オレのカワイイ陽キャ腹黒王子さま

竹柏凪紗

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第11話 推し活てきな

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うわぁ~…、きたきたきた…。

さらに、
「恥ずかしいから、絶対に誰にも言わないでね」
定番の口止めまで!

だから思わず
「あ、あの…。誰にも言わないけど、協力はできないかな?実は俺も笹山くんのことが好きなんだ」
そう言ってしまった。

あわわわ…!

こんないつもぼっちの俺が陽翔くんを好きだなんて、おこがましいって笑われるかな?
しかも俺、男だし。

協力できないなんて言ったら、それこそ罵詈雑言の嵐。
まぁそれはいいとしても、陽翔くん本人に言われちゃうとかいう感じになったらちょっと困るかも?

そう思っていたのに
「ウソ、嬉しい!じゃあもう、仲間みたいな感じだよね?」
加奈は嬉しそうに玲人の手を握って喜んだ。

…へ?

「なんで?」

「だって宇佐美くんは裏表ない感じじゃん?登校のときも笹山くんに憧れて友だちになりたいって声かけたって言ってたし、いまだって私が協力してってお願いしたら無理って言ったし。そういう人と押し活仲間みたいになれたら楽しいなって。いま、そう思った」

加奈はそう言うと、
「宇佐美くんが嫌じゃなかったら、推し活仲間てきな感じで仲良くして?私、取り巻き女子たち、ちょっと苦手で…」
苦笑い。

推し活かぁ…。

「どうせ私たちにとって笹山くんは推しぐらい遠い存在。アイドルてきな感じで情報交換とかできたら楽しくない?」

まぁ、そうだよね。
確かに陽翔くんは、同じ高校のクライスメイトなのにアイドルぐらい遠い存在。

「そういうのも楽しいかもね」

玲人が微笑むと、
「じゃあ決まり!私、吉本加奈よしもとかなね。加奈って呼んで。宇佐美くんのことは何で呼べばいい?」
加奈が人懐っこく笑い返す。

「俺、宇佐美玲人だから、玲人で」

いままでしゃべったことなかったけど、加奈ちゃん、いい子そうでよかった。
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