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第51話 囮になった紗里
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翌日、いつも家まで迎えに来てくれる紗里からはメッセージが届いていて、先に学校へ行っているとのこと。
何かあったのかと学校へ急ぐと、校門をくぐろうとしたタイミングでヒューン!と、何かが目の前を横切っていった。
そして、校門付近にあった木に命中。
横切っていったのが昨日と同じような針だということに気づいたのは、吹き矢で攻撃してきたと思われる相手の姿が見えなくなってからのことだった。
素早い…。
木に刺さっている針を慎重にミニタオルで抜くと、やっぱり昨日と同じもの。
針先には小さな穴が開いている。
「末明、おはよう」
柚吏に声をかけられ針の存在について早速話すと、
「やべぇな」
言いながらも周囲を確認。
「なんか、こんな速攻で事態が急変するとは思わなかったな」
「うん…」
「昨日あれから考えてもまったく解決方法とかは思い浮かばなかったんだけど、末明はとりあえず、なるべく俺といっしょにいろ」
「…ん?」
「だって、いまも針が飛んできたんだろ?俺じゃあ頼りにはならないかもだけど、1人で行動するよりは2人のほうが安心感あるだろ?紗里のことは皇帝が守ってくれるみたいだし」
「あれ?いつそういう話になったの?…というか、紗里は教室かな?今日、先に学校へ行ってるって連絡あったんだけど…」
末明がつぶやいたとき、
「おーほほほほ、高野紗里は狙われやすいよう理科準備室に縛りつけてありますわ」
皇帝の声が聞こえてきた。
「は?どういうこと?!」
「だから、いま言った通りです。高野紗里には囮になってもらいました」
平然と、いや、どこか得意気に答える皇帝に怒りがわいてくる。
この人、味方かと思ってた…。
何かあったのかと学校へ急ぐと、校門をくぐろうとしたタイミングでヒューン!と、何かが目の前を横切っていった。
そして、校門付近にあった木に命中。
横切っていったのが昨日と同じような針だということに気づいたのは、吹き矢で攻撃してきたと思われる相手の姿が見えなくなってからのことだった。
素早い…。
木に刺さっている針を慎重にミニタオルで抜くと、やっぱり昨日と同じもの。
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「末明、おはよう」
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「やべぇな」
言いながらも周囲を確認。
「なんか、こんな速攻で事態が急変するとは思わなかったな」
「うん…」
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「…ん?」
「だって、いまも針が飛んできたんだろ?俺じゃあ頼りにはならないかもだけど、1人で行動するよりは2人のほうが安心感あるだろ?紗里のことは皇帝が守ってくれるみたいだし」
「あれ?いつそういう話になったの?…というか、紗里は教室かな?今日、先に学校へ行ってるって連絡あったんだけど…」
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「おーほほほほ、高野紗里は狙われやすいよう理科準備室に縛りつけてありますわ」
皇帝の声が聞こえてきた。
「は?どういうこと?!」
「だから、いま言った通りです。高野紗里には囮になってもらいました」
平然と、いや、どこか得意気に答える皇帝に怒りがわいてくる。
この人、味方かと思ってた…。
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