つかった。もう、逃げられない。
「お嬢様」
「っ。触らないでっ!私、私を、私を見るなぁっ!!」
◇◇◇
タカ
マヤの幼馴染でマヤと同じお金持ちの家に生まれたお坊ちゃま。
正確な時期は覚えていないけどマヤが私の前にタカを連れて来た。自分の大切な幼馴染を親友の私に紹介したかったと言っていた。
私は彼女の親友になった覚えはないので無視をしていた。
タカは積極的に私に話しかけてきた。
マヤは嫌いだけどだからって彼を無視するのは悪いと思って返事ぐらいはしていた。でも、話す内容はゲームやアニメのことばかりで正直分からないし、つまらない。
見た目も中身もオタクの人。偏見はないけど彼の趣味に付き合う程親しくなりたいと思わなかったので何とかフェアとかに誘われても「興味ない」と断っていた。
アドレスや番号を聞かれたけど教えなかった。なのに、知らない間に彼は私のアドレスをゲットしていた。マヤにも教えていない。友達は絶対に教えない。
問い詰めたら勝手に私のカバンを漁って手に入れたという始末。そこで私は完全に付き合いを断ち切った。
それはマヤが彼を私の前に連れてきて二週間ほど経った時の出来事だった。
私のアドレスを手に入れたタカは毎日のように連絡をしてくる。無視をしていたら一日で三桁はいっていた。
怖くなって親に相談して、警察に行ったけど相手にされなかった。相手がマヤの家と繋がりがある上にタカの家もそれないりに権力を持っている家だったからだ。
親にも警察にもどうすることもできなかった。
一六歳になるとタカは「結婚しよう」と言ってきた。
引っ越しをしようとも考えた。でも、タカの家から脅された両親は私に泣いて謝った。もう、結婚するしかないのかと絶望しながらも何とか抗い、タカを振り切って大学進学を決めた。
この世界に転生して、マヤとの縁は切れなかったけどあいつとの縁は切れたと思った。
なのに‥‥‥どうしてぇっ。
――行かない。私、水着で泳ぐような場所嫌い
『じゃあ、プールにしようか』
――‥‥…
『国内がダメならハワイは?グアムでもいいよ』
――行かない
『ミキちゃんの水着姿が見たいな』
『ダメ?じゃあ、デートをしよう。ミキちゃん、いつもスカート穿いてるよね。ミキちゃんのミニスカート姿が見たい』
『これもダメ?じゃあ、どこか旅行にでも行こうよ。ミキちゃんの寝間着姿が見たいな』
『夜、暇?飲みに行かない?』
――未成年
『真面目だな。そろそろ結婚でもする?それとも婚約する?』
――付き合ってもないのに?勝手に携帯を盗んで、勝手に登録して、一方的にメッセージを送ってきてるだけじゃない。好きだとも付き合ってとも言われてないけど。
『好きだよ。付き合って』
――お断りします。
『愛して合ってるよね。ミキちゃんも愛してくれるよね』
『お金ならたくさんあるよ。不便はさせない。この結婚はミキちゃんにとって良いこと尽くしじゃない。何が不満?』
――私はあなたを愛していないわ。
『照れ屋なんだね。そういうところも好きだよ』
『ミキちゃん、可愛いね』
『ミキちゃん、綺麗だね』
『ミキちゃん、好きだよ』
『ミキちゃん、愛してるよ』
『ミキちゃん、結婚しよう』
◇◇◇
「いやっ」
ベッドから飛び起きる。
心臓がバクバクいっている。
「お嬢様、目が覚めたんですね。大丈夫ですか?」
「いやっ」
「お嬢様っ!?」
私は恐怖のあまり伸びてきた手を咄嗟に叩き落とした。
ここはどこだろう?今の私は誰?
「お嬢様、落ち着いてください」
「来ないでっ!‥‥‥来ないで。来ないでぇ。私に近づかないで。私に関わらないで」
あいつだ。
どうして思い出したの?忘れていたのに。忘れていたかったのに。もう二度と会うことはないと思っていたのに。
『ミキちゃんの入浴姿、すごく良かったよ』
――何、言ってるの?
『ミキちゃんの寝顔、可愛いね』
――盗撮されてる。
「はぁ、はぁ、はぁ」
息が苦しい。
「誰か先生を呼んできて。お嬢様の様子がおかしいわ」
「はいっ、すぐに」
見ている。あいつが私のことを見ている。見つかった。もう、逃げられない。
「お嬢様」
「っ。触らないでっ!私、私を、私を見るなぁっ!!」
◇◇◇
タカ
マヤの幼馴染でマヤと同じお金持ちの家に生まれたお坊ちゃま。
正確な時期は覚えていないけどマヤが私の前にタカを連れて来た。自分の大切な幼馴染を親友の私に紹介したかったと言っていた。
私は彼女の親友になった覚えはないので無視をしていた。
タカは積極的に私に話しかけてきた。
マヤは嫌いだけどだからって彼を無視するのは悪いと思って返事ぐらいはしていた。でも、話す内容はゲームやアニメのことばかりで正直分からないし、つまらない。
見た目も中身もオタクの人。偏見はないけど彼の趣味に付き合う程親しくなりたいと思わなかったので何とかフェアとかに誘われても「興味ない」と断っていた。
アドレスや番号を聞かれたけど教えなかった。なのに、知らない間に彼は私のアドレスをゲットしていた。マヤにも教えていない。友達は絶対に教えない。
問い詰めたら勝手に私のカバンを漁って手に入れたという始末。そこで私は完全に付き合いを断ち切った。
それはマヤが彼を私の前に連れてきて二週間ほど経った時の出来事だった。
私のアドレスを手に入れたタカは毎日のように連絡をしてくる。無視をしていたら一日で三桁はいっていた。
怖くなって親に相談して、警察に行ったけど相手にされなかった。相手がマヤの家と繋がりがある上にタカの家もそれないりに権力を持っている家だったからだ。
親にも警察にもどうすることもできなかった。
一六歳になるとタカは「結婚しよう」と言ってきた。
引っ越しをしようとも考えた。でも、タカの家から脅された両親は私に泣いて謝った。もう、結婚するしかないのかと絶望しながらも何とか抗い、タカを振り切って大学進学を決めた。
この世界に転生して、マヤとの縁は切れなかったけどあいつとの縁は切れたと思った。
なのに‥‥‥どうしてぇっ。
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