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学校編
第六話
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新品の制服に身を包んで登校する。
手には屋敷で準備した、筆記具だったりノートだったりを入れた立派な鞄。
そう、僕、アクスト・グランザムはシュトアプラッツ魔法学校の生徒になったのだ。
「俯いていないでもっと胸を張らんか!」
「は!」
僕の従者であり主人である精霊と共に。
「いやぁ、やっぱりこんなちんちく──げふん、可愛らしい精霊ってのも珍しいッスねえ」
「当然であろう!」
あぁ、得意げに踏ん反り返るお姿も神々し──まあ当然なので流そう。
前に立って案内している青年は、僕の寮で隣の部屋に住んでいるロイバー。年齢はそれほど変わらないだろうけれど背が高い、うん、もしかしたら旦那様より高いかも。でも腰が低く、その口調からいかにも無害という雰囲気を醸し出している。
「俺の精霊と変えて欲しいくらいッスよアクストくん。ほら、今だってこんなに頭をがしがし啄んじゃって痛いのなんの」
「ふふん、我は出来た精霊であるからな!」
あぁ、鈴のように鼻を鳴らす仕草も可愛らし──まあ当然。
ロイバーの頭上では一羽の黒い鳥が、頭皮が捲れるのではないかと疑う程に鋭い突っつきを連発していた。聞いたところによると彼の精霊であるらしく、所謂〝器持ち〟なのだとか。名前は無いらしく〝クロウ〟という愛称で呼んでいる。
彼の顔には頭上から垂れてきた赤い滴が……ようやく皮が捲れたか。精霊は契約を交わした人間を守護する存在なのだけれど、まあ、一枚岩ではないらしい。というか他所の精霊に現を抜かしたのが原因なのではなかろうか。
「ま、とにかく教室に案内するッス。ようこそ、特別クラスへ」
彼に導かれるままにシュトアプラッツの──果ての無さそうな廊下を歩き、目的の教室へ辿り着いた。僕がお世話になる特別クラス。
頭の足りない僕でも、それくらい分かっている。字の読み書きが出来ないで普通のクラスへ編入なんかしたって意味が無いのだから。つまりここは、本当に基礎から学ぶ必要がある人間が集められるクラスだ。
「別名掃き溜めクラス」
「我が来たのだ、安心せい!」
「あはは、肥溜めに鶴ッスね」
僕が一礼しているうちにエアリィはずかずかと入室していく。後を追った僕の視界に映ったのは、伽藍と、静寂が支配する、誰もいない教室。
いや、いた。
「ロイバー、それ誰?」
窓際の席に一人、朝日を背に受けながら黄昏る女生徒が、冷ややかな視線で僕たちを射抜く。
「昨日クライナー先生が言ってた転入生ッスよ。あの人もなんだかんだ忙しいッスからね、俺が案内だったりしてるんッス」
「誰かって聞いてるの」
「名前を聞くときはまず自分から名乗るッス」
「優等生ぶってんじゃないわよ」
「これは手厳しいッス……」
苦笑いするロイバーを無視し、頬杖をついたまま視線を向ける。
これは僕が答えるべきか、いやしかし勉強されているのだからきっと貴族の御方で間違いないだろうし──迷っていると深緋の髪の少女が前に出て、胸を張りながら宣言。
「我の名はエアリィ・ドリット・フィオライン! これからよろしく頼むぞ、小娘!」
あぁ、何とも気高き宣誓でありますお嬢様。
「小娘ぇ……?」
お嬢様に免じて眉をピクリと吊り上げたことは見なかった事にして差し上げましょう──いやいやそうじゃなくて。
「いや、ドリット……? どこかで聞いたような? ううん思い出せない。ええと、まあ……アタシの名前はナイル。よろし──って、アンタ精霊!?」
「うむ! 従者であり主人である!」
ふんすっ、と鼻息荒く鳴らすエアリィを見て、黄昏の乙女ナイルは口をあんぐりさせた。
「今頃気付いたんッスか。制服じゃなくてドレス来てるじゃないッスか」
