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プロローグ
…亜人? ルナ視点
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「…亜人?」
今俺の目の前には、目を見開いて硬直しているジンさんがいる。
ジン・デイライト。これが彼の名前だ。
いやぁ。ジンさんマジイケメン。もう神さんって呼んでもいいよね?
実は俺、ルナには苗字が無い。何故だかは知らん。
それにしても、言語が日本語だった時には驚いたよ。未知の言語だったらどうしようと思ってたぜ。
ていうかなんで硬直してんの?めっちゃ驚いてるんだけど。ジンさんと俺も。
「なんでそんなに驚いてるんですか?」
とりあえず尋ねてみる。
「いや、亜人自体存在が珍しくてな。少なくともこの大陸には一人もいないとされている。実際私も初めて会った…」
「え?そんなに珍しいものなんですか?」
「ああ。だいたい100年ほど前に、人間と亜人の大きな戦争があってな。そのときに亜人の多くは殺害されたらしい」
嘘ぉ!?そんな暗い歴史があったなんて?
「それって、『僕』、ここにいても大丈夫なんですか?命を狙われるなんて嫌ですよ?」
死にたくないぞ!まだやりたいことがたくさんあるんだ!
「ん?…『僕』、といったか?」
あ、そっか。現代社会ならまだしも、服装的に中世っぽいからね。そりゃおかしいか。
「すみません…昔からこうなんです」
「そうだったか。悪かった。あと、亜人についてだが、むしろ有利だ」
え?そうなの?
「あの戦争から考え方が変わってな。人は平等だと言われるようになった。人によっては亜人を崇めるやつまでいるな」
いや、崇めなくていいです。気持ち悪い。
ていうか崇めたら平等じゃなくね?
「にしても、一体何を考えているんだか。『亜人は化け物』と言って殺傷をしてきた癖に、今度は亜人を崇める?全く、バカらしい」
確かにそうだな…黒人と白人みたいだ。
まぁ、とりあえず、どうしようかな。
衣食住なんて今の状態じゃあどうしようもないし、だからと言って人に頼るのも抵抗があるし…
問題が発覚したよ!
「そう、そういえば、だ」
「はい?」
「見たところ衣服もボロボロだが、大丈夫なのか?」
あ、確かに。ボロボロじゃん。きゃー。
いや、もしやこれは、自然な形で衣食住を手に入れるチャンスじゃ!?
「えっと、実は…行く当てが無くて、自分がなぜここにいるか分かってないんです」
「そうだったか…よし」
よし?
「ルナ。私の領に住む気はないか?衣食住、すべて保障しよう」
マジすか!そりゃもちろん!
「お願いします!のたれ死ぬのは嫌です!」
ジンさんマジ神さん!
「わかった。手配しよう。…それとだな」
それと?やっぱり働かないとダメ?
「私の屋敷に住んでくれないか?」
え?これってもしかして?
「な…何でですか?民家でも大丈夫ですが…」
「お願いだ、住んでくれないか?嫌なら大丈夫だ」
そんな真剣な目つきで言われたら困っちゃうよ。
うおーい、これって──
「従者にでもなれってことですか?」
ジンさん、頭抱えてたんだけど、どうしたんだろ。
今俺の目の前には、目を見開いて硬直しているジンさんがいる。
ジン・デイライト。これが彼の名前だ。
いやぁ。ジンさんマジイケメン。もう神さんって呼んでもいいよね?
実は俺、ルナには苗字が無い。何故だかは知らん。
それにしても、言語が日本語だった時には驚いたよ。未知の言語だったらどうしようと思ってたぜ。
ていうかなんで硬直してんの?めっちゃ驚いてるんだけど。ジンさんと俺も。
「なんでそんなに驚いてるんですか?」
とりあえず尋ねてみる。
「いや、亜人自体存在が珍しくてな。少なくともこの大陸には一人もいないとされている。実際私も初めて会った…」
「え?そんなに珍しいものなんですか?」
「ああ。だいたい100年ほど前に、人間と亜人の大きな戦争があってな。そのときに亜人の多くは殺害されたらしい」
嘘ぉ!?そんな暗い歴史があったなんて?
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死にたくないぞ!まだやりたいことがたくさんあるんだ!
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え?そうなの?
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いや、崇めなくていいです。気持ち悪い。
ていうか崇めたら平等じゃなくね?
「にしても、一体何を考えているんだか。『亜人は化け物』と言って殺傷をしてきた癖に、今度は亜人を崇める?全く、バカらしい」
確かにそうだな…黒人と白人みたいだ。
まぁ、とりあえず、どうしようかな。
衣食住なんて今の状態じゃあどうしようもないし、だからと言って人に頼るのも抵抗があるし…
問題が発覚したよ!
「そう、そういえば、だ」
「はい?」
「見たところ衣服もボロボロだが、大丈夫なのか?」
あ、確かに。ボロボロじゃん。きゃー。
いや、もしやこれは、自然な形で衣食住を手に入れるチャンスじゃ!?
「えっと、実は…行く当てが無くて、自分がなぜここにいるか分かってないんです」
「そうだったか…よし」
よし?
「ルナ。私の領に住む気はないか?衣食住、すべて保障しよう」
マジすか!そりゃもちろん!
「お願いします!のたれ死ぬのは嫌です!」
ジンさんマジ神さん!
「わかった。手配しよう。…それとだな」
それと?やっぱり働かないとダメ?
「私の屋敷に住んでくれないか?」
え?これってもしかして?
「な…何でですか?民家でも大丈夫ですが…」
「お願いだ、住んでくれないか?嫌なら大丈夫だ」
そんな真剣な目つきで言われたら困っちゃうよ。
うおーい、これって──
「従者にでもなれってことですか?」
ジンさん、頭抱えてたんだけど、どうしたんだろ。
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