73 / 152
第73話 我慢できなかった
しおりを挟む
するりと離れていった玲人のぬくもりや感触がまだ抱きしめていた部分に残っている。
なんで…?
疑問しかわいてこない。
自分のことはズバズバと積極的なのに、人が絡むと他人のことや気持ちを優先して控えめになる玲人。
玲人は中学のときに陽翔のことが好きだったナオと被る。
そんな玲人のことを俺はうまくコントロールしていたはず。
好きだという気持ちもたくさん伝えた。
褒めることもやさしい言葉もいっぱいかけたのに、どうして?
納得がいかず全身に力が入らないといった翡翠のすぐ近くで
「陽翔、ごめんね。俺、ずっと仲直りしたかったのに勇気が出なくて…」
玲人が陽翔を見上げて可愛い表情でそんなことを言っている。
…いや、でも大丈夫。
たとえ玲人が素直になったとしても陽翔は違う。
陽翔は中学のときにみんなからナオとのことを噂されてハブられて、それが嫌で地元からかなり離れているこの高校へ逃げるようにやってきたんだから。
男同士なんて、受けれるはずないよね?
受け入れて玲人と堂々と仲良くするとか無理でしょ。
そう、絶対にあるわけ…。
まだまだ余裕で構えていた翡翠の耳に
「ごめん玲人。俺もずっと仲直りしたくて…。我慢できなかった」
びっくりするような言葉が飛び込んできて焦る。
…は?
なんで…?
なんで…?
疑問しかわいてこない。
自分のことはズバズバと積極的なのに、人が絡むと他人のことや気持ちを優先して控えめになる玲人。
玲人は中学のときに陽翔のことが好きだったナオと被る。
そんな玲人のことを俺はうまくコントロールしていたはず。
好きだという気持ちもたくさん伝えた。
褒めることもやさしい言葉もいっぱいかけたのに、どうして?
納得がいかず全身に力が入らないといった翡翠のすぐ近くで
「陽翔、ごめんね。俺、ずっと仲直りしたかったのに勇気が出なくて…」
玲人が陽翔を見上げて可愛い表情でそんなことを言っている。
…いや、でも大丈夫。
たとえ玲人が素直になったとしても陽翔は違う。
陽翔は中学のときにみんなからナオとのことを噂されてハブられて、それが嫌で地元からかなり離れているこの高校へ逃げるようにやってきたんだから。
男同士なんて、受けれるはずないよね?
受け入れて玲人と堂々と仲良くするとか無理でしょ。
そう、絶対にあるわけ…。
まだまだ余裕で構えていた翡翠の耳に
「ごめん玲人。俺もずっと仲直りしたくて…。我慢できなかった」
びっくりするような言葉が飛び込んできて焦る。
…は?
なんで…?
8
あなたにおすすめの小説
【完結済】俺のモノだと言わない彼氏
竹柏凪紗
BL
「俺と付き合ってみねぇ?…まぁ、俺、彼氏いるけど」彼女に罵倒されフラれるのを寮部屋が隣のイケメン&遊び人・水島大和に目撃されてしまう。それだけでもショックなのに壁ドン状態で付き合ってみないかと迫られてしまった東山和馬。「ははは。いいねぇ。お前と付き合ったら、教室中の女子に刺されそう」と軽く受け流した。…つもりだったのに、翌日からグイグイと迫られるうえ束縛まではじまってしまい──?!
■青春BLに限定した「第1回青春×BL小説カップ」最終21位まで残ることができ感謝しかありません。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
たとえば、俺が幸せになってもいいのなら
夜月るな
BL
全てを1人で抱え込む高校生の少年が、誰かに頼り甘えることを覚えていくまでの物語―――
父を目の前で亡くし、母に突き放され、たった一人寄り添ってくれた兄もいなくなっていまった。
弟を守り、罪悪感も自責の念もたった1人で抱える新谷 律の心が、少しずつほぐれていく。
助けてほしいと言葉にする権利すらないと笑う少年が、救われるまでのお話。
愛だの恋だの馬鹿馬鹿しい!
蘇鉄
BL
「俺は誰とも関わりたくないんだけどなあ、おかしいなあ?」
『回答。ユーザー様の行動が微妙に裏目に出ています。シミュレーション通りにならず当システムは困惑しております( ゚Д゚)』
平和な学生生活を手に入れるために生活サポートAIシュレディンガーと共に色々と先回りして行動していたらいつの間にか風紀委員やら生徒会やらに追い回される羽目になっていた物部戯藍。
街を牛耳る二大不良チームも加わる中、執着される理由がわからず困惑しつつも彼は平穏な生活の為に逃げ回る。
彼は愛も恋も信じない。それはとても不確かなものだから。バカバカしいまやかしだと決めつけて。
※ 不定期更新です
両片思いの幼馴染
kouta
BL
密かに恋をしていた幼馴染から自分が嫌われていることを知って距離を取ろうとする受けと受けの突然の変化に気づいて苛々が止まらない攻めの両片思いから始まる物語。
くっついた後も色々とすれ違いながら最終的にはいつもイチャイチャしています。
めちゃくちゃハッピーエンドです。
眠りに落ちると、俺にキスをする男がいる
綿毛ぽぽ
BL
就寝後、毎日のように自分にキスをする男がいる事に気付いた男。容疑者は同室の相手である三人。誰が犯人なのか。平凡な男は悩むのだった。
総受けです。
定時後、指先が覚えている
こさ
BL
職場で長く反目し合ってきた二人。
それでも定時後の時間だけは、少しずつ重なっていく。
触れるはずのなかった指先。
逸らさなかった視線。
何も始まっていないのに、
もう偶然とは呼べなくなった距離。
静かなオフィスでゆっくりと近づいていく、
等身大の社会人BL。
今日もBL営業カフェで働いています!?
卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とスタッフ達とBL営業をして腐女子や腐男子たまに普通のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ
※ 不定期更新です。
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。自称博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「絶対に僕の方が美形なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ!」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談?本気?二人の結末は?
美形病みホス×平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
※現在、続編連載再開に向けて、超大幅加筆修正中です。読んでくださっていた皆様にはご迷惑をおかけします。追加シーンがたくさんあるので、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる