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第55話 親切という名の復讐
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「あ、ハイターって洗濯用のやつじゃなくて、お風呂用のやつです」
太郎の言葉に全員が驚いたあと
「お、おい太郎、なんの恨みがあって他人のウチにあるカーテンをお風呂用ハイターに浸そうとしてんだ?やべぇだろ。まさかお前、そっと復讐するタイプか?」
伊吹が突っ込んだけれど。
「ち、違いますよ!白いレースのカーテンは、ものにもよりますけどお風呂用の洗剤で真っ白になることがあるんです」
速攻で太郎は否定した。
「本当なの?」
でも秋穂に突っ込んで聞かれ
「まぁ…。モノにもよりますよ。もしかしたら…」
なんて口籠る。
「ほうほう、なるほど。もしかしたらカーテンがダメになる可能性もある?」
「…否めません…」
「…太郎よ、それはなにか?親切という名の復讐か?」
チラリと薄い目をした伊吹に
「ち、違いますよ!そうなる可能性もあるってだけで、僕のウチだっておばぁちゃん家だって、父さんの愛人たちのカーテンを洗った時だって失敗したことは一度もありません!」
必死で太郎が抗議。
「…太郎…、お前、父ちゃんの愛人宅まで掃除させられてんの?」
一瞬はびっくりした伊吹が
「そんだけやってんなら信用できそうだな。ほい、風呂用のハイター。泡が出るやつでいいんだろ?」
風呂場から持ってきた底にピンクのぬめりカビと茶色い汚れがこびりついた風呂用ハイターを突き出した。
太郎の言葉に全員が驚いたあと
「お、おい太郎、なんの恨みがあって他人のウチにあるカーテンをお風呂用ハイターに浸そうとしてんだ?やべぇだろ。まさかお前、そっと復讐するタイプか?」
伊吹が突っ込んだけれど。
「ち、違いますよ!白いレースのカーテンは、ものにもよりますけどお風呂用の洗剤で真っ白になることがあるんです」
速攻で太郎は否定した。
「本当なの?」
でも秋穂に突っ込んで聞かれ
「まぁ…。モノにもよりますよ。もしかしたら…」
なんて口籠る。
「ほうほう、なるほど。もしかしたらカーテンがダメになる可能性もある?」
「…否めません…」
「…太郎よ、それはなにか?親切という名の復讐か?」
チラリと薄い目をした伊吹に
「ち、違いますよ!そうなる可能性もあるってだけで、僕のウチだっておばぁちゃん家だって、父さんの愛人たちのカーテンを洗った時だって失敗したことは一度もありません!」
必死で太郎が抗議。
「…太郎…、お前、父ちゃんの愛人宅まで掃除させられてんの?」
一瞬はびっくりした伊吹が
「そんだけやってんなら信用できそうだな。ほい、風呂用のハイター。泡が出るやつでいいんだろ?」
風呂場から持ってきた底にピンクのぬめりカビと茶色い汚れがこびりついた風呂用ハイターを突き出した。
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