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第21話 ドキドキが止まらない
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キスもできそうなくらいの至近距離で「今日あったことはぜんぶ俺たちの秘密な」って…。
そんなこと、言う?
飛鷹さんはただの会社の上司で、つい数時間前までは話したこともなかった人。
くるりと向けられた背中が遠くなっていくのをいつまでも見つめている自分に驚く。
な…、なに見つめちゃってるの?私…。
どうしよう。
私、変だ。
ドキドキが止まらない。
気づいたらその場にへたり込んでいた。
いきなり変なことばかりが立て続けに起こったから?
とつぜん彼氏と連絡が取れなくなったと思っていたら、それは“例の事件”というホストが次々と行方不明になっている出来事に関係しているかもしれなくて…。
50万円というお金に釣られて拓人の行方不明届を出してしまったり、いままで話したこともなかった上司2人がその事件を調べていることを知ったり、さらにはいっしょに住むことになったり。
想像もしなかったような非現実的なことがバタバタと置きすぎたから?
だからドキドキしてるだけ…。
そ、そうだよね?
きっと、そう。
呼吸が苦しくて、全身が耳まで熱い…。
プルプルっと軽く首を振ってゆっくりと立ち上がった沙那は
「…え?飛鷹さんとそういう関係…?」
突然そんな声が聞こえてきて心臓が止まりそうになった。
そんなこと、言う?
飛鷹さんはただの会社の上司で、つい数時間前までは話したこともなかった人。
くるりと向けられた背中が遠くなっていくのをいつまでも見つめている自分に驚く。
な…、なに見つめちゃってるの?私…。
どうしよう。
私、変だ。
ドキドキが止まらない。
気づいたらその場にへたり込んでいた。
いきなり変なことばかりが立て続けに起こったから?
とつぜん彼氏と連絡が取れなくなったと思っていたら、それは“例の事件”というホストが次々と行方不明になっている出来事に関係しているかもしれなくて…。
50万円というお金に釣られて拓人の行方不明届を出してしまったり、いままで話したこともなかった上司2人がその事件を調べていることを知ったり、さらにはいっしょに住むことになったり。
想像もしなかったような非現実的なことがバタバタと置きすぎたから?
だからドキドキしてるだけ…。
そ、そうだよね?
きっと、そう。
呼吸が苦しくて、全身が耳まで熱い…。
プルプルっと軽く首を振ってゆっくりと立ち上がった沙那は
「…え?飛鷹さんとそういう関係…?」
突然そんな声が聞こえてきて心臓が止まりそうになった。
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