オレのカワイイ陽キャ腹黒王子さま

竹柏凪紗

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第17話 普通じゃん…

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ゲテモノ食とか知らない国の料理を提供するお店とかに連れて行かれるのだろうか…。

でもそんなお店が駅に直結したモール内にあったかな?なんて思いつつ歩いていたら、立ち止まった陽翔くんの背中にぶつかった。

「…ん?ここ?」

頷いた陽翔くんはガチガチに固まっていたけれど、
「…なんだ…、ただのカフェじゃん…。しかもスイーツがおいしいって有名なとこ」
想像してた感じじゃなく、普通すぎて逆にびっくりした。

なのに陽翔くんは
「引いたよな…?ドン引きしたよな…」
肩を落とし、
「だから嫌なんだよ…」
なんだか凹んでいる様子。

う~ん…、俺のほうがわけわんないよ!

「スイーツ店なんて、おかしくもないしドン引きもしないし…。逆にどうして笹山くんはそんな青ざめた感じで固まってるの?ここ、おいしそうだし1回来て来てみたかったんだよね」

玲人が驚いたあとに嬉しそうに笑うのを見て、
「そうなのか…。だったらよかった」
ヘナヘナとその場に座り込みになる陽翔。

イケメンが台無しになるぐらい気の抜けた顔をしている。
この人は普段、どれだけ自分のことを我慢しているんだろう?

なんだか心配になっちゃうよ。
せめて俺と2人のときぐらいは息抜きしてほしいな。

「お店、入ろう!」
玲人は笑顔で陽翔の腕を掴んで引っ張った。
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