「若干寝惚けてたこともあるけどさ!? てかアンタは妙に落ち着いてない!?」
「いやあ、昨日の段階で驚くのに飽きたんッスよ」
ヘラヘラ笑って軽く流される。
僕が寮に入ったのはつい昨日であり、生活の仕方なども彼に教わった。エアリィも共に付き従って行動していたので随分驚かれてしまったのだ。
器持ちの精霊はそれほど珍しくない──なんて話を馬車の中で聞いたけれど、人型精霊は更に珍しいのだとか。多くは野生動物の姿かたちをしており会話は不能。しかし契約時の思念は自然と読み取れ、誰か聞き覚えのある人間の声で再生されるらしい。
それはともかく。
ただ契約者に力を与えるだけの精霊もいれば、器を作って従者となる精霊もいる。旦那様の場合は前者で、僕やロイバーの場合は後者だ。どちらが優れているかなんて僕には分からないのだけれど、今は只、彼女の従者となれたことを誇りに思うだけでいい。
「てか主人って……そこのちっこいのが演奏者?」
「ちっこいちっこい言うでない! ええい奏者よ、いつまで黙っておるのだ!」
「は!」
控えていた僕は声を張って自己紹介。
「人型の精霊なんて初めて見た……本当にいるんだ」
したのだけれど、軽く流された。
うん、はい、構わないのですけれども。
「ま、いいか。これで器持ち演奏者が三人だし、下克上が可能かも」
そう呟いたナイルの言葉は、ガラガラと音を立てて開かれたドアに掻き消された。
「相変わらず早いなお前ら。昨日はしっかり自習していたか?」
「勿論ッス」
「はーい」
僕を迎えに来てくれ、ついでに城へ連行したクライナー・ブルストその人だった。教師とは聞いていたけれど、まさかここの担任だったとは。
「では席に着け」
「うッス」
教師の言葉に、ロイバーは廊下側に近い席へ腰を下ろす。そこが彼の指定席なのだろうけれど……ええと、僕は何処に座ればいいのだろう? 二人とも前列に座っているのだから、僕は後列に座るべきか。
「どこでも好きな席に着いていい、これ以上生徒は来ないからな」
「なんと、我等しかおらんのか!?」
エアリィがどすんっ、と真ん中の席に腰を下ろしたので、僕はその後ろへ座る。窓側からの視線が凄く痛い気がするのは気のせいだろう。
「落ちこぼれどころか字の読み書きすらできないやつらが集められるクラスだぞ。貴様らは幸運だったな、精霊と契約していなければとうに死んでいる身だ」
「なんと、それは誠か!?」
あぁお嬢様、そのように椅子をガタガタと揺らしては──じゃなくて。
クライナーの言うことは真実、僕はエアリィと契約していなかったら死んでいただろう。主人の命令に背いたのだし当然の事、今ここにいることが奇跡だとしか言えない。
「身分の差は絶対、それが揺らぐことはない……だが貴様らは才能を発揮し、真曲を奏で、神秘をその身に纏った。精霊と契約出来るのは100人に一人、器持ちと契約出来るのは1000人に一人、運もあるだろうが才能の内だ。再び授かったその命、国の救世の為に燃やし尽くせ──とまでは言わないが」
うん?
サラッと凄いことを言わなかったか?
「まあ、一人前の人間になるまでは保護してやるってことだ。それなりの教養が身に付いたらどこへでも行くがいい」
「我は果てまで行くぞ!」
ああ、はい、僕は頭が足りないので問題ありません。考えるのは学者様たちのお仕事でありまして、ただお嬢様の御為に生きる所存で御座います。
「ここでは基礎的な授業の他に戦闘訓練を実施している。世に蔓延る悪魔や狂精、それらを打ち取れる演奏者を育成する機関でもあるからな」
うん?
あくま……?
「ついでに言っておくと……我が帝国に保存されている真聖楽機、あれを響かせることが出来る演奏者を見つけ出す機関でもある。アレを奏でることが出来れば戦争は終わり、民の生活も改善するだろう。それは貴様らにとって願ってもいない未来ではないか?」
「むう? しんせい?」
あくまっていうのは……。
なんでありましょうか……?
