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第88話 陽翔は俺のモノ
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ナオと陽翔から逃げるようにしてさっき出てきたはずの自宅へと飛び込んだ玲人は
「あら、どうしたの?」
仕事に出勤しようとしていた母親とぶつかりそうになって戸惑う。
「あ、そうそう。お父さんの帰り、また延びたみたいよ」
不満そうに言うと母ミツエは
「海外で浮気していないか心配だわ。あの人、モテるから」
イライラ。
「パパったらやさしいから、近寄ってくる女性たちにハッキリとした態度で断れないっていうのがねぇ…。あぁ、もう本当にイライラするわ!」
ひとりぶちキレながら
「じゃあ行ってくるわね~」
慌ただしく玄関の外へと出て行った。
…近寄ってくる女性にハッキリとした態度がとれないって…。
そんなの、やさしさじゃないよ!
父親ミツルと陽翔の態度が重なってイライラする。
玲人の頭に浮かぶのはナオの顔ばかり。
スッと陽翔の腕に手を絡め、後ろを歩く玲人のほうへと振り返ってニヤつきながら舌を出す。
そんなナオの姿。
まるで、陽翔は俺のモノだとでも言うかのように。
ナオが同じ学校?
今日から毎日いっしょに陽翔と通うとか…。
無理。
せっかく仲直りできそうだったのに、最悪だよ…。
玲人が玄関のドアに背中をつけてもたれたまま蹲ったとき、インターホンが鳴って
『玲人、学校、行こう』
僅差で翡翠からメッセージが届いた。
「あら、どうしたの?」
仕事に出勤しようとしていた母親とぶつかりそうになって戸惑う。
「あ、そうそう。お父さんの帰り、また延びたみたいよ」
不満そうに言うと母ミツエは
「海外で浮気していないか心配だわ。あの人、モテるから」
イライラ。
「パパったらやさしいから、近寄ってくる女性たちにハッキリとした態度で断れないっていうのがねぇ…。あぁ、もう本当にイライラするわ!」
ひとりぶちキレながら
「じゃあ行ってくるわね~」
慌ただしく玄関の外へと出て行った。
…近寄ってくる女性にハッキリとした態度がとれないって…。
そんなの、やさしさじゃないよ!
父親ミツルと陽翔の態度が重なってイライラする。
玲人の頭に浮かぶのはナオの顔ばかり。
スッと陽翔の腕に手を絡め、後ろを歩く玲人のほうへと振り返ってニヤつきながら舌を出す。
そんなナオの姿。
まるで、陽翔は俺のモノだとでも言うかのように。
ナオが同じ学校?
今日から毎日いっしょに陽翔と通うとか…。
無理。
せっかく仲直りできそうだったのに、最悪だよ…。
玲人が玄関のドアに背中をつけてもたれたまま蹲ったとき、インターホンが鳴って
『玲人、学校、行こう』
僅差で翡翠からメッセージが届いた。
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