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第204話 浴室でいちゃらぶ
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「…え?でも服を着たままシャワーなんて浴びたら、びしょびしょになっちゃいません?」
一瞬は戸惑った沙那だったけれど
「…そういうのも楽しいかもしれませんね」
にんまり笑って飛鷹のあとに続く。
そして先にシャワーを手に取ってびしゃあっと飛鷹にぶっかけた。
なにが起こったのかわからず固まってしまった飛鷹は目をパチパチ。
髪の毛も張りついて濡れた子犬みたい。
ぷるぷるっと頭を振って水気を飛ばした飛鷹は沙那の背後にまわってホールド。
スッとシャワーを取り上げて沙那の頭から浴びせかけた。
「ちょ…、ひ、酷い…!」
笑いながら騒ぐ沙那に
「よくそんなことが言えるな。自分からやっておいて。まさに水もしたたるいい女」
面白そうに嗤いながらそっとキスをしてやさしく抱きしめる。
飛鷹の手から滑り落ちたシャワーが2人に向かって放水し続けながら浴室を曇らせて、触れているあたたかい唇から飛鷹の舌が捩じ込まれて絡まって…。
はじめてのことが増えていく。
幸せって、こんな感じかな?
手足の先まで癒されていくような心地いい感覚。
カラダの奥があたたかいモノで満たされていくような不思議な感じ。
これが幸せの感覚なんだとしたら、私はいままで知らなかったかもしれない。
いい感じでいちゃらぶしていたとき。
ガタっと大きな音が聞こえて戸惑う。
「…いま、すごい音しませんでした?」
突然の物音にビクっとなって不安そうな表情をした沙那に
「した」
警戒した表情で飛鷹はすぐにシャワーを止め、浴室のドアに手をかけた。
一瞬は戸惑った沙那だったけれど
「…そういうのも楽しいかもしれませんね」
にんまり笑って飛鷹のあとに続く。
そして先にシャワーを手に取ってびしゃあっと飛鷹にぶっかけた。
なにが起こったのかわからず固まってしまった飛鷹は目をパチパチ。
髪の毛も張りついて濡れた子犬みたい。
ぷるぷるっと頭を振って水気を飛ばした飛鷹は沙那の背後にまわってホールド。
スッとシャワーを取り上げて沙那の頭から浴びせかけた。
「ちょ…、ひ、酷い…!」
笑いながら騒ぐ沙那に
「よくそんなことが言えるな。自分からやっておいて。まさに水もしたたるいい女」
面白そうに嗤いながらそっとキスをしてやさしく抱きしめる。
飛鷹の手から滑り落ちたシャワーが2人に向かって放水し続けながら浴室を曇らせて、触れているあたたかい唇から飛鷹の舌が捩じ込まれて絡まって…。
はじめてのことが増えていく。
幸せって、こんな感じかな?
手足の先まで癒されていくような心地いい感覚。
カラダの奥があたたかいモノで満たされていくような不思議な感じ。
これが幸せの感覚なんだとしたら、私はいままで知らなかったかもしれない。
いい感じでいちゃらぶしていたとき。
ガタっと大きな音が聞こえて戸惑う。
「…いま、すごい音しませんでした?」
突然の物音にビクっとなって不安そうな表情をした沙那に
「した」
警戒した表情で飛鷹はすぐにシャワーを止め、浴室のドアに手をかけた。
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