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第19話 おいしいね
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しばらくメニュー表とにらめっこしている陽翔を眺めながら、声をかけようかどうしようか迷ってしまう。
だって、声をかけるってことは名前を呼ぶんだよ?
さっきまで“笹山くん”と呼んでいて、心の中では“陽翔くん”と呼んでいた人を呼び捨てで呼ぶ。
嬉しいけれど、なかなかに緊張するし、ハードルが高い。
でも、
「これが食べたいけど…」
「う~ん、やっぱりこれが食べたい…」
メニュー表の同じ個所を穴が開くほど見つめている陽翔に我慢できず声をかけた。
「は、は、陽翔…!」
おおおっ、呼べたぁ~!
陽翔が顔を上げて
「ん?」
反応してくれて嬉しすぎるっ。
いやいや、そうじゃなくて!
「陽翔…が気に入ったのを頼めばいいじゃん」
言ってはみたけれど、陽翔はまた顔面蒼白モードへと突入。
これだと夜中になっても注文できないよ!
「陽翔が食べたいの、教えて。俺が注文するから。そうすれば、まわりから陽翔が頼んだと思われないでしょ?」
「玲人…、お前って親切なヤツだな」
う~ん。
こんなことで親切だと言われるのは気が引けるけど、運ばれてきた大きなパフェに目を輝かせる陽翔を見たら、そんなことどうでもよくなっちゃった。
恥ずかしくて手がつけられない陽翔くんに新しいスプーンでパフェを掬って口に入れてあげたら
「おいしいね」
って嬉しそうに笑ったけど、こっちのほうが恥ずかしくない?!
だって、声をかけるってことは名前を呼ぶんだよ?
さっきまで“笹山くん”と呼んでいて、心の中では“陽翔くん”と呼んでいた人を呼び捨てで呼ぶ。
嬉しいけれど、なかなかに緊張するし、ハードルが高い。
でも、
「これが食べたいけど…」
「う~ん、やっぱりこれが食べたい…」
メニュー表の同じ個所を穴が開くほど見つめている陽翔に我慢できず声をかけた。
「は、は、陽翔…!」
おおおっ、呼べたぁ~!
陽翔が顔を上げて
「ん?」
反応してくれて嬉しすぎるっ。
いやいや、そうじゃなくて!
「陽翔…が気に入ったのを頼めばいいじゃん」
言ってはみたけれど、陽翔はまた顔面蒼白モードへと突入。
これだと夜中になっても注文できないよ!
「陽翔が食べたいの、教えて。俺が注文するから。そうすれば、まわりから陽翔が頼んだと思われないでしょ?」
「玲人…、お前って親切なヤツだな」
う~ん。
こんなことで親切だと言われるのは気が引けるけど、運ばれてきた大きなパフェに目を輝かせる陽翔を見たら、そんなことどうでもよくなっちゃった。
恥ずかしくて手がつけられない陽翔くんに新しいスプーンでパフェを掬って口に入れてあげたら
「おいしいね」
って嬉しそうに笑ったけど、こっちのほうが恥ずかしくない?!
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