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第72話 俺のこと好きすぎだろ
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このまま手を引かれてデートになんか繰り出したらそれこそ抱き潰されかねない。
「ちょっと待てよ由良。学校をサボるのはよくないぞ!」
必死で止めてはみたけれど。
「はいはい」
まぁ、ドSでサイコパスな由良が言うことなど聞くはずもなく…。
「まずは、ごはん。トモは何が食べたいの?」
聞かれて頭に浮かんできたのはなぜか由良がつくってくれた弁当だった。
つくってもらっておいて失礼だとは思うけど見るからにヤバそうだった弁当、それとは対照的に色鮮やかで完成度の高かった弁当。
同時にドSでサイコパスな由良、そして普段のほわほわな由良の顔が浮かんできて胸がぎゅうっと苦しくなって戸惑う。
「あ~あ~、トモは優柔不断だなぁ。…ってか、俺がつくった弁当のほうがよかったとか?」
茶化した由良に
「お前の弁当…食べたい」
そんな言葉を反射的に返してしまった自分にびっくりした。
「…は?」
完全に理解不能という表情で固まってしまった由良は少しして
「まぁ…持ってはきているけどな。教室だし…」
なぜか急にしおらしくなってしまって反応に困る。
いつもガンガン詰め寄ってくる積極的でえろくてドSな由良が、まるで別人。
そもそも俺が弁当の約束をしたのは普段の由良であって、ドSでサイコパスな由良には関係ない話のはずなのに…。
こいつ、俺のこと好きすぎだろ!
トモは急に由良のことが可愛く見えて
「…今日も弁当つくってきたとかお前…、俺のこと、いったいどんだけ好きなわけ?」
呆れたように吐き捨てたあとグッと手を引っ張って言った。
「教室…戻るぞ」
「…は?デートは?」
「デートもする」
「…はぁっ?!」
「弁当だけ回収してからな」
「と…トモ…?!」
「ちょっと待てよ由良。学校をサボるのはよくないぞ!」
必死で止めてはみたけれど。
「はいはい」
まぁ、ドSでサイコパスな由良が言うことなど聞くはずもなく…。
「まずは、ごはん。トモは何が食べたいの?」
聞かれて頭に浮かんできたのはなぜか由良がつくってくれた弁当だった。
つくってもらっておいて失礼だとは思うけど見るからにヤバそうだった弁当、それとは対照的に色鮮やかで完成度の高かった弁当。
同時にドSでサイコパスな由良、そして普段のほわほわな由良の顔が浮かんできて胸がぎゅうっと苦しくなって戸惑う。
「あ~あ~、トモは優柔不断だなぁ。…ってか、俺がつくった弁当のほうがよかったとか?」
茶化した由良に
「お前の弁当…食べたい」
そんな言葉を反射的に返してしまった自分にびっくりした。
「…は?」
完全に理解不能という表情で固まってしまった由良は少しして
「まぁ…持ってはきているけどな。教室だし…」
なぜか急にしおらしくなってしまって反応に困る。
いつもガンガン詰め寄ってくる積極的でえろくてドSな由良が、まるで別人。
そもそも俺が弁当の約束をしたのは普段の由良であって、ドSでサイコパスな由良には関係ない話のはずなのに…。
こいつ、俺のこと好きすぎだろ!
トモは急に由良のことが可愛く見えて
「…今日も弁当つくってきたとかお前…、俺のこと、いったいどんだけ好きなわけ?」
呆れたように吐き捨てたあとグッと手を引っ張って言った。
「教室…戻るぞ」
「…は?デートは?」
「デートもする」
「…はぁっ?!」
「弁当だけ回収してからな」
「と…トモ…?!」
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