「まあ難しく考える必要は無い、今は契約した精霊にそっぽを向かれないようにするんだな。契約は向こうから切られる場合もあるんだ、貴様らにとっては命綱だぞ」
「我がそんなことするわけなかろう! 心底呆れることはあったが、我を惹いた奏者なのだぞ!?」
ああ旦那様、奥様、ミレニア様、ハルモニア。
世界というのはとても、とても広いものなのでありますね。
「なあ、ドリット……」
「エアリィ!」
「お、おう、エアリィ。お前、授業受けるのか? 精霊が?」
「当然であろう! 我はこやつの主人故な!」
「…………」
「あはは、クライナー先生固まってるッス」
「何処が精霊よ、人間と変わらないじゃない」
まあ、良いのですけれど。
「御立派であられます、お嬢様……!」
この御方がおられますので。
「一番悪いのはこっちッスかねぇ……」
「どっちが従者か分かんないわね」
こっちが従者であります。
「ま、まあ、いいだろう。取り合えずは最低レベルの授業を開始する。それから戦闘、演奏、調教と色々叩き込んでいくからな」
畏まりました。
手には屋敷で準備した、筆記具だったりノートだったりを入れた立派な鞄。
そう、僕、アクスト・グランザムはシュトアプラッツ魔法学校の生徒になったのだ。
「俯いていないでもっと胸を張らんか!」
「は!」
僕の従者であり主人である精霊と共に。
「いやぁ、やっぱりこんなちんちく──げふん、可愛らしい精霊ってのも珍しいッスねえ」
「当然であろう!」
あぁ、得意げに踏ん反り返るお姿も神々し──まあ当然なので流そう。
前に立って案内している青年は、僕の寮で隣の部屋に住んでいるロイバー。年齢はそれほど変わらないだろうけれど背が高い、うん、もしかしたら旦那様より高いかも。でも腰が低く、その口調からいかにも無害という雰囲気を醸し出している。
「俺の精霊と変えて欲しいくらいッスよアクストくん。ほら、今だってこんなに頭をがしがし啄んじゃって痛いのなんの」
「ふふん、我は出来た精霊であるからな!」
あぁ、鈴のように鼻を鳴らす仕草も可愛らし──まあ当然。
ロイバーの頭上では一羽の黒い鳥が、頭皮が捲れるのではないかと疑う程に鋭い突っつきを連発していた。聞いたところによると彼の精霊であるらしく、所謂〝器持ち〟なのだとか。名前は無いらしく〝クロウ〟という愛称で呼んでいる。
彼の顔には頭上から垂れてきた赤い滴が……ようやく皮が捲れたか。精霊は契約を交わした人間を守護する存在なのだけれど、まあ、一枚岩ではないらしい。というか他所の精霊に現を抜かしたのが原因なのではなかろうか。
「ま、とにかく教室に案内するッス。ようこそ、特別クラスへ」
彼に導かれるままにシュトアプラッツの──果ての無さそうな廊下を歩き、目的の教室へ辿り着いた。僕がお世話になる特別クラス。
頭の足りない僕でも、それくらい分かっている。字の読み書きが出来ないで普通のクラスへ編入なんかしたって意味が無いのだから。つまりここは、本当に基礎から学ぶ必要がある人間が集められるクラスだ。
「別名掃き溜めクラス」
「我が来たのだ、安心せい!」
「あはは、肥溜めに鶴ッスね」
僕が一礼しているうちにエアリィはずかずかと入室していく。後を追った僕の視界に映ったのは、伽藍と、静寂が支配する、誰もいない教室。
いや、いた。
「ロイバー、それ誰?」
窓際の席に一人、朝日を背に受けながら黄昏る女生徒が、冷ややかな視線で僕たちを射抜く。
「昨日クライナー先生が言ってた転入生ッスよ。あの人もなんだかんだ忙しいッスからね、俺が案内だったりしてるんッス」
「誰かって聞いてるの」
「名前を聞くときはまず自分から名乗るッス」
「優等生ぶってんじゃないわよ」
「これは手厳しいッス……」
苦笑いするロイバーを無視し、頬杖をついたまま視線を向ける。
これは僕が答えるべきか、いやしかし勉強されているのだからきっと貴族の御方で間違いないだろうし──迷っていると深緋の髪の少女が前に出て、胸を張りながら宣言。
「我の名はエアリィ・ドリット・フィオライン! これからよろしく頼むぞ、小娘!」
あぁ、何とも気高き宣誓でありますお嬢様。
「小娘ぇ……?」
お嬢様に免じて眉をピクリと吊り上げたことは見なかった事にして差し上げましょう──いやいやそうじゃなくて。
「いや、ドリット……? どこかで聞いたような? ううん思い出せない。ええと、まあ……アタシの名前はナイル。よろし──って、アンタ精霊!?」
「うむ! 従者であり主人である!」
ふんすっ、と鼻息荒く鳴らすエアリィを見て、黄昏の乙女ナイルは口をあんぐりさせた。
「今頃気付いたんッスか。制服じゃなくてドレス来てるじゃないッスか」
「若干寝惚けてたこともあるけどさ!? てかアンタは妙に落ち着いてない!?」
「いやあ、昨日の段階で驚くのに飽きたんッスよ」
ヘラヘラ笑って軽く流される。
