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7 愛する夫を部下がNTRるのは許せない!
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しおりを挟むどうして……
どうして……
どうして、こんなことに?
僕は茫然としたまま、ただじっとその悪夢の光景を見つめていた。
新開が、ユキのおちんぽをしゃぶっている。
何故だ? その人は、そのおちんぽは、僕だけのもののはずなのに───
「ん~、ちょっとはマシになってきたかな? でもま、りっちゃんのお口の方が100倍気持ち良いね。20点。」
「ん゛ぶッ、オ゛ごッ、ン゛、ゴボ、ぶぐ、ゴぇ゛ッ💢」
(ユキ、とても楽しそうだ……)
(ユキは、新開の事とても気に入っている……)
(僕、よりも……?)
(嫌、だ………)
二人の背後にぽつんと取り残された僕は、まるで蚊帳の外で……
ユキの妻は、僕じゃないのか?
盗られる? 新開に?
僕だけのユキが、ユキの興味の対象が、ユキのおちんぽが、全部新開に横取りされてしまう?
(そんなの絶対に、嫌だ───!!!)
僕たちの愛の巣に他人が入り込むのも、ユキ以外の誰かに抱かれるのも、僕以外の誰かがユキにご奉仕するのも全部嫌だ、絶対に許せない。
どうしてユキは新開にこんなことをさせようとする?
これが僕たちに下した本当の罰、なのか?
「……ぁ……、……」
背中を、冷たい汗が伝う。
「やめてくれ」と、その一言が、言えない。
だって最初に二人の愛を裏切ってしまったのは、僕だから。
絶望で視界が狭まる。音も声も耳に何も入ってこない。
体が拒絶反応を示して、一切の音を遮断する。
狭まった視界の奥で、ベッドの上に取り残された僕に背を向け、ユキが新開と楽しそうに戯れている光景だけが僕の目に焼きついていく。
どす黒いなにかが蜷局のように渦を巻いて、やがて僕の心の中に充満していく。
触、るな……ソレは、僕のだ。僕だけのものだ!
誰にも触らせない……っ!
ユキに愛して貰えるのは、僕だけだ……
ペットなんていらない。番犬なんて必要ない!
僕〈たち〉には新開なんて必要ない!
『主任は、魅力的ですよ。俺にとっては』
その時、ホテルで新開が発した言葉がふと脳裏を過ぎる。
そうだ……新開が好きなのは、僕───
(新開は、僕のことが好き、なんだ……。ならば僕が、新開の心を、繋ぎ止めておけば良い……そうしたら新開はきっと、ユキのことを好きに、ならない……)
ユキの気紛れで、一時的に興味が新開へと移っても、僕が偽物の愛情で新開を雁字搦めにしておけば、新開とユキは絶対に両思いになることはない。
そうすれば、ユキはきっとまた、僕だけを愛してくれる。
悪態を吐きながらも楽しそうにじゃれ合っている二人を狂いそうな思いで見つめながら、僕は僕のやるべき事を理解した。
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