僕が寮に入ったのはつい昨日であり、生活の仕方なども彼に教わった。エアリィも共に付き従って行動していたので随分驚かれてしまったのだ。
器持ちの精霊はそれほど珍しくない──なんて話を馬車の中で聞いたけれど、人型精霊は更に珍しいのだとか。多くは野生動物の姿かたちをしており会話は不能。しかし契約時の思念は自然と読み取れ、誰か聞き覚えのある人間の声で再生されるらしい。
それはともかく。
ただ契約者に力を与えるだけの精霊もいれば、器を作って従者となる精霊もいる。旦那様の場合は前者で、僕やロイバーの場合は後者だ。どちらが優れているかなんて僕には分からないのだけれど、今は只、彼女の従者となれたことを誇りに思うだけでいい。
「てか主人って……そこのちっこいのが演奏者?」
「ちっこいちっこい言うでない! ええい奏者よ、いつまで黙っておるのだ!」
「は!」
控えていた僕は声を張って自己紹介。
「人型の精霊なんて初めて見た……本当にいるんだ」
したのだけれど、軽く流された。
うん、はい、構わないのですけれども。
「ま、いいか。これで器持ち演奏者が三人だし、下克上が可能かも」
そう呟いたナイルの言葉は、ガラガラと音を立てて開かれたドアに掻き消された。
「相変わらず早いなお前ら。昨日はしっかり自習していたか?」
「勿論ッス」
「はーい」
僕を迎えに来てくれ、ついでに城へ連行したクライナー・ブルストその人だった。教師とは聞いていたけれど、まさかここの担任だったとは。
「では席に着け」
「うッス」
教師の言葉に、ロイバーは廊下側に近い席へ腰を下ろす。そこが彼の指定席なのだろうけれど……ええと、僕は何処に座ればいいのだろう? 二人とも前列に座っているのだから、僕は後列に座るべきか。
「どこでも好きな席に着いていい、これ以上生徒は来ないからな」
「なんと、我等しかおらんのか!?」
エアリィがどすんっ、と真ん中の席に腰を下ろしたので、僕はその後ろへ座る。窓側からの視線が凄く痛い気がするのは気のせいだろう。
「落ちこぼれどころか字の読み書きすらできないやつらが集められるクラスだぞ。貴様らは幸運だったな、精霊と契約していなければとうに死んでいる身だ」
「なんと、それは誠か!?」
あぁお嬢様、そのように椅子をガタガタと揺らしては──じゃなくて。
クライナーの言うことは真実、僕はエアリィと契約していなかったら死んでいただろう。主人の命令に背いたのだし当然の事、今ここにいることが奇跡だとしか言えない。
「身分の差は絶対、それが揺らぐことはない……だが貴様らは才能を発揮し、真曲を奏で、神秘をその身に纏った。精霊と契約出来るのは100人に一人、器持ちと契約出来るのは1000人に一人、運もあるだろうが才能の内だ。再び授かったその命、国の救世の為に燃やし尽くせ──とまでは言わないが」
うん?
サラッと凄いことを言わなかったか?
「まあ、一人前の人間になるまでは保護してやるってことだ。それなりの教養が身に付いたらどこへでも行くがいい」
「我は果てまで行くぞ!」
ああ、はい、僕は頭が足りないので問題ありません。考えるのは学者様たちのお仕事でありまして、ただお嬢様の御為に生きる所存で御座います。
「ここでは基礎的な授業の他に戦闘訓練を実施している。世に蔓延る悪魔や狂精、それらを打ち取れる演奏者を育成する機関でもあるからな」
うん?
あくま……?
「ついでに言っておくと……我が帝国に保存されている真聖楽機、あれを響かせることが出来る演奏者を見つけ出す機関でもある。アレを奏でることが出来れば戦争は終わり、民の生活も改善するだろう。それは貴様らにとって願ってもいない未来ではないか?」
「むう? しんせい?」
あくまっていうのは……。
なんでありましょうか……?
「まあ難しく考える必要は無い、今は契約した精霊にそっぽを向かれないようにするんだな。契約は向こうから切られる場合もあるんだ、貴様らにとっては命綱だぞ」
「我がそんなことするわけなかろう! 心底呆れることはあったが、我を惹いた奏者なのだぞ!?」
ああ旦那様、奥様、ミレニア様、ハルモニア。
世界というのはとても、とても広いものなのでありますね。
「なあ、ドリット……」
「エアリィ!」
「お、おう、エアリィ。お前、授業受けるのか? 精霊が?」
「当然であろう! 我はこやつの主人故な!」
「…………」
「あはは、クライナー先生固まってるッス」
「何処が精霊よ、人間と変わらないじゃない」
まあ、良いのですけれど。
「御立派であられます、お嬢様……!」
この御方がおられますので。
「一番悪いのはこっちッスかねぇ……」
「どっちが従者か分かんないわね」
こっちが従者であります。
「ま、まあ、いいだろう。取り合えずは最低レベルの授業を開始する。それから戦闘、演奏、調教と色々叩き込んでいくからな」
畏まりました。
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